MINIPOCHI’s diary

僕は50代後半、妻は50代半ば、東京在住です。子供二人、犬一匹(16歳のトイプードル、ポチ)、20年11ヶ月、246,432Km乗り続けてきたR53 BMWミニ JCWは本当に楽しい車でした。現在は2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。ドライブ、株式投資、ペット、オーディオ、音楽、時計等、雑記ブログです。

エネファームtypeS(アイシン製)導入 その後 2023年2月分

 エネファームtypeS(アイシン製)を2022年2月26日に導入しました。

 2023年2月(2/1~2/28)のエネファームの電力自給率は51%(総使用量720.2kWh、発電量368.2kWh、購入量352.0kWh)でした。

 うちはガス、電気、共に東京ガスです。2023年3月分の請求書が届きました。ガスの使用期間が2月5日~3月7日 16,252円 110㎥、電気の使用期間が12月25日~1月24日 18,107円 417kWhとなっていました。

 

 2023年1月11日~2月4日(25日間)の光熱費削減効果は、まずまずだと思います。毎月この位の削減効果があれば、十分に元が取れるのですが。

 

2022年3月8日~2023年2月4日(約11ヶ月間)までの光熱費削減効果 42,272円(ざっくり)

 

2023年1月11日~2月4日(25日間) 

ガス使用量 90㎥ 料金 14,045円

電気使用量 685.6kWh 購入電力量348.0kWh 料金15,158円(概算) 電力自給率49%

電力会社に支払う料金の削減効果 14,478円(概算)

エネファーム導入により増加したガス料金 47㎥ 6,340円(ざっくり) 

光熱費削減効果 8,138円(ざっくり)

 

2022年12月7日~1月10日(35日間) 

ガス使用量 129㎥ 料金 21,746円

電気使用量 869.9kWh 購入電力量410.1kWh 料金17,412円(概算) 電力自給率53%

電力会社に支払う料金の削減効果 19,177円(概算)

エネファーム導入により増加したガス料金 66㎥ 9,762円(ざっくり) 

光熱費削減効果 9,415円(ざっくり)


2022年11月8日~12月6日(29日間) 

ガス使用量 82㎥ 料金 13,751円

電気使用量 466.2kWh 購入電力量186.4kWh 料金8,032円(概算) 電力自給率60%

電力会社に支払う料金の削減効果 10,660円(概算)

エネファーム導入により増加したガス料金 47㎥ 6,830円(ざっくり) 

光熱費削減効果 3,830円(ざっくり)

 


2022年10月7日~11月7日(32日間) 

ガス使用量 76㎥ 料金 13,547円

電気使用量 411.6kWh 購入電力量154.3kWh 料金6,516円(概算) 電力自給率62%

電力会社に支払う料金の削減効果 9,266円(概算)

エネファーム導入により増加したガス料金 49.3㎥ 7,681円(ざっくり) 

光熱費削減効果 1,585円(ざっくり)

 


2022年9月7日~10月6日(30日間) 

ガス使用量 73㎥ 料金 12,375円

電気使用量 440.3kWh 購入電力量147.8kWh 料金6,126円(概算) 電力自給率66%

電力会社に支払う料金の削減効果 10,124円(概算)

エネファーム導入により増加したガス料金 53㎥ 7,906円(ざっくり) 

光熱費削減効果 2,218円(ざっくり)


2022年8月5日~9月6日(33日間) 

ガス使用量 84㎥ 料金 13,208円

電気使用量 565.85kWh 購入電力量211.10kWh 料金7,971円(概算) 電力自給率63%

電力会社に支払う料金の削減効果 12,052円(概算)

エネファーム導入により増加したガス料金 65㎥ 9,107円(ざっくり) 

光熱費削減効果 2,945円(ざっくり)


2022年7月7日~8月4日(29日間) 

ガス使用量 74㎥ 料金 11,813円

電気使用量 488.30kWh 購入電力量179.35kWh 料金6,772円(概算) 電力自給率63%

電力会社に支払う料金の削減効果 10,076円(概算)

エネファーム導入により増加したガス料金 56㎥ 7,888円(ざっくり) 

光熱費削減効果 2,188円(ざっくり)


2022年6月8日~7月6日(29日間) 

ガス使用量 76㎥ 料金 12,092円

電気使用量 432.35kWh 購入電力量148.60kWh 料金5,537円(概算) 電力自給率66%

電力会社に支払う料金の削減効果 8,807円(概算)

エネファーム導入により増加したガス料金 54㎥ 7,197円(ざっくり) 

光熱費削減効果 1,610円(ざっくり)

 


2022年5月10日~6月7日(29日間) 

ガス使用量 70㎥ 料金 11,073円

電気使用量 344.25kWh 購入電力量121.75kWh 料金4,791円(概算) 電力自給率65%

電力会社に支払う料金の削減効果 6,686円(概算)

エネファーム導入により増加したガス料金 39㎥ 5,106円(ざっくり) 

光熱費削減効果 1,580円(ざっくり)

 


2022年4月7日~5月9日(33日間) 

ガス使用量 88㎥ 料金 13,468円

電気使用量 419.25kWh 購入電力量147.20kWh 料金5,469円(概算) 電力自給率65%

電力会社に支払う料金の削減効果 8,204円(概算)

エネファーム導入により増加したガス料金 38㎥ 4,326円(ざっくり) 

光熱費削減効果 3,878円(ざっくり)

 


2022年3月8日~4月6日(30日間) 

ガス使用量 86㎥ 料金 11,612円

電気使用量 485.20kWh 購入電力量194.75kWh 料金6,873円(概算) 電力自給率60%

電力会社に支払う料金の削減効果 8,699円(概算)

エネファーム導入により増加したガス料金 34㎥ 3,814円(ざっくり)

光熱費削減効果 4,885円(ざっくり) 

 

 

エネファームの光熱費削減効果の計算方法について】

 エネファームの光熱費の削減効果を調べようとした場合、結構面倒くさいです。それでも、エネファーム導入による光熱費の削減効果について月々記録することにしました。

 まず、ガスの使用期間と電気の使用期間がずれているので、ガスの使用期間に電気の使用期間を一致させて、電気の総使用量と購入電力量を計算します。例えば3月分請求書に示されている12月25日~1月24日の電気代が最新の料金体系なので、2月分請求書に示されている1月11日~2月4日のガス料金の期間に、電気の使用期間を一致させます。そして3月分請求書に示されている12月25日~1月24日の電気代料金体系を使って電気代を計算します。電気代の使用期間にガス代の使用期間を合わせるのは無理ですが、エネファームは1日毎の発電量と購入電力量が記録されますので、ガス代の使用期間に電気代の使用期間を合わせることは可能です。電気の総使用量と購入電力量について、それぞれの電気料金を計算します。その差額が電気代の削減効果です。この数値は大体正確だと思います。

 しかしながらエネファームのガス1㎥あたり発電量がはっきりしないので、発電に使用したガス量がはっきりしません。仕方ないので前年と比べて増えているガス使用量を発電に使用したガス量として計算しています。去年のガス使用量を今年のガス料金体系に計算しなおして、今年のガス代と比較して増えた分をエネファームの発電に使用したガス代としています。尚、去年と今年では微妙に期間が異なる場合があるので、その場合は去年のガス使用量の日数を今年のガス使用量の日数に補正します。期間のズレについては、、3ヶ月前に気が付いたのですが、東京ガスのウェブサイトを見ても、2022年10月以前は分からなくなってしまっているので、以前の分はそのままにしておくことにしました。大きな差はないと思います。

 使用期間1月11日~2月4日のガス料金は「料金割引額 1,560円」という項目があるのですが、東京ガスのウェブサイトには、これの計算方法が示されていません。エネファームの料金プランと、そうではない料金プランでは割引率が異なっているかもしれないのですが、単純に1㎥あたり17.3円の割引とすることにしました。

 増えたガス代については概ね正確だと思いますが、それがエネファームの発電に使用したものかどうかについては、ざっくりしたものになってしまっていると思います。

 


 カタログによるとガス消費量は「ガス消費量(定格運転時) 1.44kW(HHV)1.30kW(LHV) HHV(高位発熱量基準):燃料ガスを完全に燃焼させた時に生成する水蒸気の凝縮潜熱を発熱量に含めた熱量。LHV(低位発熱量基準):燃料ガスを完全に燃焼させた時に生成する水蒸気の凝縮潜熱を差し引いた熱量。」なのですが、よくわからない数値です。ガス1㎥あたり発電量を明記してあれば分かりやすいのですが、ガス消費量は様々な運転状況により変動の幅が大きいので、ガス1㎥あたり発電量を、はっきりとした数値で示すことはできないということかもしれません。

 


 元が取れるか取れないかは、74万円で元が取れると考えることにしました。床暖給湯器を導入した場合との差額、そして同時購入で格安になったエアコンのことも考慮しました。エアコンは、ちょうど新モデルの切り替わり時期でした。少しこじつけになりますがエアコンを同時購入ではなく、2021年11月か12月にさほど機能に大きな差はないと考えられる最新機種を購入した場合の差額を考えてみました。

 エネファームは停電時でもガスが供給されている場合最大700Wまでの電力が供給できるので、安心料を考慮するとか、エネファームを趣味として考えてみた場合の娯楽費削減効果も考慮して良いのかもしれませんが、数値化できないので、そこまでは考えないことにしました。

 


 生活環境は、住居人数3人、LDK17畳ほど、築17年軽量鉄骨一戸建て約106平米(パナホーム)、調理器具はIH、風呂、給湯はガス、雨の日は浴室乾燥機使用(電気)です。

 


 台所の壁面に設置しているタッチ式の多機能リモコンは、スイッチを切った状態でもランプの色で自給率が分かるようになっています。「グリーン」は自給率100%の状態、「ブルー」は多少電力を購入している状態、「オレンジ」はかなり電力を購入している状態です。IH調理器具使用時に「オレンジ」になるのは仕方がないと思います。ちょっと意外だったのは、食洗機使用時に「オレンジ」になることが多いので、食洗機はかなり電力を消費しているようです。

 


 記録を取り始めて11ヶ月になります。少しずつ色々なことがわかってきました。比較的正確な数値である、電力使用量と発電量の関係については下記の通りです。

2022/3/8~4/6 電力使用量485kWhに対して発電量291kWh 自給率60%

2022/4/7~5/9  電力使用量419kWhに対して発電量272kWh 自給率65%

2022/5/10~6/7   電力使用量344kWhに対して発電量224kWh 自給率65%

2022/6/8~7/6  電力使用量432kWhに対して発電量284kWh 自給率66%

2022/7/7~8/4  電力使用量488kWhに対して発電量309kWh 自給率63%

2022/8/5~9/6     電力使用量566kWhに対して発電量355kWh   自給率63%

2022/9/7~10/6   電力使用量440kWhに対して発電量293kWh   自給率66%

2022/10/7~11/7 電力使用量412kWhに対して発電量257kWh 自給率62%

2022/11/8~12/6 電力使用量466kWhに対して発電量280kWh    自給率60%

2022/12/7~1/10 電力使用量870kWhに対して発電量460kWh 自給率53%

2023/1/11~2/4   電力使用量686kWhに対して発電量338kWh    自給率49%

 460kWhの発電能力があるのなら電力使用量344kWhに対しては自給率100%になってもいいと思うのですがそうはならないようです。エネファームの発電能力は700Wなので、効率的な発電のためには、なるべく電力使用量が700Wを越えないようにするとよいのかもしれません。

 前年ガス使用量の少ない月は今年はガス使用量がすごく多いです。もしかすると、前年ガス使用量の少ない月はエネファームのガス消費量の割合が増え、前年ガス使用量の多い月はエネファームのガス使用量の割合が減るということがあるかもしれません。エネファームは家庭用燃料電池システムで、トヨタ燃料電池車MIRAIと基本的な発電の仕組みは同じです。発電に必要なのはガスではなく水素と空気中の酸素です。MIRAIの場合は直接燃料タンクに水素を充填しますが、エネファームの場合は都市ガスやLPガスから水素成分を取り出しています。エネファームの発電に使用するガス以外のガス使用量が少ない月は水素成分を取り出すためにガスを無駄に消費しているのでしょうか。もし、そうだとすればエネファームはIHコンロよりガスコンロのほうが光熱費の削減効果が高くなるような気がしてきました。

 うちは、IHコンロなので、エネファーム導入前は、ガスの使用はお湯だけでした。エネファームは、ガスを多く使用する冬場のほうが、効率よくガスを使うことができるのでしょうか。

 エネファームの電気代削減効果は、かなりのものだと思いますがガスの使用量が多すぎると思います。光熱費(ガス代と電気代)の削減効果を考えた場合、元を取ることはかなり厳しいと思われます。エネファームは割引の多い料金体系になっていますが、よく見ると意外とケチ臭い割引率だと思います。このあたりはガス会社によって異なるのでしょうか。冬場のガス使用量の多い月がどのようになるのかについては、予想通り効率よく発電できていると思います。引き続き記録を取り続けてエネファームの特性についての理解を深めていきたいと思います。