MINIPOCHI’s diary

僕は50代後半、妻は50代半ば、東京在住です。子供二人、犬一匹(16歳のトイプードル、ポチ)、20年11ヶ月、246,432Km乗り続けてきたR53 BMWミニ JCWは本当に楽しい車でした。現在は2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。ドライブ、株式投資、ペット、オーディオ、音楽、時計等、雑記ブログです。

France Gall 1970年代のフランスギャル Par Plaisir他

 

Cinq minutes d'amour

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  • Parlophone (France)
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 フランスギャルのLPレコード「FRANCE GALL」(2M 046 13293)を持っています。1976年発売のようです。フランスギャル(1947-2018)はフランスのシンガーです。最も活躍していた時期は1964年頃~1968年頃迄でしょうか。一番有名な曲はセルジュゲンスブール作の「夢見るシャンソン人形」(1965年)や「涙のシャンソン日記」(1965年)あたりでしょうか。中尾ミエが歌っていた「夢見るシャンソン人形」が何となく記憶に残っています。おそらく発売から数年後に歌っていたのが記憶に残っているのだと思います。

 全盛期のフランスギャルのCD等は簡単に入手可能ですが「FRANCE GALL」(2M 046 13293)の音源は一般には、なかなか入手できない貴重なレコードと思っていたのですが、現在ではダウンロード可能なようです。CD化はされていないと思います。「AAC-LC 320kbps」という、あまり高音質ではないフォーマットのようですが、特に気にならないというか十分に高音質だと思います。LPレコードはそれなりに貴重だと思いますし、発売当時、聴くことが出来た正にその音なのですが、ダウンロードの音源でも十分に良い雰囲気の音質だと思います。

 全盛期の1960年代の音源はCD化されて入手が簡単で、また1980年代のCDも入手は簡単だと思いますが、谷間の1970年代はなぜかCD化されていないようです。権利関係が複雑とか、あまり売れてなかったからとかでしょうか。「FRANCE GALL」(2M 046 13293)は1970年代の、あまり売れてなかった時代のベストアルバムといったところでしょうか。いい曲がたくさん入っており、隠れた名盤だと思います。あまり売れていなかった時代かもしれませんが、才能が枯れてしまったような雰囲気とか、暗い雰囲気はなく、しゃれた感じで聴いていて気分が明るくなるような曲が多いです。英米の音楽とは一味違ったフランスらしさが漂っていると思います。ジャケットの写真も曲の雰囲気によく合っていると思います。ほとんどいい曲なのですが、特に「Par Plaisir」はスタンダードナンバーのような雰囲気です。でも「Par Plaisir」を動画検索にかけてみても、本人以外は出てきませんので、これも有名な曲ではないのだと思います。

 ちなみにフランスギャルが一番苦しかった時代は1968年のある時期から1969年頃まででしょうか。明るい曲でも重苦しいようなのがあります。1970年に入ると、シングルレコード「ZoZoi / Merry Merry O!」のような隠れた名盤を出しています。