MINIPOCHI’s diary

僕は50代後半、妻は50代半ば、東京在住です。子供二人、犬一匹(16歳のトイプードル、ポチ)、20年11ヶ月、246,432Km乗り続けてきたR53 BMWミニ JCWは本当に楽しい車でした。現在は2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。ドライブ、株式投資、ペット、オーディオ、音楽、時計等、雑記ブログです。

1986年頃からのパテックフィリップのクロノグラフムーブメント

 パテックフィリップのクロノグラフムーブメントで1986年頃からよく使われていたのがレマニアベースのCH27-70です。パテックフィリップ初の自社開発クロノグラフムーブメントは2005年のCH27-525のようですが、このムーブメントはごく少量しか生産されていないようです。一般的には2006年開発の自動巻クロノグラフムーブメントCH28-520、2009年開発の手巻クロノグラフムーブメントCH29-535、となるようです。

 レマニアベースCH27-70(手巻)の後継機種は、自社開発CH29-535(手巻)になると思います。

 CH27-70(手巻)とCH29-535(手巻)の主な違いは、・CH27-70(手巻)は、レマニアベース、18,000振動、秒針規制装置なし、・CH29-535(手巻)は、自社開発、28,800振動、秒針規制装置付、といったところでしょうか。ムーブメントの見た目は、・CH27-70(手巻)が大きなテンワがゆったり動いている感じ、・CH29-535(手巻)は小さめのテンワがスピーディに動いている感じ、といったところでしょうか。プッシュボタンの感触は、・CH27-70(手巻)は柔らかな感じ、CH29-535(手巻)もある程度柔らかな感触だったと思います。

 CH28-520(自動巻)とCH29-535(手巻)は、かなり性格の異なるムーブメントだと思います。・CH28-520(自動巻)はクロノ作動時に、ほとんど針飛びのない垂直クラッチ式、・CH29-535(手巻)は伝統的な水平クラッチ式です。

 CH28-520(自動巻)はクロノ秒針を常時作動可能な設計になっていますので、クロノ秒針を通常の秒針として使用することも可能です。一般的にはクロノグラフのクロノ秒針は、機械に負担がかかるので時間計測時以外は止めておくのがよいとされています。その代わりスモールセコンド(いわゆる永久秒針)が付いているものが多いです。

 CH28-520(自動巻)はクロノスタート時のクロノ針の針飛びはほとんどありませんが、プッシュボタンのタッチは、かたい感じです。