6月20日(火)は、東京エレクトロンの第60期 定時株主総会に行ってきました。6月20日(火)はソニーの株主総会もあるので、どちらにするか迷ったのですが、東京エレクトロンにしました。
以前の僕は、株主総会等に特に興味はなかったのですが、3月に、ショーボンドHDの個人投資家説明会に試しに行ってみて良かったので、株主総会にも行ってみることにしました。
紙やネットの情報だけではなく、たまには経営者や幹部から直接、会社の業績や今後の見通し等について説明を受けることも意味のあることだと思います。株主総会は会社と株主が直接接する数少ない貴重な機会だと思います。
ソニーではなく東京エレクトロンにした理由は、僕は以前から半導体関連に興味があり、また現在、半導体は大きく取り上げられているテーマでもあり、半導体についての知識を深めたいと思った時、どちらか一つ選ぶとなると、やはり東京エレクトロンかなと思いました。
会場は【パレスホテル東京】2階「葵」です。皇居のすぐ横のきれいなホテルです。
午前10時(受付開始 午前9時)から始まるのですが午前8時50分位に到着しました。たくさんの社員の方々がいました。少し早く着きすぎたようで、待っている人は2人しかいませんでした。午前9時に会場に入りました。せっかくなので一番前に座りました。開始30分位前でも十分に前のほうに座れると思います。開始10分位前だとかなり混んでいました。
午前10時前に、社長をはじめ幹部の方々20名ほどが壇上の所定の席に座り、総会が始まりました。議長の、河合 利樹社長がいろいろと説明をされていました。添付の資料はとても分かりやすいものでした。
業績等について簡単に説明すると、次の通りです。
- 第60期は売上高及びすべての利益項目において過去最高を更新。
- 本年の半導体製造装置市場は4年ぶりのマイナス成長となる見込み。
- 今後の半導体装置市場の見通しについては徐々に回復し2024年以降力強く成長。
社長の説明や添付の資料は分かりやすいのですが、これをどう解釈するかは、同社や他の半導体関連銘柄の株価の動き、そしてそれらに対する専門家の見解を参考にしたいと思います。
添付資料を見て思ったのは、半導体製造装置といっても色々な製造装置があることが分かりました。
資料によりますと、8つの製品群のうち4つの製品群が世界シェア1位、残りの4つの製品群が2位となっています。株主からの質疑応答で、去年より1位が一つ減っているので挽回して欲しい、そして決して3位になどならないようにという提言がありました。
資料によりますと「成膜」「塗布現像」「エッチング」「洗浄」の4連続工程に装置を持つのは同社のみだそうです。4連続工程はなんとなくイメージしやすい気がしました。僕は中学生や高校生の頃、ラジオやアンプの製作でプリント基板を作ったことがありますが、工程が少し似ていると思いました。LSIの製造方法とプリント基板の作り方は通じるものがあると思いました。
同社は高収益企業なので、何となく、経営陣の方々はピリピリした緊張感が漂っている感じなのかなと思ったのですが、普通な感じでした。また、河合 利樹社長はにこやかな感じの方でした。
やがて総会が終わり会場を後にしました。当然のことかもしれませんが株主みたいな人がたくさんいました。
僕は、今のところ、日本の半導体産業の明るい未来を信じていますので、半導体の知識を深めて、関連銘柄への投資を継続していきたいと考えています。