約11年間ほったらかしになっていた株式投資を2020年6月から再開しています。今月で4年4ヶ月になります。
再開前は投資額約173万円に対して評価額約235万円になっていましたので約62万円の含み益になっていました。2020年6月は日経平均が22,500円前後でしたので再開する時期としてはよかったと思います。
*内容は下記になります。
- 各種指数、為替、金利の動向
- 運用状況と年換算利回り
- 1年前と比較した利益の増減、そして日経平均やTOPIXとの比較
- 僕のポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
- 各種指数、為替、金利の動向の考察
- 9月の振り返り
- 保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損下位5銘柄、含み損評価損益率下位5銘柄
*2024年9月末の指数、為替、金利
マーケットの変化をいち早く察知する試みの一つとして、色々な指数、為替、金利を、毎日チェックしています。8月末と9月末の比較では次のようになっています。
- 日経平均 37,919円(先月末から728円(1.88%)の下落)
- TOPIX 2,645ポイント(先月末から67ポイント(2.47%)の下落)
- NYダウ 42,330ドル(先月末から767ドル(1.85%)の上昇)
- ナスダック18,189ポイント(先月末から476ポイント(2.69%)の上昇)
- S&P500 5,762ポイント(先月末から114ポイント(2.02%)の上昇)
- ブラジルボベスパ 131,816ポイント(先月末から4,188ポイント(3.08%)の下落)
- 香港ハンセン 21,133ポイント(先月末から3,144ポイント(17.48%)の上昇)
- 中国企業指数 7,509ポイント(先月末から1,178ポイント(18.61%)の上昇)
- インドSENSEX 84,299ポイント(先月末から1,934ポイント(2.35%)の上昇)
- ユーロストックス50 5,000ポイント(先月末から43ポイント(0.87%)の上昇)
- WTI原油先物 68.17ドル(先月末から5.38ドル(7.31%)の下落)
- NYMEX金先物 2,659ドル(先月末から132ドル(5.22%)の上昇)
- 米ドル 143.65円(先月末から2.53円の円高)
- ユーロ/米ドル 1.1134ドル(先月末から0.0087ドルのドル安)
- ブラジルレアル 26.35円(先月末から0.32円の円安)
- 人民元 20.46円(先月末から0.14円の円高)
- インドルピー 1.7138円(先月末から0.0275円の円高)
- ユーロ 159.56円(先月末から1.56円の円高)
- 日本国債10年 0.855%(先月末から0.035%の低下)
- 米国国債10年 3.781%(先月末から0.126%の低下)
- LME銅3ヶ月先物 9,829ドル(先月末から594ドル(6.43%)の上昇)
- SOX指数 5,173ポイント(先月末から15ポイント(0.29%)の上昇)
- バルチック海運指数 2,084ポイント(先月末から270ポイント(14.88%)の上昇)
*運用状況と年換算利回り
2024年9月末時点での運用状況は下記になります。証券口座は大和証券のみです。現物日本株85銘柄で、売却益と配当はすべて再投資です。
- 72,508,445円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
- 55,805,635円(評価額)
- 48,000,000円(投資金額)
- 67,209,720円(保有株取得額)
- 50,506,910円(保有株評価額)
- +24,508,445円(売却益+配当)
- +69,606円(含み益)
- -16,772,416円(含み損)
- -16,702,810円(含み益-含み損)
- +7,805,635円(売却益+配当+含み益-含み損)
- 5,298,725円(買付余力)
仮に全株売却した場合のリターンは下記になります。売却予定がなくても、全株売却した場合のパフォーマンスを定期的にチェックすることは含み損の管理に有効だと思います。還付しきれない税金が1,297,029円になりますが、3年間の繰り越しで十分に回収可能な金額と思われます。
- 48,000,000円(投資金額)に対する9,849,168円(仮に全株売却した場合の利益概算)のリターン 約20.52%(税引き後)
株式投資におけるリスク管理は、運用状況について様々な指標でチェックすることが必要だと思いますが、現在のところ下記の指標が一番重要だと考えています。
- 48,000,000円(投資金額)に対する9,229,168円(仮に全株売却した場合の2020年6月以降の利益概算)の2020年6月以降の年換算利回り 約4.44%(税引き後)
*1年前と比較した利益の増減、そして日経平均、TOPIXとの比較
僕のポートフォリオについて、1年前と比較した利益の増減が、どのようになっているのか、毎月チェックしています。また日経平均やTOPIXのパフォーマンスと比較しています。
当たり前のことかもしれませんが、日経平均やTOPIX等、株価指数が上昇基調の時は、乗り遅れないようにすることが大切だと思います。また、そこで得た利益は、下落基調の時に、耐え忍ぶための大切な蓄えになると思います。
株価指数の動きは、投資環境を判断する上で重要な意味を持っていると思います。
例えば日経平均が1年間で3万円から4万円に上昇した場合、利益を得やすい投資環境だったと言えると思います。また、1年間で4万円から4万円でほとんど変動がなかった場合は、大きな損失がない代わりに、大きな利益を得ることも難しい投資環境だったと言えるかもしれません。但し、1年前の株価と比較するだけでは不十分だと思います。例えば、1年間で4万円から4万円でほとんど変動がなかった場合でも、月によって大きく上昇したり、下落していた場合は、難しい投資環境ではあったものの、大きく利益を得ることが出来た可能性もあったということになると思います。
そこで、日経平均やTOPIXについて、1年前との比較、そして毎月末の株価のプラスの合計と、マイナスの合計についても検討することにしました。
日経平均について2023年9月末から2024年9月末までの動きは下記の通りです。
2023年9月末 31,857円 2024年9月末 37,919円 +19.0 %
毎月末株価のプラスの合計 10,873円 毎月末株価のマイナスの合計 4,811円
TOPIXについて2023年9月末から2024年9月末までの動きは下記の通りです。
2023年9月末 2,323pt 2024年9月末 2,645pt +13.9%
毎月末株価のプラスの合計 611pt 毎月末株価のマイナスの合計 289pt
僕のポートフォリオの利益の増減は下記の通りです。
2023年9月末 約+9,936,873円(売却益+配当+含み益-含み損)[税引後]
2024年9月末 約+9,849,168円(売却益+配当+含み益-含み損)[税引後]約0.88%の減少
*仮に全株売却した場合のパフォーマンスになります。
2023年9月末 約+12,421,091円(売却益+配当+含み益-含み損)[税引前]
2024年9月末 約+13,932,746円(売却益+配当+含み益-含み損)[税引前]約12.17%の増加
*日経平均やTOPIXと自分のポートフォリオのパフォーマンスを比較する場合、売却益、配当、含み益、含み損を税引前に揃えた指標も考慮した方が適切なような気がするので税引前の概算値も用いています。単純に税引き前の金額で計算していますので、還付しきれない税金については考慮していません。
2023年9月末 +15,152,047円(売却益+配当)[税引後]
2024年9月末 +24,508,445円(売却益+配当)[税引後] 61.75%の増加
1.投資額の平均値46,000,000円に対する、利益の年利回り(2023年9月末から2024年9月末まで)
約-0.19% 約-87,705円(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額[税引後]
約3.29% 約+1,511,655円(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額[税引前]
2.投資額の平均値46,000,000円に対する、利益の年利回り(2023年9月末から2024年9月末まで)
20.34% +9,356,398円(売却益+配当)の1年間の増加額[税引後]
約25.42% 約+11,695,498円(売却益+配当)の1年間の増加額[税引前]
3.保有株取得額の平均値55,072,100円に対する、利益の年利回り(2023年9月末から2024年9月末まで)
約-0.16% 約-87,705円(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額[税引後]
株式投資の効率を判断するには、利回りは重要な指標のひとつだと思います。また良好な成績を上げているかどうかについては、日本株投資の場合は日経平均やTOPIXと比較するとよいと思います。例えば日経平均が10%の上昇で、自分の成績が20%の上昇だった場合は、良好な成績と言えると思いますが、日経平均が30%の上昇で、自分の成績が20%の上昇だった場合は、さほど良好な成績ではないということになると思います。
僕は3つの利回りの指標を総合的に判断しています。「投資額」や「保有株取得額」については、毎月末の金額の平均値を用いています。
日経平均やTOPIXとの比較には、主に「3」の指標を用いることにしています。補助的に「1」の指標も考慮しています。「3」の指標は税引後なので、「3」の指標と比較する場合は日経平均は15.2%、TOPIXは11.1%と考えることにしました。
僕のポートフォリオの利回り約-0.16%は、日経平均の15.2%やTOPIXの11.1%に全く到達していません。
含み損を考慮しない「2」の指標だと、かなり良好な利回りとなっているので、含み損の大きさが、やはり問題だと思います。これについては、含み損を減らすことと、売却益や配当を増やすことの、両方の面からの検討が必要だと考えています。尚、この指標については、日経平均やTOPIXを10%ほど上回る数値を目標にしたいと思います。
2023年9月の含み損は約652万円、2024年9月の含み損は約1,670万円と桁違いに膨れ上がってしまっているのですが、仮に全株売却した場合の利益額で比較すると9万円弱のマイナス程度に収まっています。ボラティリティの高い状況ではやむを得ないと考えることもできるかもしれません。
一般的には含み損は損切りで対応ということになると思いますが、損切りしなければいけないような状況で、損切りして再投資しても、株価が上昇する可能性は低いような気がしています。
ある程度の買付余力を確保しながら、含み損に耐えるというのが、現在のところ、僕の含み損に対する考え方です。
買付余力の不足で、購入したい銘柄が購入できない状況になった時が、損切りを検討するタイミングかなと思ったりしていますが、そのような状況が近づいているような気もしています。
最近の日経平均やTOPIXは荒れている印象ですが、年間を通してみると、安定したパフォーマンスを示していると思います。日本株投資については「日経平均」や「TOPIX」の特徴を理解し、自分のポートフォリオの組み方や運用方法に生かしていくことが必要だと思いました。
よく言われていることではありますが、株価指数を長期的にアウトパフォームすることは、難しいことなのかもしれません。株価指数のインデックスファンドへの投資は、合理的な投資なのかもしれません。しかしながら、僕は趣味と実益を兼ねて株式投資をおこなっていますので、日経平均やTOPIXをアウトパフォームすることを目標に個別株投資で頑張りたいと思います。
*僕の日本株ポートフォリオと、日経平均、日経半導体株指数、日経平均高配当株50指数との銘柄の比較
日経平均、日経半導体株指数、日経平均高配当株50指数、と僕の日本株ポートフォリオの銘柄を比較することにしました。日経平均をアウトパフォームするための手掛かりのひとつにしたいと考えています。
日経平均については、赤で示した銘柄が僕も所有している銘柄、青で示している銘柄は僕が所有していて、日経平均採用銘柄ではない銘柄です。日経半導体株指数、日経平均高配当株50指数については僕も所有している銘柄について赤で示しました。
・日経平均(年間上昇率19.0%)
【医薬品】
協和キリン
武田薬品
アステラス
住友ファーマ
塩野義
中外薬
エーザイ
第一三共
大塚HD
サワイグループ
ネクセラファーマ
【電気機器】
ミネベア
日立
三菱電
富士電機
安川電
ソシオネクス
ニデック
オムロン
GSユアサ
NEC
富士通
ルネサス
エプソン
パナソニックHD
シャープ
ソニーG
TDK
アルプスアル
横河電
アドテスト
キーエンス
デンソー
レーザーテック
カシオ
ファナック
京セラ
太陽誘電
村田製
スクリン
キヤノン
リコー
東京エレクトロン
イビデン
ローム
浜松ホトニクス
三井ハイテック
【自動車】
日産自
いすゞ
トヨタ
日野自
三菱自
マツダ
ホンダ
スズキ
SUBARU
ヤマハ発
【精密機器】
テルモ
コニカミノルタ
ディスコ
ニコン
オリンパス
HOYA
シチズン
タムロン
【通信】
NTT
KDDI
ソフトバンク
NTTデータ
ソフトバンクグループ
【銀行】
しずおかFG
コンコルディア
あおぞら銀
三菱UFJ
りそなHD
三井住友トラ
三井住友FG
千葉銀
ふくおかFG
みずほFG
ゆうちょ銀行
【その他金融】
クレセゾン
オリックス
日本取引所
【証券】
大和証券
野村ホールディングス
【保険】
SOMPO
MS&AD
第一生命HD
東京海上
T&D
かんぽ生命
【水産】
ニッスイ
【食品】
日清粉G
明治HD
日ハム
サッポロHD
アサヒグループホールディングス
キリンHD
キッコマン
味の素
ニチレイ
JT
寿スピリッツ
【小売業】
Jフロント
ZOZO
三越伊勢丹
セブン&アイ
良品計画
高島屋
丸井G
イオン
ニトリHD
ファストリ
ワークマン
【サービス】
エムスリー
ディーエヌエー
ネクソン
野村総研
電通グループ
メルカリ
OLC
ラインヤフー
トレントレンドマイクロ
サイバー
楽天グループ
リクルート
日本郵政
任天堂
東宝
セコム
コナミG
インターネットイニシアティブ
さくらインターネット
ABEJA
ビジョナル
【鉱業】
INPEX
【繊維】
帝人
東レ
【パルプ・紙】
王子HD
【化学】
クラレ
旭化成
レゾナック
住友化
日産化
東ソー
トクヤマ
デンカ
信越化
三井化学
三菱ケミG
UBE
花王
富士フイルム
資生堂
日東電
【石油】
出光興産
ENEOS
【ゴム】
横浜ゴム
ブリヂストン
【窯業】
AGC
日電硝
太平洋セメント
東海カーボン
TOTO
日本碍子
【鉄鋼】
日本製鉄
神戸鋼
JFE
【非鉄・金属】
SUMCO
三井金
三菱マ
住友鉱
DOWA
古河電
住友電
フジクラ
大阪チタニウム
【商社】
双日
伊藤忠
丸紅
豊田通商
三井物
住友商
三菱商
岩谷産業
サンリオ
【建設】
コムシスHD
大成建
大林組
清水建
長谷工
鹿島建設
大和ハウス工業
積水ハウス
日揮HD
ウエストHD
住友林業
ライト工業
【機械】
日製鋼
オークマ
アマダ
SMC
コマツ
住友重
日立建機
クボタ
荏原
ダイキン
日精工
NTN
ジェイテクト
カナデビア
三菱重
IHI
ダイフク
【造船】
川崎重工業
【その他製造】
バンナムHD
TOPPAN
大日本印刷
ヤマハ
【不動産】
東急不HD
三井不動産
三菱地所
東京建物
住友不動産
【鉄道・バス】
東武鉄道
東急
小田急電鉄
京王電鉄
京成電鉄
JR東日本
JR西日本
JR東海
【陸運】
ヤマトHD
NIPPON EXPRESS
【海運】
日本郵船
商船三井
川崎汽船
【空運】
JAL
ANAHD
【倉庫】
三菱倉庫
【電力】
東電HD
中部電
関西電
【ガス】
東ガス
大ガス
・日経半導体株指数(年間上昇率17.2%)
【化学】
トクヤマ
信越化
東応化
住友ベ
日化薬
トリケミカル
ADEKA
太陽HD
デクセリ
【非鉄・金属】
SUMCO
【機械】
TOWA
ローツェ
【電気機器】
ソシオネクス
サンケン
ルネサス
アルバック
ソニーG
アドテスト
フェローテク
レーザーテック
ローム
スクリン
東京エレクトロン
【精密機器】
ディスコ
東京精密
HOYA
【商社】
東京エレクトロンデバイス
マクニカHD
加賀電子
・日経平均高配当株50指数(年間上昇率14.7%)
【鉱業】
INPEX
【建設】
大林組
長谷工
積水ハウス
【食品】
JT
【化学】
東ソー
デンカ
三井化学
三菱ケミG
UBE
【医薬品】
武田薬品工業
アステラス製薬
【石油】
出光興産
【ゴム】
ブリヂストン
【窯業】
AGC
日電硝
【鉄鋼】
日本製鉄
神戸鋼
JFE
【非鉄・金属】
三井金属鉱業
【機械】
アマダ
日立建機
日本精工
【電気機器】
セイコーエプソン
アルプスアルパイン
カシオ
キヤノン
【自動車】
日産自
いすゞ
ホンダ
【精密機器】
シチズン
【商社】
双日
住友商
三菱商
【小売業】
丸井G
【銀行】
三菱UFJ
三井住友トラ
三井住友FG
みずほFG
【証券】
大和証券
【保険】
SOMPO
MS&AD
東京海上
【陸運】
NIPPON EXPRESS
【海運】
日本郵船
商船三井
川崎汽船
【通信】
ソフトバンク
【サービス】
日本郵政
*僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
大和証券のダイワダイレクトでは保有株のパフォーマンスと株価指標との比較のグラフが示される分析ツールがあります。視覚的には分かりやすいのですが、正確な数値が示されているわけではないので目分量で約何%としています。日経平均とTOPIXのパフォーマンスは過去のデータから正確な数値が分かるので、正確な数値を用いていますがグラフの数値とはズレがあるようです。
- 保有株の3年間のパフォーマンス 約128.5%
- 日経平均 129.0% TOPIX 131.0%
- 保有株の1年間のパフォーマンス 約121.0%
- 日経平均 128.5% TOPIX 121.0%
- 保有株の6ヶ月間のパフォーマンス 約92.5%
- 日経平均 102.5% TOPIX 102.0%
- 保有株の3ヶ月間のパフォーマンス 約89.0%
- 日経平均 97.5% TOPIX 95.0%
パフォーマンスの比較は参考にはなると思いますが、実際には、例えば僕のポートフォリオの3年間のパフォーマンスの場合、同じ銘柄構成で3年間保有し続けているわけではないので、実際の運用成績とは異なります。大まかな傾向としては、僕のポートフォリオは、含み損の大きさがパフォーマンスに影響してきていると思います。
*各種指数、為替、金利の動向の考察
2024年9月末の日本株は、8月末と比較して、ある程度下落しました。ブラジルボベスパはある程度下落していますが、他の主な市場はすべて上昇しています。日本株固有の要因があるのでしょうか。石破政権への評価が定まっていないということでしょうか。変革期の成長痛のようなものと、捉えることもできるかもしれませんが、注視が必要だと思います。マーケットのメッセージをよく考える必要があるかもしれません。一個人から国家レベルまで、世界中のあらゆる人々の「資産を増やしたい」という思いが凝縮されたマーケットは、必ずしも個人の考えとは一致しない、独自の意思を持った存在のような気がすることがあります。マーケットのメッセージを的確に理解することは、とても難しいことだと思いますが、投資を成功に導く重要なポイントのひとつだと思います。
香港ハンセンや中国企業指数が、急騰していますが、経済状況がよくなっているのか、それとも作られた相場なのか、しばらく様子を見る必要があるかもしれません。ただ、中国関連の急騰が話題になる前から、少しずつ上昇基調にはあったと思います。
WTI原油先物が下落、NYMEX金先物やLME銅3ヶ月先物は上昇しています。日本国債や米国債の金利は低下しています。
インフレへの過度な懸念は後退し、景気の見通しも悪くはなく、ただ、特に米国株は高値圏で推移しているので、警戒されている状況でしょうか。
為替は円高基調でしたが、石破政権は方針転換が早いので、この記事を書いている時点では円安基調です。
石破政権の、現実に合わせた柔軟な姿勢は、短期的には株価に良い影響があると思いますが、中長期的にどうなるのか、少し心配です。やはり国を繁栄させていく為には、優れた政策と、それを実現するための強力なリーダーシップが必要だと思います。
*9月の振り返り
僕の日本株ポートフォリオの含み益-含み損はマイナス16,702,810円と、先月末から更に211万円ほど悪化しました。半導体関連株の調整の影響が大きいと思います。
配当を含む利益確定分は先月末から税引き後で343,444円(配当14,902円、利益確定327,542円)増えて、24,508,445円(税引き後)になりました。2月や3月は比較的利益を確定しやすかったのですが、4月後半からは状況が変わってきたと思います。
保有銘柄数は88銘柄です。買付余力は5,298,725円です。
先行きの見通しが難しい状況になってきたので、リスク分散のため、保有銘柄数を増やしています。この中から順調に育つ銘柄が出てくればいいなと思っています。
ファーストリテイリングについて、8月に、わずかな含み益の状態で売却したのですが、その後、同社株はかなり上昇しました。税引き後で60万円くらいの売却益を得ることが出来たかもしれません。
後悔はしていませんが、売却するかどうか迷っていたディスコ株を一旦、売却していれば、買付余力が670万円程増え、含み損が180万円程少ない状況になっていましたので、そのような状況であれば、ファーストリテイリングは売却していなかったかもしれません。尚、この記事を書いている時点でのディスコの含み損は約300万円です。
ちょっとした判断で、投資の流れが変わってくるので、常に細心の注意を払う必要があると思いました。当時の状況を考えれば、妥当な判断だったとも思うのですが、ひとつの教訓にはしたいと思います。
- 評価金額上位5銘柄
- ディスコ 3,749,000円 評価損益率 -44.34%
- 東京エレクトロン 2,529,000円 評価損益率 -34.56%
- レーザーテック 2,360,500円 評価損益率 -46.63%
- ニトリ 2,179,500円 評価損益率 -8.73%
- ダイキン工業 2,007,500円 評価損益率 -29.63%
- 評価金額下位5銘柄
- ネクセラファーマ 123,200円 評価損益率 -58.65%
- エムスリー 143,800円 評価損益率 -69.61%
- ヤマトHD 163,400円 評価損益率 -50.44%
- 寿スピリッツ 182,050円 評価損益率 -25.34%
- ABEJA 190,100円 評価損益率 -79.24%
- 含み益上位5銘柄
- 住友林業 +13,700円 評価金額 709,500円 評価損益率 +1.96%
- サンリオ+12,968円 評価金額 413,000円 評価損益率 +3.24%
- IIJ +11,657円 評価金額 302,000円 評価損益率 +4.01%
- 富士通 +10,350円 評価金額 293,550円 評価損益率 +3.65%
- ニチレイ+8,854円 評価金額 446,700円 評価損益率 +2.02%
- 含み損下位5銘柄
- ディスコ -2,987,300円 評価金額 3,749,000円 評価損益率 -44.34%
- レーザーテック -2,062,600円 評価金額 2,360,500円 評価損益率 -46.63%
- 東京エレクトロン -1,336,000円 評価金額 2,580,500円 評価損益率 -34.56%
- ダイキン工業 -845,442円 評価金額 2,007,500円 評価損益率 -29.63%
- ABEJA -725,995円 評価金額 190,100円 評価損益率 -79.24%
- 含み損評価損益率下位5銘柄
- ABEJA -79.24% 含み損 -725,995円 評価金額 190,100円
- エムスリー -69.61% 含み損 -329,500円 評価金額 143,800円
- ウエストHD -58.89% 含み損 -397,250円 評価金額 277,300円
- ネクセラファーマ -58.65% 含み損 -174,779円 評価金額 123,200円
- 三井ハイテック -54.74% 含み損 -544,700円 評価金額 450,300円
2020年6月から日本株投資を再開して、しばらくは右肩上がりでした。2022年5月頃から含み損が大きくなってきました。株価の下落についての認識が甘かったと思います。振り返ってみると、当時の含み損を引きずっている銘柄は少なくなってきましたが、新たな含み損の銘柄が増えてきました。今月は約1,670万円もの含み損です。なるべく含み損の出ない投資を心がけていますが、ある程度の含み損の発生は仕方のないことだと思います。重要なことは、株価指数と比較した、自分のポートフォリオから生み出される利益の年換算利回りの推移だと思いますが、9月も非常に悪い成績になってしまいました。
調べれば調べるほど効率の悪い投資を行なっているような気がしますが、できることから少しずづ改善していきたいと思います。
日経電子版2024年10月18日の下記の記事が目に留まりました。アックマン氏の投資手法はシンプルで明確だと思いました。結果を出している投資家の発言は説得力があると思いました。尚、下記の記事は有料会員でないと全文を読むことが出来ないかもしれません。