11年間位ほったらかしになっていた株式投資を2020年6月から再開しています。今月で3年ちょうどになります。
再開前は投資額約173万円に対して評価額約235万円になっていましたので約62万円の含み益になっていました。2020年6月は日経平均が22,500円前後でしたので再開する時期としてはよかったと思います。
*内容は下記になります。
- 各種指数、為替、金利の動向
- 運用状況と年換算利回り
- 僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
- 各種指数、為替、金利の動向の考察
- 5月の振り返りと今後の運用方針について
- 保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損下位5銘柄
*2023年5月末の指数、為替、金利
マーケットの変化をいち早く察知する試みの一つとして、色々な指数、為替、金利を、毎日チェックしています。
- 日経平均 30,887円(先月末から2,031円(7.04%)の上昇 )
- TOPIX 2,130ポイント(先月末から73ポイント(3.55%)の上昇)
- NYダウ 32,908ドル(先月末から1,190ドル(3.49%)の下落)
- ナスダック12,935ポイント(先月末から709ポイント(5.80%)の上昇)
- S&P500 4,179ポイント(先月末から10ポイント(0.24%)の上昇)
- ブラジルボベスパ 108,335ポイント(先月末から3,904ポイント(3.74%)の上昇)
- 香港ハンセン 18,234ポイント(先月末から1,660ポイント(8.34%)の下落)
- 中国企業指数 6,163ポイント(先月末から539ポイント(8.04%)の下落)
- インドSENSEX 62,622ポイント(先月末から1,510ポイント(2.47%)の上昇)
- ユーロストックス50 4,218ポイント(先月末から321ポイント(7.07%)の下落)
- WTI原油先物 68.09ドル(先月末から8.69ドル(11.32%)の下落)
- NYMEX金先物 1,982ドル(先月末から17ドル(0.85%)の下落)
- 米ドル/円為替相場 139.34円(先月末から3.06円の円安)
- ユーロ/米ドル 1.0687ドル(先月末から0.0328ドルのドル高)
- ブラジルレアル 27.52円(先月末から0.22円の円安)
- 人民元 19.59円(先月末から0.12円の円高)
- インドルピー 1.6851円(先月末から0.0178円の円安)
- ユーロ 148.93円(先月末から1.15円の円高)
- 日本国債10年 0.430%(先月末から0.045%の上昇)
- 米国国債10年 3.646%(先月末から0.226%の上昇)
- LME銅3ヶ月先物 8,089ドル(先月末から506ドル(5.59%)の下落)
- SOX指数 3,453ポイント(先月末から459ポイント(15.33%)の上昇)
- バルチック海運指数 977ポイント(先月末から599ポイント(38.01%)の下落)
*運用状況と年換算利回り
2023年5月末時点での運用状況は下記になります。証券口座は大和証券のみです。現物日本株56銘柄で、売却益と配当はすべて再投資です。
- 54,347,061円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
- 50,860,264円(評価額)
- 43,000,000円(投資金額)
- 44,293,027円(保有株取得額)
- 40,806,230円(保有株評価額)
- +11,347,061円(売却益+配当)
- -3,486,797円(含み益-含み損)
- +7,860,264円(売却益+配当+含み益-含み損)
- 10,054,034円(買付余力)
年換算利回りは下記になります。
- 32,945,966円(投資額-買付余力)に対する11,347,061円(売却益+配当)の2020年6月以降の年換算利回り11.48%(税引き後)
- 32,945,966円(投資額-買い付け余力)に対する7,860,264円(売却益+配当+含み益-含み損-2020年6月以前の含み益)の2020年6月以降の年換算利回り7.33%
*最近PBRについて「仮にその会社が解散した場合・・・」というのをよく耳にします。PBRとは関係ないのですが「仮に・・・」という考え方が気になりました。資産有用は連続しているものですが、仮にある時点でやめた場合の成績を考えてみることも意味があると思うので、仮に全株売却した場合のリターンと年換算利回りも検討することにしました。
- 43,000,000円(投資金額)に対する8,061,623円(仮に全株売却した場合の利益概算)のリターン 約18.75%(税引き後)
- 43,000,000円(投資金額)に対する8,061,623円(仮に全株売却した場合の利益概算)の2020年6月以降の年換算利回り 約6.25%(税引き後)
*僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
大和証券のダイワダイレクトでは保有株のパフォーマンスと株価指標との比較のグラフが示される分析ツールがあります。視覚的には分かりやすいのですが、正確な数値が示されているわけではないので目分量で約何%としています。再開して3年になるので3年間のパフォーマンスも検討することにしました。
- 保有株の3年間のパフォーマンス 約158.0%
- 日経平均 約140.0% TOPIX 約139.0%
- 保有株の1年間のパフォーマンス 約110.0%
- 日経平均 約112.0% TOPIX 約111.0%
- 保有株の6ヶ月間のパフォーマンス 約109.5%
- 日経平均 約111.3% TOPIX 約110.0%
- 保有株の3ヶ月間のパフォーマンス 約109.5%
- 日経平均 約110.5% TOPIX 約105.8%
保有株の、3か月間~1年間のパフォーマンスは日経平均やTOPIXを少し下回る程度にまで回復してきました。TOPIXの3か月間のパフォーマンスはあまりよくないようですので、僕のポートフォリオの方が少し上回っています。
保有株の3年間のパフォーマンスは日経平均やTOPIXをある程度上回っています。
*各種指数、為替、金利の動向の考察
2023年5月は、日経平均やTOPIXが先月から上昇しました。特に日経平均はかなり上昇しました。海外では、香港ハンセンと中国企業指数がかなり下落しました。ユーロストックス50 もかなり下落しました。NYダウは下落ですがナスダックはかなり上昇しました。WTI原油先物金価格が、かなり下落しました。日本国債10年と米国国債10年の金利は上昇しました。SOX指数が15%も上昇しました。バルチック海運指数は38%も下落しました。
2023年5月は各種指数が大きく変動している印象です。目先の景気悪化を見越して半導体関連株を中心に買いが入っているということでしょうか。世界景気に大きな影響がある中国関連の株価がさえないのは気になるところです。5月下旬にイーロン・マスク氏やジェイミー・ダイモン氏が中国を訪問していますが、これから何らかの動きがあるのでしょうか。
*5月の振り返りと今後の運用方針について
僕の日本株ポートフォリオの含み益-含み損はマイナス3,486,797円と、先月末から112万円ほど改善しました。株価指数が上昇すると含み損も少なくなるようです。
配当を含む利益確定分は先月末から税引き後で1,456,960円(配当127,581円、利益確定1,329,379円)増えて、11,347,061円(税引き後)になりました。今月はだいぶん増えました。これまで日本株のパフォーマンスは今一つで、僕の日本株ポートフォリオの含み損も大きく、耐え忍ぶような運用期間が比較的長かったと思います。コップから滴り落ちる水滴を少しずつ集めるような感じで利益を確定させ、じわりじわりと含み損に対する耐性を高めていくような投資戦略だったと思います。
5月末時点では4300万円の投資額に対して約1,134万円の利益を確定させ再投資している状況ですので、ある程度の含み損には耐えられるようになってきたと思います。また、日本株を取り巻く環境について先行きが明るい可能性があるかもしれないので、慎重さを失わないようにしながら新しい投資戦略を考えたほうがよいのかもしれないと思いました。
保有銘柄数は56銘柄です。先月から2銘柄減らしました。買付余力は10,054,034円です。5月30日の買付余力は600万円ほどだったのですが、5月31日に日経平均が440円ほど下落しましたので、急遽資金を避難させ買付余力を多くしました。6月6日時点での買付余力は780万円ほどです。日本株は、かなり上昇していますので、積極的に運用したいところですが、相場の下落時には速やかに現金化できるようにしておきたいと思います。
現在、見られるような日本株の上昇について、的確に予測していた専門家はほとんどいないと思います。株価が上昇するのは良いことですが急落が心配になってきます。ハワード・マークス氏のことを思い出しました。ぶれない投資を心掛けたいと思います。
今の株価上昇につながる動きについて考えてみました。考えてみれば国策として半導体産業を支援するなど、日本の半導体産業についてはポジティブなニュースが多くあったと思いますが市場の反応は限定的だったと思います。バフェット氏のTSMC全株売却は意外なニュースでしたが、今にして思えば半導体業界がこれまでとは大きく変わることの始まりだったのでしょうか。
エヌビディアの決算そして生成AIの可能性の大きさから半導体関連の株価が大きく上昇していますが、前触れのような動きがなかったかどうかよく考えてみたいと思います。
話は変わりますが、日経電子版で少し気になるニュースがありました。下記の記事は有料会員でなければ全文を読むことが出来ないかもしれません。
自動車業界の流れが大きく変わる可能性があるかもしれないので、この動きについては注視していきたいと思います。
EVについては、やはりバッテリーがネックだと思います。商用車での普及は大きく進むと思われますが、自家用車については、技術革新がなければ本格的な普及は難しいような気がしないでもありません。例えばスマートフォンは広く普及はしましたが、バッテリーについては、いまだに不便な思いをしながら毎日のように充電している人が多いと思います。スマートフォンの場合は充電の面倒さは許容範囲内ですが、車の場合は充電の面倒さを許容範囲内と考える人が増えるかどうかが普及のカギのひとつになると思います。
世の中は様々な技術が進化していますが、例えば「人間のようなロボット」や「バッテリー」等、ある壁を越えることが難しい分野があると思います。逆にいえば革新的な技術を開発した企業が現われれば株価が急騰するのだと思います。
*保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損上位5銘柄
- 評価金額上位5銘柄
- 東京エレクトロン 3,863,000円 評価損益率 -0.25%
- ファーストリテイリング 3,268,000円 評価損益率 -2.66%
- ソニーグループ 2,632,000円 評価損益率 -0.60%
- レーザーテック 2,165,000円 評価損益率 -3.07%
- アドバンテスト 1,791,000円 評価損益率 +2.17%
- 評価金額下位5銘柄
- 住友化学 249,600円 評価損益率 -12.94%
- 薬王堂HD 249,800円 評価損益率 -3.06%
- 三井不動産 266,250円 評価損益率 -6.61%
- 出光興産 270,800円 評価損益率 -22.92%
- 日本製鉄 271,550円 評価損益率 -14.71%
- 含み益上位5銘柄
- ルネサスエレクトロニクス +70,800円 評価金額 916,000円 評価損益率 +8.37%
- アドバンテスト +38,100円 評価金額 1,791,000円 評価損益率 +2.17%
- 信越化学 +35,600円 評価金額 1,718,800円 評価損益率 +2.11%
- キャノン +25,200円 評価金額 692,200円 評価損益率 +3.77%
- 本田技研 +25,000円 評価金額 801,000円 評価損益率 +3.22%
- 含み損下位5銘柄
- リクルート -632,635円 評価金額 858,000円 評価損益率 -42.44%
- ニデック -498,842円 評価金額 694,000円 評価損益率 -41.81%
- ウエストHD -390,850円 評価金額 283,700円 評価損益率 -57.94%
- 中外製薬 -211,318円 評価金額 375,500円 評価損益率 -36.01%
- 住友鉱山 -166,800円 評価金額 423,000円 評価損益率 -28.28%
2020年6月から日本株投資を再開して、しばらくは右肩上がりだったと思います。2022年5月頃から含み損が大きくなってきました。株価の下落についての認識が甘かったと思います。保有銘柄について4項目をランク付けしてみると、結構ひどい運用状況に思えるのですが、それなりに利益は出ています。こまめに利益を確定して含み益が大きくなり過ぎないようにしていますが、この投資戦略が正しいのかどうかは分かりません。これまでの株式市場のように、上がったり下がったりではなく、右肩上がりに株価が上昇する可能性があるかもしれないので、投資戦略も変更したほうがよいのかもしれません。