シャッグス(The Shaggs)は、アメリカの女性3人組のロックバンドでウィキペディアによりますと活動期間は1968年~1975年、1999年~2017年、となっています。メインの活動期間は1968年~1975年になると思いますが、後に再結成されたのでしょうか。
オリジナルメンバーの3人は実の姉妹で、家庭は裕福だったようです。「娘たちを音楽で売り出せば世界的なスターになれる」という祖母からの予言を信じた父親によって、音楽とは無縁の3人の娘たちをメンバーにして強引にバンドを結成したようです。資産は潤沢だったのでレコードデビューまでしてしまったということのようです。3人のメンバーはあまり乗り気ではなかったようです。
1969年発売のファーストアルバム「Philosophy of the World」がそれなりに有名だと思います。ファーストアルバムのオリジナルアナログレコードはほとんど出回っていないためか、非常に高価なようです。僕は30年くらい前、中古レコード屋をよく回っていたのですが、シャッグス(The Shaggs)のレコードを、ある中古レコード屋で初めて見た時は「何だこれは。」と思いました。独特のジャケットの写真が印象的だったのですが、特別感のあるコーナーに飾られていました。10万円だったか20万円だったか、すごい金額で売られていました。しばらくして安い再発盤を見つけて買ってしまったのですが、ほとんど聴いていません。今だったらYouTubeがあるので、どんな音楽なのかすぐに確認することが出来ます。いい時代になったと思います。
フランクザッパ氏はこのグループを絶賛していたようです。
シャッグス(The Shaggs)の凄いところは、このような音楽でありながらも後にRCA VICTORからCDが発売されているようですし、再結成もされているようです。
「娘たちを音楽で売り出せば世界的なスターになれる」という祖母からの予言は、ある意味では的中したといえるかもしれません。
ポピュラーミュージックには様々な種類の音楽がありますが、シャッグス(The Shaggs)は唯一無二の存在として、これからも一部のファンに支持され続けていくのでしょうか。
シャッグス(The Shaggs)が有名になったのは運が良かった部分もあると思いますが、父親の固い信念によるところも大きいと思います。