MINIPOCHI’s diary

僕は50代後半、妻は50代半ば、東京在住です。子供二人、犬一匹(16歳のトイプードル、ポチ)、20年11ヶ月、246,432Km乗り続けてきたR53 BMWミニ JCWは本当に楽しい車でした。現在は2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。ドライブ、株式投資、ペット、オーディオ、音楽、時計等、雑記ブログです。

R53 BMWミニクーパーSを乗り続けて20年

 僕はR53 BMWミニクーパーS(のちにJCWキット装着)に長年乗り続けていますが2022年11月下旬で20年になりました。走行距離は約23万キロです。

 エンジンは一度修理し、スーパーチャージャーは一回交換しましたが、現在でも調子よく走行することが出来ます。

 車幅1690mm、全長3655mmというサイズは普通車では最小クラスだと思います。車重は1,180Kg、排気量は1600ccです。ハンドルが重いせいか、小回りが利くという印象はあまり感じません。最小回転半径は5.1mです。燃費は10.15モードで11.6kmですが実燃費は高速中心で10km位、街乗りで6~7km位です。コンパクトカーとしては、かなり悪い数値だと思います。

20年23万キロ乗り続けている【R53 BMWミニクーパーS JCW】と、運転席からこちらを見ている15歳のトイプードルの【ポチ】。「ミニ」も「ポチ」も年の割には元気だと思います。

 

 R50系BMW MINIは秀逸なデザインで当時話題になったと思います。デザイナーはフランク・ステファンソンです。彼はR50系BMW MINIのデザインで有名になり、その後フィアット500やマクラーレンMP4-12Cなどを手掛けています。彼は往年の名車を現代風に解釈したデザインが得意なのではないでしょうか。

 気に入ったクルマを経済的に長く乗る場合は、良い修理店の存在が重要だと思います。正規ディーラーはクルマを購入して数年間はいいのですが、保証期間終了後は、修理代が高額になりがちです。また、あまり長く乗り続けていると、新車を勧められるようになります。正規ディーラーはクルマを売るのが仕事ですから、これは仕方のないことだと思います。

 僕は【AG−ORDINARY】というBMWミニ専門店に、修理や点検や車検を依頼しています。

 数年間の新車保証が終了してから色々アフターパーツを装着するようになったのですが【デジタルスピード】というECUチューニング(スーパーチャージャープーリーの小径化[19%]を含む)を、この店に依頼したのがきっかけで、それ以来ずっと利用しています。サーキット走行を趣味とする人の利用が多い印象ですが、一般の人でも大丈夫です。店の外観は雑然としていますが腕は確かな店だと思います。

埼玉県 上尾市 BMW MINI プロショップ AG Ordinary

goo.gl

www.digitalspeed.jp

 【デジタルスピード】ではJCW純正の210馬力を230馬力にするECUチューニングを行ないました。装着後オートバックスで馬力の測定をおこなった時は232馬力出ていましたので、大体スペック通りの馬力は出ていたようです。ただ20年23万キロも乗っていますので、現在では馬力はだいぶん落ちていると思います。ちなみに純正のJCWのカタログ値は210馬力/6950rpm(レブリミット7100rpm)、トルク245Nm/4500rpm仕様です。改めて見てみると意外に高回転型なのでしょうか。このエンジンはBMWダイムラー・クライスラーの50対50出資による合弁企業であるブラジルのトリテック社の製造によるものです。ペンタゴンエンジンと呼ばれているものでクライスラーネオン等にも搭載されていたそうです。仕様変更等に対応しやすい汎用エンジンとして開発されたものなのでしょうか。BMW MINI R53のエンジンは2003年インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞していますので、専用チューニングが施されているのでしょうか。シリンダーブロックは鋳鉄製、シリンダーヘッドはアルミ合金製、SOHC16バルブ構成です。BMWミニに使われているピストンはマーレーの鋳造品でコンロッドは割式だそうです。クランクシャフトは意外にいい形状をしているようです。

 アフターパーツの装着は「デジタルスピード」のチューニングの他、ARCのインタークーラー、サクラムのエキマニ、ビッグスロットル加工、オーリンズの車高調、ARUGOS(小倉クラッチ)の軽量フライホイールクラッチ等です。ARUGOS(小倉クラッチ)の前はOS技研の軽量フライホイールと強化クラッチを装着していました。強化クラッチは寿命が気になるところですが、意外にも10万キロも持ちました。オーリンズの車高調は10mmだけ車高を下げています。減衰力は20段階位調整できたと思います。10段目位に調整しています。

 乗り心地の改善のため4座ともテンピュールのカーコンフォーターを取り付けています。ヤナセとの共同開発商品ですので、販売はヤナセのディーラーのみだったと思います。僕はだいぶん前に一つ25,000円位で購入しました。ネットで探してみたところ現在でも販売しているようですが価格は33,000円に値上がりしているようです。

www.yanase.co.jp

 後席はリクライニング機構がありませんので、サポートクッションを腰の部分に置いて疲れにくい姿勢になるように調整しています。

 走行中の車両の状態のチェックや、不具合につながる小さな異変をいち早く把握するため、純正オプションの電圧計と油温計の他、BLITZ(ブリッツ)のR-VITを取り付けています。ブースト圧、水温、吸気温、スロットル開度、ダイアグエラーが表示されるようになっています。

 エアボックスはJCWの純正ですが、フィルターはK&Nの湿式を使っています。このエアボックスは4500回転で第二フラップが開くようになっており、低回転から高回転まで優れた特性が得られるように工夫されているそうです。マフラーもJCWの純正です。ノーマルの純正マフラーと比べて、JCWの純正マフラーは抜けが良く長時間運転していても疲れない音質です。

 

 このクルマは、飽きのこないクルマで、今でも週末にハンドルを握ると、楽しい気分になります。クルマを購入した時の、楽しくワクワクした気持ちが現在に至るまでずっと続いている感じです。また、20年間も同じクルマに乗り続けていると、思い出が詰まりすぎていて、今更手放す気にもなれないので、これからも大切に乗り続けていきたいと考えています。

 今ではBMW MINIは、たくさん見かけるようになりましたが、2002年3月2日発売開始で購入したのが2002年11月ですので当時はまだ珍しいクルマだったと思います。知らない人に声をかけられたり、いいクルマですね、と褒められることもありました。

 購入当時、娘は2歳、息子は4歳の小さな子供でした。伊豆、飛騨高山、安曇野、松島、尾瀬富士五湖永平寺、四国の実家、等々、家族と一緒に本当に色々な所へ行きました。

 ある寒い日に家族でドライブをしている時、「ミニも寒いかなあ。」という話になって、娘が「ミニは赤いコートを着ているから大丈夫だよ。」などと言っていたことが懐かしく思い出されます。

 家族4人とトイプードルのポチを連れての片道約700キロの帰省は、ミニでは少々狭苦しいと感じることもありましたが今となっては、いい思い出です。

 四国に帰省中に両親と一緒に屋島に行ったことがあるのですが、その時は夕日がとてもきれいでした。最近はコロナで田舎には帰省できていません。

 子供たちも大きくなり一緒にドライブすることは少なくなりましたが、今でも週末は妻とポチ(15歳 トイプードル オス 白)と一緒にドライブに出かけています。

 最近で特に印象深かったのは、ポチを連れての平ヶ岳への日帰りドライブというか登山で往復約560キロを走行したことです。真っ暗で野生動物がちらほらいて、携帯電話もつながらないような道も走行しました。今のところ、故障はほとんどないので、こういったことにも安心して挑戦することができます。