MINIPOCHI’s diary

僕は50代後半、妻は50代半ば、東京在住です。子供二人、犬一匹(16歳のトイプードル、ポチ)、20年11ヶ月、246,432Km乗り続けてきたR53 BMWミニ JCWは本当に楽しい車でした。現在は2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。ドライブ、株式投資、ペット、オーディオ、音楽、時計等、雑記ブログです。

エネファームtypeS(アイシン製)導入

 エネファームtypeS(アイシン製)を導入しました。

 約16年使用した給湯器の寿命が近いということで交換が必要になりました。

 今まで使っていた給湯器はいわゆる「当たり」だったのか、少額の修理は何度か行いましたがかなり長持ちしたようです。給湯器のロゴは東京ガスになっていますが、担当の人に尋ねてみたところ、パーパス製でした。

 今まで使っていた床暖対応の給湯器は40万円以上するので意外と高額です。かといって、床暖なしの安価なものに変更する場合、配管工事費が意外とかかる上にガス代が床暖対応プランではなくなってしまいます。

 給湯器を交換するにあたって、10年或いはうまくいって15年の寿命を想定してトータルのコストを考えてみました。結局のところ、床暖なしの給湯器に交換するのが一番安く済むのかもしれませんが、以前から少し興味があったエネファームが気になってきました。かなり高額なので迷っていたのですが、担当の人と、話しているうち、エアコンが格安で交換できるということで思い切って導入することにしました。約16年使用したリビングのエアコンは冬場、暖かくならないので交換を検討していたところでした。

 本来は去年の10月導入予定だったのですが、熱源機が半導体不足で納期が遅れるとのことで、エアコンだけ先に取り付けてもらいました。使っていた給湯器はいつ壊れてもおかしくない状態だったようですので熱源機が入荷するまで東京ガスライフバル所有の給湯器で対応してもらえることになりました。結局納期は2月まで伸びてしまいました。

 エネファームとは家庭用燃料電池コージェネレーションシステムのことです。

 都市ガスから水素を取り出し、その水素と空気中の酸素を反応させて、自宅で電気を作るシステムです。発電時に出る熱を利用してお湯も一緒につくるため、エネルギーを有効利用できるそうです。typeS(アイシン製)は最大発電出力700Wまで、それを超えた部分は電力を購入することになります。

 導入費用が高額ですので、多少光熱費が安くなっても、元は取れないのかもしれませんが、工夫しながらエネファームの特性を最大限に活かした光熱費の節約を試みるのも面白いと思います。

 エネファームはアイシン製、京セラ製、パナソニック製、の3種類です。アイシン製と京セラ製は燃料電池ユニットと熱源機の2台一組で、パナソニック製は一体型です。アイシン製は熱源機のメーカーを選べますが、うちはノーリツ製にしました。主な仕様は次のようになります。

・アイシン製は発電出力(50~700W)、騒音値(定格運転時)36dB(ラジエータファン停止時) 39dB(ラジエータファン動作時)、貯湯タンク容量 25L

・京セラ製は定格発電出力 (400W)、騒音値 38dB(通常発電中)、タンク容量 20L

パナソニック製は発電出力 200W~700W、騒音値 37dB(発電時)、貯湯タンク容量 130L、

 お湯をたくさん使う場合パナソニック製がいいそうですが、僕はパナソニック製のしくみが今ひとつピンとこなくて、アイシン製か京セラ製かで迷いました。結局発電出力の大きいアイシン製にしました。アイシン製は基本的に24時間連続運転です。京セラ製もおそらくそうだと思います。パナソニック製は24時間連続運転ではないかもしれません。

 熱源機は従来のものと基本的には同じものですので、お湯を使う時の騒音は従来品と同程度です。25リットルほどですが、発電時の熱で温めたお湯が供給されますので、熱源機単独よりは若干作動時間が短いかもしれません。燃料電池ユニットの騒音は、熱源機やエアコンの室外機よりはるかに静かです。24時間運転でも全く問題ないと思います。

 使用電力が700W以下の場合、すべて自宅で発電された電力で賄われるので、はるか遠くで発電された電力を使うよりもオーディオの音質が良くなるのではと思ったのですが、これはよくわかりません。少なくとも悪くはなっていないと思います。

 台所に設置しているタッチ式の多機能リモコンは見てさわって楽しい感じです。発電出力と購入電力が一目で分かります。スイッチを切った状態でもランプの色で自給率が分かるようになっています。「グリーン」は自給率100%の状態、「ブルー」は多少電力を購入している状態、「オレンジ」はかなり電力を購入している状態です。うちはIHなのでどうしても消費電力は多くなると思いますが、数日間の自給率は約60%でした。単純に考えて電気代が60%安くなって、その代わりガス代が高くなって差額がどうなるかといったところでしょうか。推測になりますが冬が一番自給率が低くなりその次が夏、春とか秋は自給率が比較的高くなるのでしょうか。エネファーム対応料金プランが近く適用になると思いますので、光熱費の推移を調べていきたいと思います。