MINIPOCHI’s diary

僕は50代後半、妻は50代半ば、東京在住です。子供二人、犬一匹(16歳のトイプードル、ポチ)、20年11ヶ月、246,432Km乗り続けてきたR53 BMWミニ JCWは本当に楽しい車でした。現在は2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。ドライブ、株式投資、ペット、オーディオ、音楽、時計等、雑記ブログです。

オノ・ヨーコの隠れた名曲や代表作【LET ME COUNT THE WAYS】【Don't Worry Kyoko】他

 僕は、オノ・ヨーコについてそれほど詳しい訳ではなく、また、曲の雰囲気が独特すぎてあまり僕の好みでなかったりするのですが、すばらしいと思える曲もあります。【LET ME COUNT THE WAYS】はそのうちの1曲です。隠れた名曲だと思います。この曲は1984年発売のジョンとヨーコのアルバム「ミルク・アンド・ハニー」に収められています。ヨーコのボーカルとピアノだけの、シンプルな曲ですが、とても美しいというか、きれいな曲だと思います。大切な人を想う純粋な心が感じられる曲だと思います。

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 同アルバムには【YOUR HANDS】という曲も収められています。この曲もよく聴くとなかなかいいと思います。特に詞がいいと思います。ヨーコがジョンへの想いを歌ったものだと思います。

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 ヨーコの代表作の一つには【Don't Worry Kyoko (Mummy's Only Looking for a Hand in the Snow) 邦題 「京子ちゃん心配しないで」】1969年 があります。

 「京子」は、ヨーコの前夫アンソニーコックス氏との子供で、当時ヨーコとアンソニー氏は京子の親権をめぐって争っていたそうです。この曲の歌詞は、京子がいない悲しみを言葉にしたものと言えるかもしれませんが、曲を聴いた印象では、悲しみを表現しているような感じではありません。この曲では言葉の内容はあまり重要ではなく、言葉の響きが重要で、ヨーコは既存の価値観をぶち壊すような音楽にチャレンジしていたのではないでしょうか。本当のところはヨーコ本人でなければ分からないことだと思いますが。

 ヨーコの芸術観は、岡本太郎(1911~1996)の芸術観と通じるものがあるかもしれないと思いました。岡本太郎は「芸術は心地よくあってはならない、なんだこれは、というものが本物なんだ、」という趣旨の、芸術に対する考え方をよく述べていました。

 この曲は、強烈すぎて初めて聴くと、びっくりしてしまいますが、よく聴くと、意外とかっこいい曲のような気がしてきます。ギターは、エリック・クラプトンです。この曲に参加したクラプトンもすごいと思います。

 この曲は色々なヴァージョンがありますが、スタジオ録音で一般的に入手できるのはヨーコのアルバム「FLY」1971年 に収録されているものになると思います。

 You Tubeで見つけたヴァージョンがすごく良い感じなのですが、入手は難しいのでしょうか。特に3:30秒位~5:10秒位にかけての盛り上がりがすごいと思います。

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 尚、下記のライブヴァージョンはスタジオ録音ヴァージョンとは少し趣の異なる作品に仕上がっていると思います。

 この作品では歌詞が重要な意味を持ち、ヨーコならではのユニークな表現方法で、京子に会えない悲しみを歌っているような気がします。スタジオ録音ヴァージョンでは聴く者を拒絶するかのようなボーカルですが、下記のライブヴァージョンでは、比較的スッと入ってくるボーカルになっていると思います。ブルースとか民謡とか、そういったジャンルの音楽と通じるものがあるような気がしました。

 ジョンとヨーコのアルバム「Live Peace In Toronto 1969」1969年 に収録されています。

 下記の動画は音が小さいのでボリュームを上げないとよく聞こえないと思います。

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 ジョンレノンとの共作では【イマジン】(1971年)【ハッピークリスマス】(1971年)が有名です。「イマジン」は2017年からジョンレノン/オノヨーコの共作となっているようです。

 「イマジン」は大変有名な曲ですし、「ハッピークリスマス」は現在ではクリスマスソングの定番になっていると思います。

 オノヨーコの作品やジョンレノンとの共作で特に印象的なのは「言葉の強さ」だと思います。時には優しく、時には強烈な印象が心に残ります。