エネファームtypeS(アイシン製)を2022年2月26日に導入しました。
10月(10/1~10/31)のエネファームの電力自給率は63%(総使用量395.1kWh、発電量249.9kWh、購入量145.2kWh)でした。
うちはガス、電気、共に東京ガスです。11月分の請求書が届きました。ガスの使用期間が10月7日~11月7日 13,547円 76㎥、電気の使用期間が8月25日~9月24日 6,808円 168kWhとなっていました。
エネファームの光熱費の削減効果を調べようとした場合、請求書のガスと電気の使用期間が異なるため使用期間を一致させる必要があり、また去年の料金は今年の料金体系で計算しなおす必要があるため結構面倒くさいです。それでも、エネファーム導入による光熱費の削減効果について月々記録することにしました。どの程度正確な数値なのかは分かりませんし計算間違いもあるかもしれません。電力会社に支払う料金の削減効果は比較的正確だと思います。しかしながらエネファームのガス1㎥あたり発電量がはっきりしないので、発電に使用したガス量もはっきりしません。仕方ないので前年と比べて増えているガス使用量を発電に使用したガス量として計算しました。カタログによるとガス消費量は「ガス消費量(定格運転時) 1.44kW(HHV)1.30kW(LHV) HHV(高位発熱量基準):燃料ガスを完全に燃焼させた時に生成する水蒸気の凝縮潜熱を発熱量に含めた熱量。LHV(低位発熱量基準):燃料ガスを完全に燃焼させた時に生成する水蒸気の凝縮潜熱を差し引いた熱量。」なのですが、よくわからない数値です。ガス1㎥あたり発電量を明記してあれば明確でわかりやすいのですが、ガス消費量は様々な運転状況により変動の幅が大きいのではっきりとした数値を示すことができないということかもしれません。
元が取れるか取れないかは、74万円で元が取れると考えることにしました。床暖給湯器を導入した場合との差額、そして同時購入で格安になったエアコンのことも考慮しました。エアコンは、ちょうど新モデルの切り替わり時期でした。少しこじつけになりますがエアコンを同時購入ではなく、11月か12月にさほど機能に大きな差はないと考えられる最新機種を購入した場合の差額を考えてみました。
エネファームは停電時でもガスが供給されている場合最大700Wまでの電力が供給できるので、安心料を考慮するとか、エネファームを趣味として考えてみた場合の娯楽費削減効果も考慮して良いのかもしれませんが、数値化できないので、そこまでは考えないことにしました。
生活環境は、住居人数3人、LDK17畳ほど、築16年軽量鉄骨一戸建て約106平米(パナホーム)、調理器具はIH、風呂、給湯はガス、雨の日は浴室乾燥機使用(電気)です。
台所の壁面に設置しているタッチ式の多機能リモコンは、スイッチを切った状態でもランプの色で自給率が分かるようになっています。「グリーン」は自給率100%の状態、「ブルー」は多少電力を購入している状態、「オレンジ」はかなり電力を購入している状態です。IH調理器具使用時に「オレンジ」になるのは仕方がないと思います。ちょっと意外だったのは、食洗機使用時に「オレンジ」になることが多いので、食洗機はかなり電力を消費しているようです。
記録を取り始めて8か月になります。少しずつ色々なことがわかってきました。比較的正確な数値である、電力使用量と発電量の関係については下記の通りです。
2022/3/8~4/6 電力使用量485kWhに対して発電量291kWh 自給率60%
2022/4/7~5/9 電力使用量419kWhに対して発電量272kWh 自給率65%
2022/5/10~6/7 電力使用量344kWhに対して発電量224kWh 自給率65%
2022/6/8~7/6 電力使用量432kWhに対して発電量284kWh 自給率66%
2022/7/7~8/4 電力使用量488kWhに対して発電量309kWh 自給率63%
2022/8/5~9/6 電力使用量566kWhに対して発電量355kWh 自給率63%
2022/9/7~10/6 電力使用量440kWhに対して発電量293kWh 自給率66%
355kWhの発電能力があるのなら電力使用量344kWhに対しては自給率100%になってもいいと思うのですがそうはならないようです。エネファームの発電能力は700Wなので、効率的な発電のためには、なるべく電力使用量が700Wを越えないようにするとよいのかもしれません。
9月7日~10月6日の光熱費削減効果は8月5日~9月6日より少し悪くなりました。相変わらず、少ない金額です。前年ガス使用量の少ない月は今年はガス使用量がすごく多いです。もしかすると、前年ガス使用量の少ない月はエネファームのガス消費量の割合が増え、前年ガス使用量の多い月はエネファームのガス使用量の割合が減るということがあるかもしれません。エネファームは家庭用燃料電池システムで、トヨタの燃料電池車MIRAIと基本的な発電の仕組みは同じです。発電に必要なのはガスではなく水素と空気中の酸素です。MIRAIの場合は直接燃料タンクに水素を充填しますが、エネファームの場合は都市ガスやLPガスから水素成分を取り出しています。エネファームの発電に使用するガス以外のガス使用量が少ない月は水素成分を取り出すためにガスを無駄に消費しているのでしょうか。
うちは、IHコンロなので、エネファーム導入前は、ガスの使用はお湯だけでした。エネファームは冬場等お湯をたくさん使う季節のほうが、効率よくガスを使うことができるのでしょうか。
エネファームの電気代削減効果は、かなりのものだと思いますが問題はガスの使用量だと思います。
更に記録を取り続けてエネファームの特性についての理解を深めていきたいと思います。
2022年3月8日~2022年10月6日(約7ヶ月)までの光熱費削減効果 19,304円(ざっくり)
2022年9月7日~10月6日(30日間)
ガス使用量 73㎥ 料金 12,375円
電気使用量 440.3kWh 購入電力量147.8kWh 料金6,126円(概算) 電力自給率66%
電力会社に支払う料金の削減効果 10,124円(概算)
エネファーム導入により増加したガス料金 53㎥ 7,906円(ざっくり)
光熱費削減効果 2,218円(ざっくり)
2022年8月5日~9月6日(33日間)
ガス使用量 84㎥ 料金 13,208円
電気使用量 565.85kWh 購入電力量211.10kWh 料金7,971円(概算) 電力自給率63%
電力会社に支払う料金の削減効果 12,052円(概算)
エネファーム導入により増加したガス料金 65㎥ 9,107円(ざっくり)
光熱費削減効果 2,945円(ざっくり)
2022年7月7日~8月4日(29日間)
ガス使用量 74㎥ 料金 11,813円
電気使用量 488.30kWh 購入電力量179.35kWh 料金6,772円(概算) 電力自給率63%
電力会社に支払う料金の削減効果 10,076円(概算)
エネファーム導入により増加したガス料金 56㎥ 7,888円(ざっくり)
光熱費削減効果 2,188円(ざっくり)
2022年6月8日~7月6日(29日間)
ガス使用量 76㎥ 料金 12,092円
電気使用量 432.35kWh 購入電力量148.60kWh 料金5,537円(概算) 電力自給率66%
電力会社に支払う料金の削減効果 8,807円(概算)
エネファーム導入により増加したガス料金 54㎥ 7,197円(ざっくり)
光熱費削減効果 1,610円(ざっくり)
2022年5月10日~6月7日(29日間)
ガス使用量 70㎥ 料金 11,073円
電気使用量 344.25kWh 購入電力量121.75kWh 料金4,791円(概算) 電力自給率65%
電力会社に支払う料金の削減効果 6,686円(概算)
エネファーム導入により増加したガス料金 39㎥ 5,106円(ざっくり)
光熱費削減効果 1,580円(ざっくり)
2022年4月7日~5月9日(33日間)
ガス使用量 88㎥ 料金 13,468円
電気使用量 419.25kWh 購入電力量147.20kWh 料金5,469円(概算) 電力自給率65%
電力会社に支払う料金の削減効果 8,204円(概算)
エネファーム導入により増加したガス料金 38㎥ 4,326円(ざっくり)
光熱費削減効果 3,878円(ざっくり)
2022年3月8日~4月6日(30日間)
ガス使用量 86㎥ 料金 11,612円
電気使用量 485.20kWh 購入電力量194.75kWh 料金6,873円(概算) 電力自給率60%
電力会社に支払う料金の削減効果 8,699円(概算)
エネファーム導入により増加したガス料金 34㎥ 3,814円(ざっくり)
光熱費削減効果 4,885円(ざっくり)