MINIPOCHI’s diary

僕は50代後半、妻は50代半ば、東京在住です。子供二人、犬一匹(16歳のトイプードル、ポチ)、20年11ヶ月、246,432Km乗り続けてきたR53 BMWミニ JCWは本当に楽しい車でした。現在は2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。ドライブ、株式投資、ペット、オーディオ、音楽、時計等、雑記ブログです。

世界初の腕時計の自動巻トゥールビヨン オーデマピゲ 25643BA

 「世界初」には色々な定義があると思いますが、一般的には、1986年発表のオーデマピゲ REF.25643BAが、世界で初めて、製品化に成功した自動巻の腕時計トゥールビヨンと言えるのではないでしょうか。「25643BA」で画像検索すると、色々出てきます。

 このモデルは以前は時々見かけましたが、最近は見かけなくなりました。僕が最後に見たのもずいぶん昔です。

 このモデルは色々なバージョンがあります。一般的なのは18金YGケース、金文字盤、革ベルト、のタイプです。ケース幅は約28,5mm、ケース厚さは約4,8mmです。

 超薄型の自動巻トゥールビヨンで、現在でもこの薄さは世界最薄かもしれません。この時計は裏蓋がそのままムーブメントの地板になっています。

 6時位置の小窓から自動巻のローターの動きを楽しむことが出来ますが、このローターは少ししか動かないので巻き上げ効率が悪いです。ハーフローターよりは確実に動かないので、クォーターローターくらいでしょうか。そんな用語があるのかどうかわかりませんが。

 11時位置の窓から、トゥールビヨン脱進機の動きを楽しむことが出来ますが、巻き上げ効率が悪く、手巻き機構も付いていませんので、なかなか動き出さないことがあります。個体差もあるかもしれません。

 ゼンマイの巻き上げは、あまりカタカタ振ると、繊細な機構にダメージを与えてしまうかもしれないので、時計が動き出すまで、丁寧にゆっくり、ローターを動かし続けるしかありません。いつまでたっても動き出さない場合は、脱進機が動き出すように軽く衝撃を与えてやる必要がありますが、これも気を使う作業です。

 よく見ると、扱いにくさも含めて、地味な味わいのある時計でしょうか。