もう1ヶ月以上前のことになりますが、11月23日(木)の祝日は、妻とポチ(16歳 トイプードル オス)と一緒に、静岡県 下田市の【伊豆白浜海岸】【伊豆白浜神社】へ行ってきました。
クルマは11月19日(日)に納車されたばかりの2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。今回のドライブは、20年間24万キロ乗り続けて苦渋の決断で手放したR53 BMWミニクーパーS JCW(アフターパーツ多数)との走りの違いを確かめる意味もありました。今回の走行距離は約400キロです。 午前6時過ぎに自宅を出発して午前11時頃に【伊豆白浜神社】に到着しました。
東京から伊豆下田あたりへドライブする場合、渋滞に巻き込まれると大変なことになりがちなので、僕はいつも下記の渋滞回避ルートを使っています。でも、考えてみればポータブルナビのゴリラと、高性能なメーカー純正ナビでは渋滞回避の性能が全く違うかもしれないので、これからは案内通りに走行するのが良いのかもしれないと思いました。
*【東京方面から伊豆下田あたりへドライブする場合の渋滞回避ルートについて 】
・東京方面から「小田原厚木道路」「箱根ターンパイク」「伊豆スカイライン」を通ります。
・「伊豆スカイライン」は途中「冷川IC」で下ります。
・グーグルマップでは「12号線」なのか「59号線」なのか分かりづらいのですが、「冷川IC」を下りて右折です。2.6キロほど走って下記の「八幡東」を左折して「伊東西伊豆泉59号」を走ります。
「伊東西伊豆線59号」を14キロほど走って下記の「湯島ヶ宿」に出ると、左折して414号線を走ります。ここからはカーナビの案内通りでいいと思います。
帰りは、414号線から「伊東西伊豆線59号」に入る箇所に「冷川IC」の標識がありますが、見落としやすいので注意が必要だと思います。
「箱根ターンパイク」の通行可能時間は午前5時半~午後10時半迄(2023年12月現在)ですが、変更がないか確認しておいた方が良いかもしれません。
「伊東西伊豆線59号」は少し心細くなるような細い山道の区間があり、また、夜は真っ暗になります。R53 BMWミニは車幅1690mmで特に問題なくこの道を通ることが出来ていたのですが、今回、車幅1850mmのRS3セダンで問題なく走行することが出来るのか少し心配だったのですが、問題なく通過できたので良かったです。RS3セダンは回頭性がよく、スイスイと気持ちよく走ることが出来ました。しかしながら、後日、12月24日にキャッツアイ(チャッターバー)を踏んだくらいでパンクするようなタイヤ(F 265/30R19 R245/35R19)であることが分かったので、このような道はこれまでより、慎重に走行すべきなのかもしれないと思いました。
僕は細い山道の区間は昼間でもヘッドライトを点けてクラクションを鳴らしながら対向車に気をつけています。今回、細い山道の区間は1台だけ対向車がありましたが、避けやすい場所でした。あまり車が通らないような道ですが、舗装はされています。日によっては、道路に落ちている木の枝等に気をつけたほうがよいかもしれません。細い山道が苦手な方は十分に注意されたほうがよいと思います。細い山道といっても、対向車が来た場合、すれ違いに非常に苦労するというほどではありません。
下記をクリックすると、「伊東西伊豆線59号」の細い山道の区間の様子がお分かりいただけると思います。
長い渋滞回避ルートを通って、河津あたりで135号線に出ると気持ちのいい海の風景が広がっています。
【伊豆白浜神社】の駐車場への入り口は少しわかりにくいのですが、下記の場所をストリートビューで見ると横断歩道がありますがそこを左折です。東京方面から行く場合は左方に神社の赤い鳥居が見えてきたらすぐです。
【伊豆白浜神社】のウェブサイト
ここの駐車場は、参拝者は1時間無料との案内があります。
まず、海のほうに出てみました。海岸にも鳥居があります。
砂浜のほうにも行ってみました。伊豆下田の海は本当にきれいな海だと思います。
もう、ずいぶん前になりますが、息子や娘が小学生くらいの時は家族4人とポチで、ここを何度か訪れています。若かったポチはものすごいスピードで海岸を走り回っていました。今はポチも高齢なのでゆっくりです。子供たちが小さい頃は家族4人で、途中からポチも加わってBMWミニで、たくさん色々な場所に行きましたが、今はもうBMWミニはありません。これからは、アウディRS3セダンです。
海岸を散策してから【伊豆白浜神社】を参拝しました。ここは僕の好きな神社のうちのひとつです。割と広い神社です。樹齢二千年のビャクシンの御神木があります。中は少し空洞になっていて仏像が安置されています。
午後2時前に、帰ることにしました。
途中、伊豆スカイラインの眺めのいい場所で、少し休憩しました。
富士山が、きれいでした。浮世絵を見ているような感じがしました。
自宅には、午後6時半頃に到着しました。
*2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)とR53 BMWミニクーパーS JCW(アフターパーツ多数)の走行特性について
今回のドライブでRS3セダンの走行特性等について、いろいろなことが分かりました。
あまり車に詳しくない妻の感想としては、ミニのほうが機敏だったそうです。僕も確かにそうかもしれないと思いました。僕は、妻と顔を見合わせて、ミニは、意外とすごいクルマだったのかもしれないと、お互い、妙に納得しました。
これについては、新しいものより、慣れ親しんだものの方が、よく感じるかもしれないという人間の心理や、或いは、ミニに限らず「ハイパワーFFコンパクトハッチ」というカテゴリーならではの楽しさというのがあったのかもしれません。
明らかに圧倒的にRS3のほうが優れていると感じたのは回頭性です。R53ミニはあらゆる道を楽しく走ることができる車でしたが、タイトなコーナーはあまり得意ではありませんでした。
今回のコースでは、「箱根ターンパイク」を下りて「伊豆スカイライン」の料金所までは割ときつめのコーナーが多いのですが、RS3は姿勢の変化も少なく、驚くほどスイスイと走ります。疲労も少ないです。並外れたポテンシャルを感じました。おそらくサーキットでは相当速いのだろうなあと思います。
RS3は車幅が1850mmもあるのですが、R53ミニの車幅1690mmと比べて、思ったほど運転しづらいとは思いませんでした。「伊東西伊豆線59号」の細い山道の区間も気持ちよく走行することが出来たので、R53ミニと同じように、いろいろな道を走ることが出来ると思います。ただし、扁平率の低いタイヤなので、路面のデコボコ等には十分注意が必要だと思います。路面のデコボコ等のダメージを受けやすいと思われるフロントタイヤの扁平率が30というのはRS3以外ではあまりないと思われます。フロントタイヤの扁平率が35の車種は多いのですが、扁平率30との差がどのくらいなのかは分かりませんが、注意するに越したことはないと思います。
クルマとの一体感については、ミニはとても一体感の感じられるクルマでしたが、RS3も十分に一体感の感じられるクルマで、また十分に小さく感じるクルマだと思いました。
ハンドルの重さについては、R53ミニはかなり重いので、RS3の「RSパフォーマンスモード」より重かったと思います。
R53ミニはロードインフォメーションが豊富で、手足で路面を確かめながら走っているような感覚がありました。RS3は、R53ミニとは異なる乗り味ですが、ロードインフォメーションの少なさが気になることはありません。
RS3は車重1600キロで、400馬力のセダンとしては軽いほうかもしれません。R53ミニは車重1180キロで、コンパクトカーとしては重いほうだとと思いますが、それでも、かなり差があります。R53ミニのほうが機敏な感じがしますが、RS3も、あまり重さを感じることはなく、十分に軽さを感じることができるクルマだと思います。
ステアリングの反応はR53ミニのほうがクイックだったと思いますが、RS3のステアリングの反応が気になることはありません。
加速性能はRS3のほうが圧倒的に優れていますが、R53ミニも遅さを感じることは少なく十分にキビキビと速さを感じる走りでした。開発者が重視していた部分だそうですがスーパーチャージャーの搭載で、アクセル操作に対してタイムラグがなく、気持ちの良い走りが実現されていると思います。RS3はターボですが、特にタイムラグが気になることはありません。
エンジン音について、R53ミニのベースのペンタゴンエンジンはクライスラーネオン等にも搭載されている普通のエンジンだそうですが、今にして思えば、頑丈でチューニングにもよく耐える、それなりに良いエンジンだったのかもしれません。20年前のクルマなのでアクティブサウンドコントロール(スピーカーによるエンジン音の補正)はありません。軽量フライホイール、サクラムエキマニ、JCWマフラーで、なかなか良いエンジン音だったと思います。
RS3のエンジン音については、良い音かもしれませんが、スピーカーによる演出が気になるような気がすることもありました。オプションの、RSスポーツエキゾーストシステム搭載です。「RSモード」時での、アイドリング時のエンジン音を車から降りて聴いてみると、僕が思っていたよりは大きめの音だったので、スピーカーの補正無しでも、十分にいけるのではという気がしていたのですが、うれしい誤算というか、「RS Individualモード」でエンジン音を設定できることが分かりました。現在、パンク修理中で車は手元にないのですが、名称は「Quiet」「Auto」「Pesence」だったと思います。一番静かな「Quiet」にしてみました。3種類もあるので「Quiet」はスピーカーの補正オフであってほしいところですが、ディーラーやカスタマーセンターに問い合わせてみても、はっきりしたことは分かりませんでした。でも、少なくとも、かなり自然な音です。やや控えめながらも、エンジン音を楽しむには十分な音量です。エンジンのレスポンスが鋭く、一言でいえばエンジンが自在に歌っているような感じです。二重、三重にハモッているような感じもします。今では希少な5気筒エンジンならではの独特なサウンドを十分に楽しむことが出来ると思います。
スピーカーによるエンジン音の補正なし、或いは機械的な補正のみのスポーティなクルマは現在では少ないようです。またそのようなクルマのエンジン音が、やや寂しい感じがしてしまうことを考えると、現代のスポーティな車ではスピーカーによるエンジン音の補正は仕方のないことなのかなとも思います。RS3の「Quiet」のエンジン音がスピーカーの補正オフなのかオンなのかは、はっきりしないままですが、独特で自然なエンジン音はたいへん気に入っています。