この前の日曜日は妻と鎌倉へ行ってきました。天気予報では日曜日はすっきりしない予報で、実際、日曜日は朝からはっきりしない天気でした。どこに行こうか色々考えていたのですが、雨も降り始めてきたので、ポチ(14歳 トイプードル オス 白)は今回は家にいてもらうことにして、妻と【鎌倉国宝館】へ行くことにしました。
午前10時半頃に出かけました。クルマは19年23万キロ乗り続けているR53 BMWミニ JCWです。今回の走行距離は約145キロです。
鎌倉に向かうクルマの中で、妻に昼ごはんを食べる店を探してもらいました。【燕カフェ】という店がよさそうだということになり、予約をとろうとして10時40分頃に電話をしてみたのですが、午前11時半オープンなので電話は繋がりませんでした。しばらくして【燕カフェ】から着信があったとの電話がありました。せっかく電話をもらったので予約をとることにしましたが、予約は11時半のみ受け付けているとのことでした。11時半だと間に合わないかもしれないので少し迷ったのですが、少し遅れるくらいなら大丈夫ということだったので、「少し遅れる11時半」で予約しました。
紫陽花の時期の鎌倉の駐車場はどこも満車で、大変だったのですが、今回は適度に空いていました。下記の駐車場に駐めました。「小町大路(こまちおおじ)」という通りは駐車場が多いので、だいたい何とかなります。日祝も12時間上限2000円位のところが多く、鎌倉の中心部にも比較的近いので便利です。
鎌倉に向かう途中の高速道路では、かなり雨が降ったりしていて、やはりポチは留守番でよかったと思ったのですが、やがて雨は止み鎌倉に到着したころには薄曇りで散策にはちょうどよい感じになっていました。
【燕カフェ】には午前11時45分頃に着きました。古民家カフェですが、外観は「味わい深い」とか「洒落た雰囲気」というよりも「単なる古い家」です。僕たちは予約をしていたので良かったのですが、既に満席で、1組並んでいました。店内も外観同様、普通の古い家といった雰囲気だと思います。僕たちは薬膳カレーセット(体に良さそうなお茶と杏仁豆腐付)を注文しました。料金は2,200円です。食事の量は少なめかもしれませんが杏仁豆腐の量は多めなので、全体としてはちょうどいい量だと思います。じわじわと体によさそうな感じの料理でした。次回は薬膳おでんセットを食べに来てもいいかなと思いました。少し不思議な感じの魅力がある店だと思いました。店を出るころには数組並んでいましたが、その人たちでランチは終了のようでした。今回は人気店で食事をすることができて良かったです。ここは隠れ家カフェだと思います。【燕カフェ】とは知らずに、たまたま横を通りかかっても、普通の古い家なので、ちょっと寄ってみようか、ということにはならないと思います。
tsubamecafe-kamakura.shopinfo.jp
食事のあと【北條高時腹切りやぐら】【妙本寺】【八雲神社】へ行きました。
次に【鎌倉紅谷】へ行きました。ここは午後3時閉店なので、いつも間に合わないのですが今日は午後2時半なので大丈夫だと思ったのですが「クルミッ子」は売り切れで今日も買うことが出来ませんでした。「クルミッ子」を買う予定の方は閉店時間にかかわらず早めに行ったほうがよいと思います。
次に【鎌倉国宝館】へ行きました。観覧料は700円です。240坪(約800㎡)ほどの施設ですので、それほど大きな施設というわけではありません。館内は充分なスペースの展示室が二つです。一つのスペースはガラス越しに絵画等の美術品が展示されていたり、仏像が安置されています。もう一つのスペースはガラスがなく、お堂のような雰囲気です。仏像が本来安置されている環境に近いと思いますので、仏像の鑑賞には理想的な展示室だと思います。
僕は仏像等に詳しいわけではないので、最初はどの仏像等も同じような感じに見えたのですが、よく鑑賞していくうちに違いが感じられるようになりました。
特に印象的だったのは【木造地蔵菩薩坐像(浄智寺蔵)】と【弁才天坐像(鶴岡八幡宮蔵)】です。
神様や仏様を表した像は、一般的な美術作品とは別のジャンルだと思いました。
一般的に優れた美術作品は、作者の想いが伝わってくるというか、作者と対話できるような作品が多いと思いますが、今回、特に印象的だった仏像は作者の気配が感じられず、仏様と向き合っているような感じがしました。作者の気配が感じられないのが優れた仏像なのか、或いは作者の個性や想いが感じられる優れた仏像もあるのか、そこのところはよくわかりません。
【木造地蔵菩薩坐像(浄智寺蔵)】は、いつまでも向き合っていられる感じでした。仏像の周りには、ひんやりと張りつめた空気が感じられるような気がしました。純粋な存在を目の前にして、心が洗われるような気がしました。
【弁才天坐像(鶴岡八幡宮蔵)】も、いつまでも向き合っていられる感じでした。こちらの像の周りには、柔らかな空気が、ゆったり流れているような気がしました。
【鎌倉国宝館】の次は【小町通り】を散策しました。ここは、おいしそうなものを売っている店がたくさんありますが、混み気味で、落ち着いて食べられる感じでもないので、結局ここでは何も買わず、【洋菓子舗 置石】でソフトクリームを食べました。ここは鳩サブレーで有名な豊島屋の店舗です。ソフトクリームを食べる場合、ここはゆったりしたスペースがあり、いつもそんなには混んでいないので落ち着いて味わうことが出来ます。値段は350円、ちょっと凝ったものが400円です。味は十分においしいです。2Fはカフェになっていますが、ここでソフトクリームだけを食べることは出来ないようです。
妻は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が好きで当時の歴史にも興味があるようで、今回は色々見ることが出来て楽しかったと言っていました。
自宅には午後6時半頃に到着しました。ポチは結構怒っているような感じがしました。ポチに留守番をしてもらう場合、行きは何でもないのですが帰って来ると吠えられます。
もう外は暗かったのですが、自宅近くを30分位、ポチと一緒に散歩をしました。ポチの怒りはすぐに収まったようです。ポチは適度に耳をなびかせながら気持ちよさそうにトコトコ歩いていました。