約11年間ほったらかしになっていた株式投資を2020年6月から再開しています。今月で3年9ヶ月になります。
再開前は投資額約173万円に対して評価額約235万円になっていましたので約62万円の含み益になっていました。2020年6月は日経平均が22,500円前後でしたので再開する時期としてはよかったと思います。
*内容は下記になります。
- 各種指数、為替、金利の動向
- 運用状況と年換算利回り
- 僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
- 各種指数、為替、金利の動向の考察
- 2月の振り返り
- 保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損下位5銘柄
- EVとHVの気になる動き
*2024年2月末の指数、為替、金利
マーケットの変化をいち早く察知する試みの一つとして、色々な指数、為替、金利を、毎日チェックしています。1月末と2月末の比較では次のようになっています。
- 日経平均 39,166円(先月末から2,880円(7.94%)の上昇)
- TOPIX 2,675ポイント(先月末から124ポイント(4.86%)の上昇)
- NYダウ 38,996ドル(先月末から846ドル(2.22%)の上昇)
- ナスダック16,091ポイント(先月末から927ポイント(6.11%)の上昇)
- S&P500 5,096ポイント(先月末から251ポイント(5.18%)の上昇)
- ブラジルボベスパ 129,020ポイント(先月末から1,268ポイント(0.99%)の上昇)
- 香港ハンセン 16,511ポイント(先月末から1,026ポイント(6.63%)の上昇)
- 中国企業指数 5,677ポイント(先月末から483ポイント(9.30%)の上昇)
- インドSENSEX 72,500ポイント(先月末から748ポイント(1.04%)の上昇)
- ユーロストックス50 4,877ポイント(先月末から229ポイント(4.93%)の上昇)
- WTI原油先物 78.26ドル(先月末から2.41ドル(3.18%)の上昇)
- NYMEX金先物 2,054ドル(先月末から13ドル(0.63%)の下落)
- 米ドル 149.91円(先月末から2.68円の円安)
- ユーロ/米ドル 1.0806ドル(先月末から0.0004ドルのドル安)
- ブラジルレアル 30.15円(先月末から0.46円の円安)
- 人民元 20.85円(先月末から0.12円の円安)
- インドルピー 1.8084円(先月末から0.0362円の円安)
- ユーロ 162.03円(先月末から2.98円の円安)
- 日本国債10年 0.710%(先月末から0.02%の低下)
- 米国国債10年 4.251%(先月末から0.333%の上昇)
- LME銅3ヶ月先物 8,493ドル(先月末から115ドル(1.34%)の下落)
- SOX指数 4,726ポイント(先月末から466ポイント(10.94%)の上昇)
- バルチック海運指数 2,111ポイント(先月末から713ポイント(51.00%)の上昇)
*運用状況と年換算利回り
2024年2月末時点での運用状況は下記になります。証券口座は大和証券のみです。現物日本株56銘柄で、売却益と配当はすべて再投資です。
- 63,872,414円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
- 60,469,883円(評価額)
- 45,000,000円(投資金額)
- 44,247,761円(保有株取得額)
- 40,845,230円(保有株評価額)
- +18,872,414円(売却益+配当)
- +1,231,389(含み益)
- -4,633,920(含み損)
- -3,402,531円(含み益-含み損)
- +15,469,883円(売却益+配当+含み益-含み損)
- 19,624,653円(買付余力)
年換算利回りは下記になります。
- 25,375,347円(投資額-買付余力)に対する18,872,414円(売却益+配当)の2020年6月以降の年換算利回り19.83%(税引き後) *税引き前では約24.79%
- 25,375,347円(投資額-買付余力)に対する14,849,883円(売却益+配当+含み益-含み損-2020年6月以前の含み益)の2020年6月以降の年換算利回り15.61%
*仮に全株売却した場合のリターンは下記になります。
- 45,000,000円(投資金額)に対する16,150,390円(仮に全株売却した場合の利益概算)のリターン 約35.89%(税引き後) *税引き前では約44.86%
- 45,000,000円(投資金額)に対する15,654,390円(仮に全株売却した場合の2020年6月以降の利益概算)の2020年6月以降の年換算利回り 約9.28%(税引き後) *税引き前では約11.60%
*僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
大和証券のダイワダイレクトでは保有株のパフォーマンスと株価指標との比較のグラフが示される分析ツールがあります。視覚的には分かりやすいのですが、正確な数値が示されているわけではないので目分量で約何%としています。
- 保有株の3年間のパフォーマンス 約139.0%
- 日経平均 約136.0% TOPIX 約139.0%
- 保有株の1年間のパフォーマンス 約139.5%
- 日経平均 約143.3% TOPIX 約135.0%
- 保有株の6ヶ月間のパフォーマンス 約115.0%
- 日経平均 約122.0% TOPIX 約115.0%
- 保有株の3ヶ月間のパフォーマンス 約117.5%
- 日経平均 約119.8% TOPIX 約114.5%
パフォーマンスの比較は参考にはなると思いますが、実際には、例えば3年間のパフォーマンスで、同じ銘柄構成で3年間保有し続けているわけではないので、実際の運用成績とは異なります。
*各種指数、為替、金利の動向の考察
2024年2月は、1月に引き続き、日経平均やTOPIXが、かなり上昇しました。米国株や欧州株もある程度上昇しています。新興国株は上昇率が少ないようです。香港ハンセンや中国企業指数は、かなり上昇しています。大幅に下落した1月からの反動でしょうか。中国政府の株価対策の効果が現れてきているのでしょうか。中国経済の状況については引き続き注視が必要だと思います。
日本国債の金利が低下していますが、米国債の金利は割と上昇しています。円安の要因のひとつでしょうか。米国株は金利の影響を受けにくくなってきているように思われます。それだけ米国経済が強いということでしょうか。SOX指数がかなり上昇していますので半導体関連が特に有望ということでしょうか。バルチック海運指数が、かなり上昇していますが、海運株への影響は少ないように思われます。最近では、海運株は、中東情勢の影響が大きいのかもしれません。為替は、1月に引き続き、主要通貨に対して円安になっています。為替の変動は株価への影響が大きいと思われますので、注視が必要だと思います。
*2月の振り返り
僕の日本株ポートフォリオの含み益-含み損はマイナス3,402,531円と、先月末から42万円程改善しました。僕の日本株ポートフォリオは、株価指数と、ある程度連動していると思います。
配当を含む利益確定分は先月末から税引き後で1,729,493円(配当0円、利益確定1,729,493円)増えて、18,872,414円(税引き後)になりました。株価指数の上昇局面では利益も確定しやすいです。株の売買は、利益を確定すると同時に、ポートフォリオを修正することもできると思います。打たれ強く、そして大きな利益を生み出すことの出来るポートフォリオを構築することが目標です。
保有銘柄数は56銘柄です。先月より7銘柄減らしました。買付余力は19,624,653円です。日本株は急上昇していますので、高値を警戒して買付余力を多くしました。この記事を書いている時点での買付余力は1300万円ほどです。現金化して買付余力を多くすると安全性は高くなりますが、効率的な資金運用にはマイナスですので、兼ね合いが難しいところです。
僕のポートフォリオは半導体関連銘柄が多いのですが、エヌビディアの決算がどうなるか分からないので、半導体関連銘柄を少し減らした方がよいと思い、レーザーテックを一旦、売却しました。エヌビディアの決算がよかったので、再び、レーザーテックを買ったのですが、思ったより上値が重い感じがしたので、また売却しました。優良銘柄だと思うので、機会があれば、また買ってみたいと思います。
キーエンスは、6万円ほどしか利益を確定することが出来ませんでしたが売却しました。同社株は中国関連銘柄と言われることもあるようですが、中国経済は思わしくないようです。キーエンスは一時期160万円ほどの含み損でした。買うタイミングがよければ、かなり儲かったのかもしれません。キーエンスは最低購入価格が700万円前後もしますので、含み損を抱えてしまうとポートフォリオを柔軟に変化させることが難しいと思いました。
ファーストリテイリングとサイゼリヤを購入しました。中国経済が思わしくないとしても巨大な市場だと思いますし、コスパの良い商品は中国でのシェアを伸ばすことができるのではと思います。東京エレクトロンは中国向けが好調なようですし、中国市場は経済状況等の要因によって需要の質が変化することはあっても巨大な市場であり続けると思います。中国市場の変化にうまく対応できる企業は業績を伸ばすことが出来るような気がします。
サイゼリヤについては3年以上前の記事になりますが面白い記事を見つけました。
- 評価金額上位5銘柄
- ファーストリテイリング 4,326,000円 評価損益率 +2.84%
- 東京エレクトロン 3,687,000円 評価損益率 +11.71%
- 三菱商事 2,884,500円 評価損益率 +7.58%
- ダイキン工業 2,117,500円 評価損益率 -25.77%
- ソニーグループ 1,294,500円 評価損益率 -8.12%
- 評価金額下位5銘柄
- そーせいグループ 145,600円 評価損益率 -51.13%
- 住友化学 182,280円 評価損益率 -36.42%
- ライト工業 190,600円 評価損益率 -10.80%
- 寿スピリッツ 200,000円 評価損益率 -17.98%
- エムスリー 214,650円 評価損益率 -54.64%
- 含み益上位5銘柄
- 東京エレクトロン +386,500円 評価金額 3,687,000円 評価損益率 +11.71%
- 三菱商事 +203,400円 評価金額 2,884,500円 評価損益率 +7.58%
- Fリテイリング +119,615円 評価金額 4,326,000円 評価損益率 +2.84%
- 出光興産 +77,000円 評価金額 948,000円 評価損益率 +8.84%
- トヨタ自動車 +66,000円 評価金額 1,086,300円 評価損益率 +6.46%
- 含み損下位5銘柄
- ダイキン工業 -735,442円 評価金額 2,117,500円 評価損益率 -25.77%
- ニデック -624,742円 評価金額 568,100円 評価損益率 -52.37%
- ABEJA -418,095円 評価金額 498,000円 評価損益率 -45.63%
- ウエストHD -378,750円 評価金額 295,800円 評価損益率 -56.14%
- リクルートHD -281,835円 評価金額 1,208,800円 評価損益率 -18.90%
2020年6月から日本株投資を再開して、しばらくは右肩上がりでした。2022年5月頃から含み損が大きくなってきました。株価の下落についての認識が甘かったと思います。しかしながら、振り返ってみると、当時の含み損を引きずっている銘柄は少なくなってきました。現在は340万円ほどの含み損です。なるべく含み損の出ない投資を心がけてはいますが、ある程度の含み損の発生は仕方のないことだと思います。最も重要なことは、株価指標と比較した、自分のポートフォリオの年換算利回りの推移だと思います。
保有銘柄について4項目をランク付けしてみると、以前より少し改善してきたような気がしました。
*EVとHVの気になる動き
日経電子版の下記の記事は、タイトルが若干紛らわしいのですが、主要14カ国の23年のHV販売台数が前年比30%増、EVとPHVの合計の販売台数が前年比28%増、増加率逆転という記事です。販売台数ではHVが421万台、EVとPHVの合計が1196万台で大きな差があります。
下記の記事によると、EVにも様々な課題があるようです。
環境にやさしく、扱いやすいEVの開発には、課題が多いということだと思います。
HVの販売が好調なのはトヨタには追い風だと思います。HVの販売が好調なうちに、素晴らしい全固体電池を搭載したEVの開発を実現してほしいと思います。僕は、現在のところトヨタと出光興産を長期保有する予定です。