3月19日(日)に、妻とポチ(15歳 トイプードル オス)と一緒に、埼玉 奥武蔵(日高市 毛呂山町)の【日和田山(305m)】【高指山(332m)】【スカリ山(433m)】等を通る低山ハイキングコースを歩いてきました。
クルマは19年23万キロ乗り続けているR53 BMWミニクーパーS JCWです。今回の走行距離は約170キロです。
今回、歩くコースは【西武鉄道で行く ハイキングコース24選】から選びました。24選はレベル別に5段階になっています。二番目にやさしい「初心者レベル」の「滝とのどかな高麗の山里への道」を歩くことにしました。総歩行距離9.4km/標準歩行時間3時間25分となっています。
【西武鉄道で行く ハイキングコース24選】
「滝とのどかな高麗の山里への道」
コースマップは下記になります。
https://www.seiburailway.jp/railways/hiking/syoshinsya/hiwadasan_map.pdf
このコースは「武蔵横手駅」を出発して「高麗駅」が終点になっています。車を利用する場合、グーグルマップで見たところでは、武蔵横手駅周辺は駐車場があまりなさそうでしたので、「高麗駅」を出発して「武蔵横手駅」を終点にすることにしました。出発地点と終点を逆にする場合は、コースマップのコメントは少し注意して読む必要があります。
午前9時過ぎに自宅を出発して午前11時前に目的地の駐車場に到着しました。奥武蔵は一般道が長めなので距離の割に時間がかかる印象です。
尚、高麗駅あたりは、近くに彼岸花で有名な「巾着田」がありますので秋のハイシーズンは注意が必要です。大変な渋滞に巻き込まれる可能性があります。
僕たちは「加藤パーキング」という駐車場に駐めました。前金制で1日500円です。無人なので現金で500円を用意する必要があります。有人或いは自動精算機の駐車場もあるかもしれませんが、のどかな場所に行く場合は小銭を用意しておいた方が良いと思います。「加藤パーキング」のすぐ近くに舗装された駐車場がありますが、区画が狭めの感じがして「加藤パーキング」にしたのですが、こちらも意外と区画は狭めでした。
「加藤パーキング」から数分歩くと「高麗駅」です。画像では寂しい場所に見えるかもしれませんが、このあたりは割と多くのハイカーで賑わっています。
「日和田山」の登山口までは所々に道標がありますので、分かりやすいと思います。
「日和田山」登山口に駐車場がありますが、満車に近い状態でした。1日300円です。往復するコースの場合はここが一番便利だと思いますが、僕たちは「武蔵横手駅」から「高麗駅」まで電車を利用する予定なので駅前の駐車場にしました。
「日和田山駐車場」には登山家田部井淳子氏(1939~2016)の顕彰碑がありました。
田部井淳子氏は、1975年、世界で女性初のエベレスト登頂を果たした登山家ですが、「日和田山」によく登っていたそうです。「日和田山」が有難い山に思えてきました。
「女坂」を通って30~40分位で「金比羅神社」です。このあたりは眺めも良く、ある程度広く、ゴツゴツした岩場のような感じになっています。低山ですがもう少し標高の高い山のような雰囲気が味わえるかもしれません。ここで休憩している人たちがたくさんいました。僕たちもここで昼食をとりました。
「日和田山」山頂もちょっとした広場になっており、休憩に適していると思います。眺めも良いのですが市街地の眺めになります。奥深い山々の眺めは樹木に遮られて見ることが出来ません。
「日和田山」から20分ほど歩くと「高指山」です。
「高指山」は、必ずしも眺めが素晴らしいという感じではないかもしれませんが、広めの広場があるので休憩には適していると思います。廃墟がありますが、これはNTT無線中継所(閉鎖)です。アンテナは撤去され建物だけが残っています。一般的に廃墟は不気味さが漂っていますが、ここはNTTの施設であったことが、はっきりしていますので安心感があります。
「高指山」から歩いて10分ほどの「駒高」という場所は公衆トイレがあったり「ふじみや」というちょっとした休憩所があります。「ふじみや」は暑い時期や寒い時期の休憩には良いかもしれません。定休日についてはよく分かりません。
「駒高」付近のストリートビュー
「駒高」から15分ほど歩くと「物見山」です。
ここは眺めもありませんし、何もない山です。ちょっとした休憩スペースがあります。
「物見山」から30分位歩くと「北向地蔵」です。この区間は平坦で歩きやすく気持ちのよい道です。今回のハイキングコースは全体的に歩きやすくて楽しいのですが、特に歩きやすい区間です。ポチのような高齢犬でも歩きやすい道です。
「北向地蔵」は、お地蔵さまが祀られています。
コースマップでは「北向地蔵」あたりの様子が少し分かりづらいかもしれません。記載されてない道があるようです。重要ではない道は省略したということでしょうか。
また、プリントアウトしたコースマップでは白い道が分かりづらいかもしれません。「北向地蔵」あたりをよく見ると、等高線と見間違うような白で示された道がありますが、白い道は実際は舗装された広めの道路です。
「北向地蔵」あたりを見渡すと下記の道標のある舗装されていない道が見つかりますので、その道を歩きます。コースマップの通りに歩く場合は右側に進みますが、左側の近道でも良いのかもしれません。コースマップの「土山」はいつの間にか通り過ぎてしまうようなところなので、わざわざ経由する必要はないかもしれません。
尚、このハイキングコースの道は、ロープが張られていたり、立ち入り禁止のバリケードが置かれたりしている場合がありますが、よく見ると、車、オートバイ、自転車の侵入を防ぐためのもので、歩行者は通行可の場合が多いので、立ち入り禁止っぽい道の場合でも表示をよく見たほうがよいと思います。
「北向地蔵」付近のストリートビュー
僕たちは間違って舗装された道を右方向に歩いてしまったのですが、「スカリ山」という穴場的な山を見つけることができて良かったと思います。「スカリ山」はコースマップには掲載されていません。
「北向地蔵」から6分(500m)ほど舗装路を歩くと「スカリ山」へ至る細い道があります。細い道は分かりにくい道ですが、分かりやすい道標があります。
「スカリ山」へ至る細い道がある付近のストリートビュー
舗装路から細い道に入って15~20分位歩くと「スカリ山(435m)」です。途中「観音ヶ岳(427m)」にも寄りました。「観音ヶ岳」も、まあまあ良いのですが「スカリ山」は予想外に良かったです。「スカリ山」からの奥深い山々の眺めはなかなか良かったです。画像の右のほうの高い山は「武甲山」でしょうか。目の前に広がっている山々を全て歩いてみたいという気持ちになりました。「スカリ山」はマイナーな山のようですので、人は少ないです。
「スカリ山」の眺めを十分に楽しんで、引き返しました。僕たちは舗装路が正しいハイキングコースと勘違いしていたのですが、歩いて行くうち「ユガテ」の道標があり、何かおかしいということに気が付き「北向地蔵」まで戻り、正しいコースを歩きました。
「土山」付近は少し分かりづらいので道標をよく見るとよいと思います。
下記の道標がありました。
やがて「五常の滝」に着いたのですが、ここは有料(200円)でした。しかも2時半で閉まってしまうようです。今回「五常の滝」を見ることはできませんでしたが、滝らしい水の音はあまり聞こえてきませんでしたので、水量はさほど多くない滝と思われます。
「北向地蔵」から「五常の滝」までは標準コースタイムで50分(2km)となっていますが、急ぎ足で25分位でしょうか。
「五常の滝」から25分(2.1km)ほど歩くと「武蔵横手駅」です。
「武蔵横手駅」は、のどかな無人駅です。ざっと見たところでは駐車場は見当たりませんでしたので、やはり「高麗駅」からスタートしてよかったと思います。
今回は寄り道をしたり道に迷ったりしたので、6時間近いハイキングになりました。
ポチは高齢なので適度に歩かせて、あとは抱っこやリュック型ドッグキャリーバッグの中でした。