MINIPOCHI’s diary

僕は60歳、妻は50代半ば、東京在住です。子供二人、犬一匹(17歳のトイプードル、ポチ)、20年11ヶ月、246,432Km乗り続けてきたR53 BMWミニ JCWは本当に楽しい車でした。現在は2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。ドライブ、株式投資、ペット、オーディオ、音楽、時計等、雑記ブログです。

素人投資家の日本株投資(含み損との闘い)【2025年5月の運用状況】MINIPOCHI’s diary

 5月の振り返りは、出来れば6月初旬に記事にしたいところですが、7月1日になってしまいました。夜が明けていないので、なんとか6月ぎりぎりでしょうか。 

 約11年間ほったらかしになっていた株式投資を2020年6月から再開しています。今月で5年になります。

  再開前は投資額約173万円に対して評価額約235万円になっていましたので約62万円の含み益になっていました。2020年6月は日経平均が22,500円前後でしたので再開する時期としてはよかったと思います。

*内容は下記になります。

  • 2025年5月末の指数、為替、金利
  • 各種指数、為替、金利の動向の考察
  • 運用状況と年換算利回り
  • 2025年5月の含み損の状況
  • 1年前と比較した利益の増減、そして日経平均やTOPIXとの比較
  • 僕の日本株ポートフォリオと、日経平均、日経半導体株指数、日経平均高配当株50指数との銘柄の比較
  • 僕のポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
  • 2025年5月の振り返り
  • 保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄
  • 国債の格付けとCDS

 

*2025年5月末の指数、為替、金利

 マーケットの変化をいち早く察知する試みの一つとして、色々な指数、為替、金利を、毎日チェックしています。4月末と5月末の比較では次のようになっています。

  • 日経平均 37,965円(先月末から1,920円(5.33%)の上昇)
  • TOPIX 2,801ポイント(先月末から134ポイント(5.02%)の上昇)
  • NYダウ 42,270ドル(先月末から1,601ドル(3.94%)の上昇)
  • ナスダック 19,113ポイント(先月末から1,667ポイント(9.56%)の上昇)
  • S&P500 5,911ポイント(先月末から342ポイント(6.14%)の上昇)
  • ブラジルボベスパ 137,026ポイント(先月末から1,960ポイント(1.45%)の上昇)
  • 香港ハンセン 23,289ポイント(先月末から1,170ポイント(5.29%)の上昇)
  • 中国企業指数 8,432ポイント(先月末から356ポイント(4.41%)の上昇)
  • インドSENSEX 81,451ポイント(先月末から1,209ポイント(1.51%)の上昇)
  • ユーロストックス50  5,366ポイント(先月末から206ポイント(3.99%)の上昇)
  • WTI原油先物 60.79ドル(先月末から2.58ドル(4.43%)の上昇)
  • NYMEX金先物 3,315ドル(先月末から4ドル(0.12%)の下落)
  • 米ドル 143.97円(先月末から0.89円の円安)
  • ユーロ/米ドル 1.1348ドル(先月末から0.0026ドルのドル安)
  • ブラジルレアル 25.14円(先月末から0.07円の円高)
  • 人民元 19.99円(先月末から0.32円の円安)
  • インドルピー 1.6825円(先月末から0.0095円の円高)
  • ユーロ 163.39円(先月末から1.45円の円安)
  • 日本国債10年 1.500%(先月末から0.190%の上昇)
  • 日本国債30年 2.974%(先月末から0.338%の上昇)
  • 米国国債10年 4.403%(先月末から0.235%の上昇)
  • LME銅3ヶ月先物 9,498ドル(先月末から373ドル(4.09%)の上昇)
  • SOX指数 4,758ポイント(先月末から528ポイント(12.48%)の上昇)
  • バルチック海運指数 1,418ポイント(先月末から32ポイント(2.31%)の上昇)

 

*各種指数、為替、金利の動向の考察

 2025年5月末の日本株は、4月末と比較して、かなり上昇しました。

 米国株も、かなり上昇しています。

 中国関連株も、かなり上昇しています。

 ブラジルボベスパインドSENSEXは、先月も好調でしたが、今月末も、ある程度上昇しています。

 欧州株も、かなり上昇しています。

 米中の90日間の関税引き下げ合意等、関税に対する過度の懸念の後退が、世界的な株価の上昇につながっているのでしょうか。

 円相場は特に目立った動きはないようです。

 金価格が、多少下落しているのはリスク回避の動きが一服したということでしょうか。

 日米共に10年国債の金利が上昇していますが、SOX指数が大幅に上昇しています。やや違和感のある動きのようにも思えるのですが、注視が必要でしょうか。もしかすると、リスクオンで株式市場に資金が向かっているので、債券価格の下落で金利上昇ということでしょうか。

 日本の超長期国債の利回りの上昇は、政府債務が大きい日本の場合、財政悪化への懸念から来る「悪い金利上昇」と受け止められ、日本株市場に悪影響を及ぼす可能性があるかもしれないので、今月から日本国債30年の金利もチェックすることにしました。4月末から5月末にかけては、上昇傾向であまり好ましい状況ではなかったと思います。

LME銅3ヶ月先物バルチック海運指数が上昇していますが、景気拡大の可能性があるのかもしれません。

 各種指数、為替、金利の動向とその背景は、様々な状況が複雑に絡み合っており、非常に奥の深い世界だと思います。何らかの関連性がある場合もあれば、たまたまそうなっているだけのこともあると思います。

 

*運用状況と年換算利回り

 2025年5月末時点での運用状況は下記になります。証券口座は大和証券のみです。現物日本株99銘柄で、売却益と配当はすべて再投資です。

  •      80,353,898円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
  •       59,702,894円(評価額)
  •      52,000,000円(投資金額) *100万円追加 
  •       71,802,674円(保有株取得額)
  •       51,151,670円(保有株評価額)
  •  +28,353,898円(売却益+配当)
  •          +94,533円(含み益)
  •    -20,745,537円(含み損)
  •   -20,651,004円(含み益-含み損)
  •     +7,702,894円(売却益+配当+含み益-含み損) 
  •         8,551,224円(買付余力)

・ファンダメンタルズ

 僕のポートフォリオ

・PER 18.29   ・PBR 1.85   ・予想配当利回り 2.12%   ・ROE 15.52%

 日経平均

・PER 15.74 ・PBR 1.43   ・予想配当利回り 2.24%   ・ROE   9.83%

 日経平均の「PER」「PBR」は「加重平均」と「指数ベース」では、かなり数値が異なります。ちなみに指数ベースのPERは19.02です。

 

 仮に全株売却した場合のリターンは下記になります。売却予定がなくても、全株売却した場合のパフォーマンスを定期的にチェックすることは含み損の管理に有効だと思います。特定口座の算出期間は1月1日~12月31日迄です。損切した際に還付される税金は、約597,754円です。還付しきれない税金は約3,532,447円です。3年間の繰り越しで回収出来そうな水準になってきたと思います。全株売却の予定がなくても、3年間の繰り越しで回収可能な税金の水準を意識することは重要だと思います。

  • 52,000,000円(投資金額)に対する8,300,648円(仮に全株売却した場合の利益概算)リターン 約15.96%(税引き後)

株式投資におけるリスク管理は、運用状況について様々な指標でチェックすることが必要だと思いますが、現在のところ下記の指標が一番重要だと考えています。

  • 52,000,000円(投資金額)に対する7,680,648円(仮に全株売却した場合の2020年6月以降の利益概算)の2020年6月以降の年換算利回り 約2.95%(税引き後) 

 

*2025年4月の含み損の状況

  • 80,353,898円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)に対する損益率-25.70%
  • 71,802,674円(保有株取得額)に対する損益率-28.76%

 

  • 含み損下位5銘柄(損益率 -49.95% 取得額合計 20,265,458円)
  • ディスコ -3,449,300円 評価額 3,287,000円  評価損益率 -51.20%
  • レーザーテック -2,962,600円 評価額 1,460,500円  評価損益率  -66.98%
  • 東京エレクトロン -1,565,000円 評価額 2,300,000円 評価損益率  -40.49%
  • ダイキン工業 -1,194,442円 評価額 1,658,500円 評価損益率 -41.86%
  • ニトリHD -951,円116 評価額 1,437,000円  評価損益率  -39.82%

 

  • 評価損益率下位5銘柄(損益率 -67.45% 取得額合計 6,813,929円)
  • ウエストHD -76.57% 含み損 -516,550円 評価額 158,000円
  • ネクセラファーマ -69.52% 含み損 -207,179円 評価額 90,800円
  • レーザーテック -66.98% 含み損 -2,962,600円 評価額 1,460,500円
  • 大阪チタニウム -65.65% 含み損 -277,900円 評価額 145,400円
  • 三井ハイテック -63.46% 含み損 -631,500円 評価額 363,500円

 

  仮に全株売却した場合の利益について1年前との比較

  • 2024年5月末 約 16,440,379円 還付しきれない税金額 約     10,806円  
  • 2025年5月末 約   8,300,648円 還付しきれない税金額 約 3,532,447円
  • 約 8,139,731円(約49.51%)の減少

 

  • 2024年5月末の含み損   7,307,608円
  • 2025年5月末の含み損 20,651,004円

 1年前の含み損が約731万円今月末の含み損が約2,066万円です。約1,335万円も悪化しています。更に、個々の株の含み損額や評価損益率を見ると、どうしようもない状況のようにも思えますが、全体の損益率で見ると、約-26%で思ったほどひどい運用状況ではないと言えるかもしれません。保有株取得額に対する損益率約-29%です。損益率が-30%を超えるような状況は危険水域だと思いますが、-20%台だと、まだ少し余裕があるといったところでしょうか。天気予報でいえば-30%台は警報級、-20%台は注意報といったところでしょうか。仮に全株売却した場合の年換算利回り約2.95%(税引き後)、については、かろうじて株式投資をやっている意味がある範囲には収まっていると思います。尚、年換算利回りについては税引き前の指標としては約3.68%と考えることもできます。また、投資額については、2020年11月頃は2000万円くらい、2021年12月は3700万円で運用していたので、平均投資額で計算すると、もう少し利回りは高くなると思います。

 仮に全株売却した場合の利益は、去年の同時期と比べて約814万円(減少率約49.51%)も減少しました。これは、とても悪い成績だと思います。

 含み損下位5銘柄評価損益率下位5銘柄を改めて眺めてみると、本当にひどい含み損だと思います。ここまでひどいと、もうどうでもよくなってくる感じでしょうか。例えば雨の日に傘をさして歩いている場合、なるべく濡れないように気をつけますが、どしゃぶりの雨で足元がびしょびしょになってしまうと、もうどうでもよくなってきますが、そういう状況に似ていると思いました。

 今、できることは、現状に一喜一憂することなく、コツコツと利益を積み上げていくことだと考えています。2025年5月末時点での投資金額は5,200万円ですが、振り返ってみれば、5年間で、売却益と配当で、税引前、約3,544万円(税引後2,835万円)の利益を確定することができました。「ちりも積もれば山となる」といったところでしょうか。株式投資といえば、大化け株とかテンバガーといったことが、よく注目されます。もちろん、それはそれでよいと思うのですが、それと同時に地道な商売のような考え方も必要だと思います。

 僕は、「含み損」について、いろいろ考えているのですが、いろいろなタイプの「含み損」があると思います。おおまかに、「利益確定の少ない含み損」「利益確定の多い含み損」の二つのタイプの「含み損」があると思います。

 例えば、・投資額1000万円、利益確定無し、含み損250万円の場合、長期保有でやっと含み損が解消したとしてプラスマイナスゼロという非常に効率の悪い投資になってしまいます。

 次に・投資額1000万円、利益確定500万円再投資、含み損250万円の場合、含み損が解消した時点で50%のリターンが得られる投資になります。

 単純化して考えてみましたが、僕の「含み損」は後者なので、パフォーマンスが向上することを信じて、日々、歩んでいきたいと思います。

 

*1年前と比較した利益の増減、そして日経平均、TOPIXとの比較

 僕のポートフォリオについて、1年前と比較した利益の増減が、どのようになっているのか、毎月チェックしています。また日経平均やTOPIXのパフォーマンスと比較しています。

 当たり前のことかもしれませんが、日経平均やTOPIX等、株価指数が上昇基調の時は、乗り遅れないようにすることが大切だと思います。また、そこで得た利益は、下落基調の時に、耐え忍ぶための大切な蓄えになると思います。

 株価指数の動きは、投資環境を判断する上で重要な意味を持っていると思います。

 例えば日経平均が1年間で3万円から4万円に上昇した場合、利益を得やすい投資環境だったと言えると思います。また、1年間で4万円から4万円でほとんど変動がなかった場合は、大きな損失がない代わりに、大きな利益を得ることも難しい投資環境だったと言えるかもしれません。但し、1年前の株価と比較するだけでは不十分だと思います。例えば、1年間で4万円から4万円でほとんど変動がなかった場合でも、月によって大きく上昇したり、下落していた場合は、難しい投資環境ではあったものの、大きく利益を得ることが出来た可能性もあったということになると思います。

 そこで、日経平均やTOPIXについて、1年前との比較、そして毎月末の株価のプラスの合計と、マイナスの合計についても検討することにしています。

 

日経平均について2024年5月末から2025年5月末までの動きは下記の通りです。

2024年5月末 38,487円 2025年5月末  37,965円 -1.36%

毎月末株価のプラスの合計 6,292円 毎月末株価のマイナスの合計 6,814円

 

TOPIXについて2024年5月末から2025年5月末までの動きは下記の通りです。

2024年5月末 2,772pt 2025年5月末  2,801pt +1.05%

毎月末株価のプラスの合計 338pt 毎月末株価のマイナスの合計 309pt

 

僕のポートフォリオの利益の増減は下記の通りです。

 2024年5月末 約+20,563,980円(売却益+配当+含み益-含み損)[税引前]

 2025年5月末 約+14,791,368円(売却益+配当+含み益-含み損)[税引前]

 減少額 約5,772,612円(約28.07%の減少)

*日経平均やTOPIXと自分のポートフォリオのパフォーマンスを比較する場合、売却益、配当、含み益、含み損を税引前に揃えた指標で考慮した方が適切なような気がするので税引前の概算値を用いています。単純に税引き前の金額で計算していますので、還付しきれない税金については考慮していません。

 

2024年5月末   +22,297,271円(売却益+配当)[税引後]

2025年5月末   +28,353,898円(売却益+配当)[税引後]

増加額 6,056,627円(27.16%の増加)

 

1.投資額の平均値49,500,000円に対する、利益の年利回り(2024年5月末から2025年5月末まで) 

  約-11.66% 約-5,772,612円(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額[税引前] 

 *還付しきれない税金については考慮していません。

 

2.保有株取得額の平均値68,241,824円に対する、利益の年利回り(2024年5月末から2025年5月末まで)   

      8.88%      +6,056,627円(売却益+配当)の1年間の増加額[税引後]

約11.09%   約+7,570,784円(売却益+配当)の1年間の増加額[税引前]

 

3.保有株取得額の平均値68,241,824円に対する、利益の年利回り(2024年5月末から2025年5月末まで)

約-8.46%  約 -5,772,612円(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額[税引前]

*還付しきれない税金については考慮していません。

 

 株式投資の効率を判断するには、利回りは重要な指標のひとつだと思います。また良好な成績を上げているかどうかについては、日本株投資の場合は日経平均やTOPIXと比較するとよいと思います。例えば日経平均が10%の上昇で、自分の成績が20%の上昇だった場合は、良好な成績と言えると思いますが、日経平均が30%の上昇で、自分の成績が20%の上昇だった場合は、さほど良好な成績ではないということになると思います。

 僕は3つの利回りの指標を総合的に判断しています。「投資額」や「保有株取得額」については、毎月末の金額の平均値を用いています。

 日経平均やTOPIXとの比較には、主に「3」の指標を用いることにしています。補助的に「1」や「2」の指標も考慮しています。

 僕のポートフォリオの利回りは約-8.46%と大変悪い成績ですが、先月からは多少改善しました。日経平均の-1.36%TOPIXの+1.05%も、ぱっとしない成績ですが、それにすら全く到達していません。日経平均との差は先月末が-8.56%、今月末が-7.10%です。TOPIXとの差は先月末が-11.92%、今月末が-9.51%です。多少、改善傾向です。尚、株価指数の利回りは、配当を考慮すると、2%程度上乗せした数値で比較するとよいのかもしれませんが、面倒なので単純に比較しています。尚、僕は半導体関連株を多く保有しており成績が悪い要因のひとつになっていますが、僕のポートフォリオの年間利回り約-8.46%は、日経半導体株指数(年間騰落率-25.53%)を大幅にアウトパフォームしています。先月末の差が14.01%、今月末の差が16.87%なので拡大傾向です。

 含み損益を考慮しない、実現損益の「2」の指標では、日経平均やTOPIXを、かなりアウトパフォームしています。尚、株価指数との比較には、投資額より、保有株所得額の利回りを用いた方が適切なような気がするので、今月から変更しました。含み損の大きさが、やはり問題だと思います。これについては、含み損を減らすことと、売却益や配当を増やすことの、両方の面からの検討が必要だと考えています。尚、この指標については、日経平均やTOPIXを10%ほど上回る数値を目標にしています。今月も目標達成といったところでしょうか。

 日経平均やTOPIXは、年間を通してみると、安定したパフォーマンスを示していると思っていたのですが、最近パフォーマンスが悪化傾向です。日本株投資については「日経平均」や「TOPIX」の特徴を理解し、自分のポートフォリオの組み方や運用方法に生かしていくことが必要だと思います。

 よく言われていることですが、個別株投資で株価指数を長期的にアウトパフォームすることは、難しいことなのかもしれません。株価指数のインデックスファンドへの投資は、合理的な投資なのかもしれません。しかしながら、僕は趣味と実益を兼ねて株式投資をおこなっていますので、日経平均やTOPIXをアウトパフォームすることを目標に個別株投資で頑張りたいと思います。

 

*僕の日本株ポートフォリオと、日経平均、日経半導体株指数、日経平均高配当株50指数との銘柄の比較

 日経平均、日経半導体株指数、日経平均高配当株50指数、と僕の日本株ポートフォリオの毎月末の銘柄を比較しています。日経平均をアウトパフォームするための手掛かりのひとつにしたいと考えています。

日経平均については、で示した銘柄が僕も所有している銘柄、で示している銘柄は僕が所有していて、日経平均採用銘柄ではない銘柄です。日経半導体株指数日経平均高配当株50指数については僕も所有している銘柄についてで示しました。

 日経半導体株指数(年間騰落率-25.53%)のパフォーマンスが大変悪いのですが、多少改善傾向のようです。日経平均(年間騰落率-1.36%)は先月末の-6.15%からかなり改善しました。日経平均高配当株50指数(年間騰落率毎-4.52%)は、先月末の-5.05%から多少改善していますが、ぱっとしない成績です。「困ったときの高配当株」と思っていたのですが、そうとも言えないようです。半導体関連は冴えない動きが続いていますが、半導体は産業のコメですので、そのうち回復すると思います。半導体関連株は値動きが荒いので、売るタイミングと買うタイミングが重要なのだと思います。ハワード・マークス氏によれば、株価が適正水準にあることは少なく、高過ぎと安過ぎの間を振り子のように行ったり来たりしているということだったと思いますが、現在の半導体関連株については、売られすぎの状況かもしれません。どう考えても半導体は産業のコメだと思います。産業のコメである半導体産業について、日本企業の立ち位置は、「重要な脇役」といったところでしょうか。この地位に変化が生じていないかどうかは絶えず注視が必要だと思います。また、できることなら、かつてのように半導体産業の主役に返り咲いてほしいと思います。

 「日経平均」「TOPIX」「半導体株指数」「日経平均高配当株50指数」について、毎月、年間騰落率をチェックすることは、客観的な事実を把握する上で、とても良いアイデアだと思っています。株式投資をやっていて思うのは、データは一見、客観的な事実を示しているようで、実は良く見せることも、悪く見せることも出来てしまうので、継続的にチェックすることが重要だと思います。例えば、株価指数のパフォーマンスにしても、期間の設定によって、よく見せることも、悪く見せることも出来てしまいます。

 

・日経平均(年間騰落率-1.36%)

【医薬品】
協和キリン 
武田薬品
アステラス 
住友ファーマ
塩野義
中外薬 
エーザイ
第一三共 
大塚HD

サワイグループ

ネクセラファーマ

【電気機器】
ミネベア
日立
三菱電 
富士電機
安川電
ソシオネクス
ニデック
オムロン 
GSユアサ
NEC
富士通
ルネサス
エプソン
パナソニックHD
シャープ
ソニーG
TDK
アルプスアル 
横河電
アドテスト
キーエンス
デンソー
レーザーテック
カシオ
ファナック
京セラ 
太陽誘電 
村田製 
スクリン 
キヤノン
リコー
東京エレクトロン

コクサイエレ

イビデン

ローム

浜松ホトニクス

三井ハイテック

助川電気

【自動車】
日産自
いすゞ
トヨタ
日野自
三菱自
マツダ 
ホンダ
スズキ
SUBARU
ヤマハ発

【精密機器】
テルモ
コニカミノルタ
ディスコ
ニコン
オリンパス
HOYA
シチズン

【通信】
NTT
KDDI
ソフトバンク
NTTデータ
ソフトバンクグループ

フジ・メディア・HD

【銀行】
しずおかFG
コンコルディア
あおぞら銀 
三菱UFJ
りそなHD
三井住友トラ

三井住友FG
千葉銀
ふくおかFG
みずほFG

【その他金融】

クレセゾン
オリックス 
日本取引所

【証券】
大和証券
野村ホールディングス

【保険】
SOMPO
MS&AD
第一生命HD
東京海上
T&D

かんぽ生命
【水産】
ニッスイ

【食品】
日清粉G
明治HD
日ハム
サッポロHD
アサヒグループホールディングス
キリンHD
味の素
JT

【小売業】
Jフロント
ZOZO
三越伊勢丹
セブン&アイ
良品計画
高島屋
丸井G
イオン
ニトリHD
ファストリ

【サービス】
エムスリー
ディーエヌエー
ネクソン
野村総研
電通グループ
メルカリ
OLC
ラインヤフー
トレントレンドマイクロ
サイバー
楽天グループ
リクルート
日本郵政
任天堂
東宝
セコム
コナミG

ベイカレント

インターネットイニシアティブ

さくらインターネット

ABEJA

ビジョナル

カバー

GMOインターネット

BIPROGY

【鉱業】
INPEX

【繊維】
帝人
東レ

【パルプ・紙】
王子HD

【化学】
クラレ
旭化成
住友化
日産化
東ソー
トクヤマ
デンカ
信越化
三井化学
三菱ケミG
UBE
花王

富士フイルム
資生堂
日東電

積水化学

【石油】
出光興産
ENEOS

【ゴム】
横浜ゴム
ブリヂストン

【窯業】
AGC
日電硝
太平洋セメント
東海カーボン
TOTO
日本碍子

【鉄鋼】
日本製鉄
神戸鋼
JFE

【非鉄・金属】
SUMCO
三井金
三菱マ
住友鉱
DOWA
古河電
住友電
フジクラ

大阪チタニウム

JX金属

【商社】
双日
伊藤忠
丸紅
豊田通商
三井物
住友商
三菱商

岩谷産業

サンリオ

神戸物産

【建設】
コムシスHD
大成建
大林組
清水建
長谷工
鹿島建設
大和ハウス工業
積水ハウス
日揮HD

ウエストHD

住友林業

ライト工業

五洋建設

【機械】
日製鋼
オークマ
アマダ
SMC
コマツ
住友重
日立建機
クボタ
荏原
ダイキン
日精工
NTN
ジェイテクト
カナデビア
三菱重
IHI

三井E&S

DMG森精機

ダイフク

【造船】
川崎重工業

名村造船所

【その他製造】
バンナムHD
TOPPAN
大日本印刷
ヤマハ

アシックス

【不動産】
東急不HD
三井不動産
三菱地所
東京建物
住友不動産

【鉄道・バス】
東武鉄道
東急
小田急電鉄
京王電鉄
京成電鉄
JR東日本
JR西日本
JR東海

【陸運】
ヤマトHD
NIPPON EXPRESS

【海運】
日本郵船
商船三井
川崎汽船

【空運】
JAL
ANAHD

【倉庫】

【電力】
東電HD
中部電
関西電

【ガス】
東ガス
大ガス

 

・日経半導体株指数(年間騰落率-25.53%)

【化学】

日産化
トクヤマ
信越化
東応化
住友ベ
日化薬
ADEKA
太陽HD
デクセリ

【非鉄・金属】
SUMCO
【機械】
TOWA
ローツェ
【電気機器】

コクサイエレ
ソシオネクス
サンケン
ルネサス
アルバック
ソニーG
アドテスト
フェローテク
レーザーテック
ローム
スクリン
東京エレクトロン
【精密機器】
ディスコ
東京精密
HOYA
【商社】
東京エレクトロンデバイス
マクニカHD
加賀電子

 

・日経平均高配当株50指数(年間騰落率-4.52%)

【鉱業】
INPEX
【建設】
大林組
長谷工
積水ハウス
【食品】
JT
【化学】
東ソー
デンカ
三井化学
三菱ケミG
UBE
【医薬品】
武田薬品工業
アステラス製薬
【石油】
出光興産
【ゴム】
ブリヂストン
【窯業】
AGC
日電硝
【鉄鋼】
日本製鉄
神戸鋼
JFE
【非鉄・金属】
三井金属鉱業
【機械】
アマダ
日立建機
日本精工
【電気機器】
セイコーエプソン
アルプスアルパイン
カシオ
キヤノン
【自動車】
日産自
いすゞ
ホンダ
【精密機器】
シチズン
【商社】
双日
住友商
三菱商
【小売業】
丸井G
【銀行】
三菱UFJ
三井住友トラ
三井住友FG
みずほFG
【証券】
大和証券
【保険】
SOMPO
MS&AD
東京海上
【陸運】
NIPPON EXPRESS
【海運】
日本郵船
商船三井
川崎汽船
【通信】
ソフトバンク
【サービス】
日本郵政

 

*僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較

 大和証券のダイワダイレクトでは保有株のパフォーマンスと株価指標との比較のグラフが示される分析ツールがあります。視覚的には分かりやすいのですが、正確な数値が示されているわけではないので目分量で約何%としています。日経平均とTOPIXのパフォーマンスは過去のデータから正確な数値が分かるのですが、グラフの数値とはズレがあるので、グラフを見ながら約何%という従来の表示に戻しました。

  • 保有株の3年間のパフォーマンス 約141.0%
  • 日経平均 約140.0% TOPIX 約145.0% 
  • 保有株の1年間のパフォーマンス 約90.0%
  • 日経平均 約99.0%   TOPIX 約100.5% 
  • 保有株の6ヶ月間のパフォーマンス 約102.0%
  • 日経平均 約97.0%    TOPIX 約102.5%
  • 保有株の3ヶ月間のパフォーマンス 約105.2%
  • 日経平均 約102.0% TOPIX 約104.2% 

 パフォーマンスの比較は参考にはなると思いますが、実際には、例えば僕のポートフォリオの3年間のパフォーマンスの場合、同じ銘柄構成で3年間保有し続けているわけではないので、実際の運用成績とは異なります。

 1年間のパフォーマンスがよくないのですが、他の期間のパフォーマンスは改善傾向です。

 

*2025年5月の振り返り
 僕の日本株ポートフォリオの含み益-含み損はマイナス20,651,004円です。先月末から330万円ほど改善しました。
 配当を含む利益確定分先月末から税引き後で736,972円(配当44,147円、利益確定692,825円)増えて、28,353,898円(税引き後)になりました。

 僕は、日頃から、コツコツと利益確定を積み上げていますが、含み損の大波が、執拗にじわじわと押し寄せているような状況でした。ある程度余裕を持って逃げることは出来ていたのですが、トランプショックで、4月7日に含み損が3,130万円ほどにもなってしまい、390万円のマイナスという状況になってしまいました。5年間の株式投資の中で最悪の含み損3,130万円は、一つの目安になると考えています。配当を含む利益確定分が、積み上がってきてはいますが、3,130万円の含み損が襲ってきた場合、まだ295万円のマイナスという状況になってしまいます。配当を含む利益確定分が3,130万円を超えることが目先の目標のひとつです。

 2024年8月5日の「日銀植田ショック」の日経平均歴代1位の下げ幅、約4,400円(下落率でも、かなりひどい)や、3日間で約4,600円も下げた「トランプショック」を経ても、なんとかプラスを維持できているので、打たれ強いポートフォリオになってきていると考えることにしています。

 視点を変えて4月の「トランプショック」を振り返ってみると、僕のポートフォリオは4月7日から2か月弱(54日間)で、約1,060万円も利益が増えています。これは含み損益の動きですが、やり方によっては大きな利益を確定出来るチャンスがあったと考えることも出来ると思います。大きな値動きの中で、いかに利益を確定していくのかについては、これからの課題のひとつです。

 長期保有と含み益は株式投資の王道かもしれませんが、「含み益」は確定した利益ではないので安心は出来ないと思いますし、また、「含み損」は確定した損失ではないので諦めるのはまだ早いと考えることもできると思います。「利益確定」については色々な考え方が出来ると思います。

 株式投資の奥深さを考えながら、日々、歩んで行きたいと思います。

 含み損への対処方法の考え方のひとつに、コツコツと積み上げた利益の再投資等で運用額を大きくしていくことが上げられると思います。単純化して考えた場合、僕のポートフォリオの含み損下位5銘柄は、ポートフォリオ全体に対して悪影響を及ぼしていますが、運用額8,000万円に対して、取得金額2,000万円分の銘柄で1,000万円の含み損が生じている状況です。パーセントに置き換えてみると、運用額8,000万円に対して、25.0%の銘柄が12.5%の悪影響を及ぼしている状況です。運用額が1億5千万円にまで増えた場合は13.3%の銘柄が6.7%の悪影響を及ぼしている状況になり、悪影響が、かなり軽減されることになります。いつのことになるのか、ならないのかは分かりませんが、長い長い階段を一段一段上って行きたいと思います。振り返ってみれば、今月は運用額が8,000万円を少し超えていました。僕の日本株ポートフォリオは、多額の含み損を抱えており、改善しなければいけない問題点のひとつなのですが、悪いことばかりではなく、運用額が8,000万円にまで増えてきたというのは良いことだと思います。どんなことでも、探せば少しは良いことが見つかるものだと思います。地面から芽を出した植物を見つけたような感じでしょうか。枯れないように大切に大きく育てていきたいと思います。

 保有銘柄数は99銘柄です。買付余力は8,551,224円です。後悔はしていませんが、ディスコ株のことを時々思い出します。ディスコ株が多少の含み益だった頃、保有するか売却するか、かなり迷っていたのですが、仮に売却していたとすれば、買付余力は現在約1,529万円です。含み損は2,065万円のところ1,720万円、利益確定-含み損は770万円のところ1,115万円といったところです。ただ、株式市場を取り巻く環境は目まぐるしく変化しますので、あれこれ思っても仕方がないのかもしれません。市場の変化にしなやかに対応していくことが大切だと思います。

 一流のアスリートはコンマ何秒のタイムを縮めるために、日々、厳しいトレーニングに励んでいるそうです。株式投資は、ちょっとした判断がその後の投資環境に大きく影響することがあるので、的確な判断を行なうことが必要になりますが、そのためには、日頃の情報収集が大切だと思います。

 バフェットの名言「少なくとも1週間に500ページは本や書類を読むこと。これは誰にでもできるが、ポイントは、これをずっと続けることにある」が印象に残っています。下記の記事では読書の大切さと結びつけた記事になっていますが、僕は、「日々、たくさんの情報収集に努めることが大切である。」と解釈しています。尚、下記の記事は有料会員でなければ全文を読むことが出来ないかもしれません。

www.nikkei.com

 以前に比べて保有銘柄が増えてきていますが、100銘柄くらい保有していると、ある程度効果的にリスク分散が行えるような気がします。こっちが下がれば、あっちが上がるといった具合です。

 「株を当て続ける」というのは無理なので、当たる確率を高める工夫が重要になってくると思います。

 

  • 評価金額上位5銘柄(損益率 -49.95%)
  • ディスコ 3,287,000円 評価損益率 -51.20% 取得額 6,736,300円
  • 東京エレクトロン 2,300,000円 評価損益率  -40.49% 取得額 3,865,000円
  • ダイキン 1,658,500円 評価損益率  -41.86% 取得額 2,852,942円
  • ニトリHD 1,437,000円 評価損益率 -39.82% 取得額 2,388,116円
  • レーザーテック 1,460,500円 評価損益率 -66.98% 取得額 4,423,100円

 

  • 評価金額下位5銘柄(損益率 -60.13%)
  • ネクセラファーマ 90,800円 評価損益率 -69.52% 取得額 297,979円
  • 大阪チタニウム 145,400円 評価損益率 -65.65% 取得金額 423,300円
  • ウエストHD 158,000円 評価損益率 -76.57% 取得金額 674,550円
  • 関西電力 164,100円 評価損益率 -43.05% 取得額 288,150円
  • INPEX 195,150円 評価損益率 -5.22% 取得金額 205,900円

 

  • 含み益上位5銘柄(損益率 2.33% 取得額合計 2,797,037円 )
  • 三菱重工 +18,400円 評価額 670,400円 評価損益率 +2.82%
  • 川崎重工 +18,400円 評価額 1,015,500円 評価損益率 +1.84%
  • 良品計画 +13,200円 評価額 554,000円 評価損益率 +2.44%
  • ダイフク +7,863円 評価額 386,800円 評価損益率 +2.07%
  • 三井E&S +7,300円 評価額 235,500円 評価損益率 +3.19%

 

*国債の格付けとCDS

 最近では、投資環境が以前にも増して不透明な状況になってきていると思います。国の信用度についても、いろいろなことが言われていますが、的確な指摘と思えるものもあれば、そうではないと思えるものもあります。そこで、「国債の格付け」「国債のCDS」を定期的にチェックすることにしました。僕は、どちらかと言えば「国債の格付け」よりも「国債のCDS」の方が、信頼性が高いような気がしますが、公表されているCDSは5年が多いようです。より長期的な視点に立って評価することは難しいのでしょうか。国債のCDS(5年)は短期的視点での国債の信頼性を評価しているものと言えるのかもしれません。

 「国債のCDS」は、国の破綻に備えた保険のようなもので、一定の保険料を支払うしくみのようです。保証料が低いほど、国の信用度が高いと判断できるようです。

 「国債の格付け」については、証券会社のレーティングのようなものでしょうか。

 

 今月は先月末と比べて「国債格付け」については、大きな変動はないようです。「国債のCDS」については、落ち着いてきているようです。前回チェック時と比べて、アメリカが0.51%から0.46%に低下しました。中国も0.62%から0.51%に低下しました。日本は0.20%から0.21%に上昇しています。

*国債格付け

1位の主な国は、ドイツ、オランダ、スイス、シンガポール等

アメリカは12位、韓国16位、イギリス18位、フランス21位、日本24位、中国25位、スペイン33位、イタリア37位、メキシコ39位、インド42位、ブラジル44位

lets-gold.net

*国債CDS(5年)

・1位 スイス 0.09% ・2位 ドイツ 0.13% ・3位 オーストラリア 0.13% ・4位 英国 0.20% ・5位 日本 0.21% ・6位 韓国 0.30% ・9位 アメリカ 0.46% ・10位 中国 0.51% 13位 インド 0.84%

jp.investing.com

「現在値」の単位は「bps」です。1bps=0.01%です。