MINIPOCHI’s diary

僕は50代後半、妻は50代半ば、東京在住です。子供二人、犬一匹(16歳のトイプードル、ポチ)、20年11ヶ月、246,432Km乗り続けてきたR53 BMWミニ JCWは本当に楽しい車でした。現在は2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。ドライブ、株式投資、ペット、オーディオ、音楽、時計等、雑記ブログです。

【静嘉堂文庫美術館】【曜変天目茶碗】【東京ミッドタウン日比谷】の夜景 東京 丸の内

 うちは共働きなのですが、この前の12月13日(火)は、妻と平日の休みが一致したので一緒に、東京 丸の内の静嘉堂文庫美術館へ行きました。「響きあう名宝 曜変・琳派のかがやき」という展覧会が開催中で、有名な国宝曜変天目 (稲葉天目)】が出品されていました。尚、この展覧会は12月18日までなので、現在は展示替で休館中のようです。

 曜変天目 (稲葉天目)】については下記サイトで簡単な説明があります。

www.seikado.or.jp

 【静嘉堂文庫美術館】に行く予定は特にはなかったのですが、三菱商事から届いた株主優待の招待券が【静嘉堂文庫美術館】の招待券で【曜変天目茶碗】を見ることが出来ることに妻が気づいたので行くことにしました。【曜変天目茶碗】は以前は世田谷で展示されていました。妻は世田谷でも鑑賞しています。僕は今回が初めてです。

 午前中は、ポチ(15歳 トイプードル 白 オス)のシャンプーカットと簡単な健康チェックのため動物病院へ連れて行ったり、ポチと少し散歩したりしました。

 昼過ぎに自宅を出ました。静嘉堂文庫美術館は東京駅から割と近く、グーグルマップで見ても分かりやすそうな場所なのですが、実際に行くと意外に分かりにくかったです。歴史を感じさせる明治生命館ビル】はすぐに見つかったのですが、美術館の気配が感じられません。とりあえずビルの入り口に入って受付の人に尋ねてみました。受付の人の言った通り歩いていたのですが、また分からなくなり近くの警備の人に尋ねてみました。そして、やっと分かりにくい入り口に辿り着くことが出来ました。次に、ここを訪れる時は迷うことはないと思います。

静嘉堂文庫美術館】も入っている【明治生命館】は重要文化財です。

 平日ですが、割と多くの人が入り口で並んでいました。招待券があればいつでも自由に入ることが出来ますが、通常は予約が必要なようです。招待券二回分を使って二人とも無料で入ることが出来ました。招待券が、とても有難いものに思えてきました。

 館内は混んでいました。最近は行っていませんが、例えば国立博物館や西洋美術館の常設展のような静かな雰囲気の中で、落ち着いて美術品と向き合いたいところですが、人気の展覧会が混むのは、仕方ないことだと思います。

 作品は、ほとんどガラス越しですが、これも仕方ないことだと思います。ガラス越しではない壺が展示されていたのですが、やはり直接鑑賞できると、伝わってくる情報量が多いです。表面の質感や、細工の細かな雰囲気が良く伝わってきます。

 あれこれ鑑賞していると、やがて曜変天目 (稲葉天目)】のところに着きました。ガラスケースの中の【曜変天目 (稲葉天目)】は、やはり人が多くて、なかなかじっくり鑑賞できないのですが、上の方から見たり横の方から見たり、斜めから見たりして、作品の印象をしっかりと目に焼き付けました。

 曜変天目茶碗の、深みのある複雑で美しい色合いは構造色によるものだそうです。僕は、曜変天目茶碗の色味とオパールの色味は通じるものがあると思いました。

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

 美術館を出る前にミュージアムショップにも寄ってみました。なんと198万円で曜変天目茶碗が販売されていました。売約済になっていました。国宝の【曜変天目 (稲葉天目)】と比べるものではないのかもしれませんが、よく似ていますのでどうしても比較してしまいました。やはり差は大きいと思いました。

 美術館を後にして、歩いて東京ミッドタウン日比谷へ行きました。

www.hibiya.tokyo-midtown.com

 B1Fの【Mr.FARMER(ミスターファーマー)】という店でケーキを注文しました。この店はセルフサービスの水が充実しているので、飲み物は注文しませんでした。4種類の水がありガラス製のサーバーには、レモンや、グレープフルーツやニンジン等の野菜など色々なものが入っていますので、香りのよい、そしてほのかな味を感じる水になっています。

 下記サイトの「LOCATIONS」の「HIBIYA」をクリックすると店舗の写真がありセルフサービスの水のサーバーも写っています。

mr-farmer.jp

 午後5時になると屋上のイルミネーションが点灯するので行ってみました。きれいなイルミネーションでした。皇居方面の夜景もきれいでした。

 1Fに下りると建物前の広場もきれいなイルミネーションが点灯していました。

東京ミッドタウン日比谷】屋上の幻想的なイルミネーション

東京ミッドタウン日比谷】屋上から皇居方面の美しい夜景

東京ミッドタウン日比谷】前の広場のきれいなクリスマスツリー

 午後6時半からはピクテジャパンの公開収録に行きました。妻の休みが決まった時にはもう締め切られていたので、妻は家に帰りました。

 今回は、あまりお金を使わずに色々楽しめて良かったです。

www.youtube.com

週末ドライブ 【鎌倉国宝館の仏像】【燕カフェ】他 神奈川

 この前の日曜日は妻と鎌倉へ行ってきました。天気予報では日曜日はすっきりしない予報で、実際、日曜日は朝からはっきりしない天気でした。どこに行こうか色々考えていたのですが、雨も降り始めてきたので、ポチ(14歳 トイプードル オス 白)は今回は家にいてもらうことにして、妻と【鎌倉国宝館】へ行くことにしました。

 午前10時半頃に出かけました。クルマは19年23万キロ乗り続けているR53 BMWミニ JCWです。今回の走行距離は約145キロです。

 

 鎌倉に向かうクルマの中で、妻に昼ごはんを食べる店を探してもらいました。【燕カフェ】という店がよさそうだということになり、予約をとろうとして10時40分頃に電話をしてみたのですが、午前11時半オープンなので電話は繋がりませんでした。しばらくして【燕カフェ】から着信があったとの電話がありました。せっかく電話をもらったので予約をとることにしましたが、予約は11時半のみ受け付けているとのことでした。11時半だと間に合わないかもしれないので少し迷ったのですが、少し遅れるくらいなら大丈夫ということだったので、「少し遅れる11時半」で予約しました。

 紫陽花の時期の鎌倉の駐車場はどこも満車で、大変だったのですが、今回は適度に空いていました。下記の駐車場に駐めました。「小町大路(こまちおおじ)」という通りは駐車場が多いので、だいたい何とかなります。日祝も12時間上限2000円位のところが多く、鎌倉の中心部にも比較的近いので便利です。

goo.gl

 鎌倉に向かう途中の高速道路では、かなり雨が降ったりしていて、やはりポチは留守番でよかったと思ったのですが、やがて雨は止み鎌倉に到着したころには薄曇りで散策にはちょうどよい感じになっていました。

 

 【燕カフェ】には午前11時45分頃に着きました。古民家カフェですが、外観は「味わい深い」とか「洒落た雰囲気」というよりも「単なる古い家」です。僕たちは予約をしていたので良かったのですが、既に満席で、1組並んでいました。店内も外観同様、普通の古い家といった雰囲気だと思います。僕たちは薬膳カレーセット(体に良さそうなお茶と杏仁豆腐付)を注文しました。料金は2,200円です。食事の量は少なめかもしれませんが杏仁豆腐の量は多めなので、全体としてはちょうどいい量だと思います。じわじわと体によさそうな感じの料理でした。次回は薬膳おでんセットを食べに来てもいいかなと思いました。少し不思議な感じの魅力がある店だと思いました。店を出るころには数組並んでいましたが、その人たちでランチは終了のようでした。今回は人気店で食事をすることができて良かったです。ここは隠れ家カフェだと思います。【燕カフェ】とは知らずに、たまたま横を通りかかっても、普通の古い家なので、ちょっと寄ってみようか、ということにはならないと思います。

tsubamecafe-kamakura.shopinfo.jp

【燕カフェ】の外観

 

 食事のあと【北條高時腹切りやぐら】【妙本寺】【八雲神社へ行きました。

 次に【鎌倉紅谷】へ行きました。ここは午後3時閉店なので、いつも間に合わないのですが今日は午後2時半なので大丈夫だと思ったのですがクルミッ子」は売り切れで今日も買うことが出来ませんでした。「クルミッ子」を買う予定の方は閉店時間にかかわらず早めに行ったほうがよいと思います。

beniya-ajisai.co.jp

 次に【鎌倉国宝館】へ行きました。観覧料は700円です。240坪(約800㎡)ほどの施設ですので、それほど大きな施設というわけではありません。館内は充分なスペースの展示室が二つです。一つのスペースはガラス越しに絵画等の美術品が展示されていたり、仏像が安置されています。もう一つのスペースはガラスがなく、お堂のような雰囲気です。仏像が本来安置されている環境に近いと思いますので、仏像の鑑賞には理想的な展示室だと思います。

 僕は仏像等に詳しいわけではないので、最初はどの仏像等も同じような感じに見えたのですが、よく鑑賞していくうちに違いが感じられるようになりました。

 特に印象的だったのは【木造地蔵菩薩坐像(浄智寺蔵)】弁才天坐像(鶴岡八幡宮蔵)】です。

 神様や仏様を表した像は、一般的な美術作品とは別のジャンルだと思いました。

 一般的に優れた美術作品は、作者の想いが伝わってくるというか、作者と対話できるような作品が多いと思いますが、今回、特に印象的だった仏像は作者の気配が感じられず、仏様と向き合っているような感じがしました。作者の気配が感じられないのが優れた仏像なのか、或いは作者の個性や想いが感じられる優れた仏像もあるのか、そこのところはよくわかりません。

 【木造地蔵菩薩坐像(浄智寺蔵)】は、いつまでも向き合っていられる感じでした。仏像の周りには、ひんやりと張りつめた空気が感じられるような気がしました。純粋な存在を目の前にして、心が洗われるような気がしました。

 弁才天坐像(鶴岡八幡宮蔵)】も、いつまでも向き合っていられる感じでした。こちらの像の周りには、柔らかな空気が、ゆったり流れているような気がしました。

www.city.kamakura.kanagawa.jp

鎌倉国宝館

 【鎌倉国宝館】の次は小町通りを散策しました。ここは、おいしそうなものを売っている店がたくさんありますが、混み気味で、落ち着いて食べられる感じでもないので、結局ここでは何も買わず、【洋菓子舗 置石でソフトクリームを食べました。ここは鳩サブレーで有名な豊島屋の店舗です。ソフトクリームを食べる場合、ここはゆったりしたスペースがあり、いつもそんなには混んでいないので落ち着いて味わうことが出来ます。値段は350円、ちょっと凝ったものが400円です。味は十分においしいです。2Fはカフェになっていますが、ここでソフトクリームだけを食べることは出来ないようです。

www.hato.co.jp

 妻は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が好きで当時の歴史にも興味があるようで、今回は色々見ることが出来て楽しかったと言っていました。

 

 自宅には午後6時半頃に到着しました。ポチは結構怒っているような感じがしました。ポチに留守番をしてもらう場合、行きは何でもないのですが帰って来ると吠えられます。

 もう外は暗かったのですが、自宅近くを30分位、ポチと一緒に散歩をしました。ポチの怒りはすぐに収まったようです。ポチは適度に耳をなびかせながら気持ちよさそうにトコトコ歩いていました。

午後7時前の自宅近くの公園にて。ポチの怒りはだいぶん収まっています。

 

日帰りドライブ 【国営ひたち海浜公園】の印象深い「ひまわり」 茨城県ひたちなか市

 夏季休暇最終日の日曜日は、茨城県ひたちなか市の【国営ひたち海浜公園】へ行きました。普段、静岡で働いている息子(20代前半)が金曜日から帰ってきているので、今回は、妻と息子とポチ(14歳 トイプードル オス)と一緒に出かけました。子供も大きくなると一緒にドライブに出かけることもなくなってきますが、たまに息子が帰ってきた時は、たまには一緒にドライブでも、ということで一緒に出かけることが多いです。

 クルマは19年23万キロ乗り続けているR53 BMWミニJCWです。今回の走行距離は約250キロです。

 行きは午前9時頃に出発して、特に渋滞はなく午前10時40分頃に目的地に到着、帰りは3時40分頃に出発してある程度渋滞に巻き込まれて途中スーパー等に寄って自宅に到着したのが午後6時30分位でした。

 今日は快晴ではなく、それほど日差しは強くはなかったと思いますが、それでも夏の【国営ひたち海浜公園】は暑かったです。来場者はある程度多いといったところでしょうか。

 ここは息子や娘が小さい頃、割とよく訪れていた公園です。息子によると、断片的な思い出はあるようです。

 今日の【国営ひたち海浜公園】は緑色のコキアが意外ときれいで、他にジニアやひまわりが咲いていました。

コキアとジニアとポチ

 あらためて見てみると「ひまわり」が特に印象的でした。霧ヶ峰志賀高原鬼怒沼で見かける高山植物は小さくて控えめで弱々しい感じのものが多いのですが、それに対して「ひまわり」は大きくて力強くて元気で太陽の光を全身で受け止めているような感じがしました。植物にも感情があるような気がしてしまいますが、少なくとも個性はあると思います。僕はどちらのタイプの植物も好きです。

力強いひまわり

全部同じ方向を向いているひまわり

 ゴッホのひまわり」を思い起こさせるような「ひまわり」があったので写真に収めました。

 ゴッホは、ひまわりの絵をたくさん描いていますが、おそらく、ひまわりの姿に心を打たれ、「希望に満ち溢れた力強い生命力」のようなものを表現したかったのではないのでしょうか。

ゴッホのひまわり」を思い起こさせるようなひまわり

ja.wikipedia.org

 最近、あまり美術館に行っていませんが、たまには美術に触れることも必要かな、と思いました。

 今日は「ひまわり」が特に印象的なドライブでした。

 ひまわりは「みはらしの里」「泉の広場フラワーガーデン」の2か所で見られます。ピークは過ぎているかもしれませんが、まだしばらくは充分楽しめると思います。下記に開花状況のリンクを貼っておきました。

https://hitachikaihin.jp/flowering_info/sunflower/

 ポチは高齢なので適度に歩かせてあとは抱っこやキャリーバッグの中です。今日は暑かったのでポチが疲れていないか少し心配でしたが、自宅に帰ってからも元気でしたので安心しました。

minipochi.hateblo.jp

 

minipochi.hateblo.jp

 

ヴァチカン美術館特別展 1989年3月21日~1989年5月21日

 本棚を見ていたら、ヴァチカン美術館特別展(1989年)のカタログを見つけました。もう30年以上前に国立西洋美術館で開催されていた特別展です。カタログのメモ書きを見ると、僕は1989年4月16日(日)雨から晴れの日に、この展覧会を見ています。

 この展覧会は、特に大盛況という感じではなかったと思います。僕が行ったのは日曜日のようですが、割と空いていた印象があります。しかしながら、この展覧会は僕にとって印象深い展覧会でした。作者がわからない作品も多いのですが、とにかく強い作品が多かった印象があります。作品の印象を言葉で表現するのは難しいのですが、ここでいう「強い作品」とは、情報量が多い、密度が濃い、心を揺り動かされる度合いが大きい、等でしょうか。これは表面的なものではなく、例えば、繊細な線で描かれたデッサンで「強い作品」もあれば、一見激しく描かれたような作品で「弱い作品」もあるということです。

 この展覧会の作品は基本的にキリスト教に関するものですので、キリスト教徒ではない僕には、これらの作品の本当の意味は理解できていないのだと思いますが、それでも見ごたえのある作品が多かった印象があります。作者の気持ちが伝わってくるというか時代を超えて作者と対話できるような作品が多かったと思います。

 なんでこんなに強い作品が多いのかについては、よくわかりません。ちょっと思ったのは、昔は、天候不順による不作とか、伝染病とか、人間の力ではどうすることもできないことが多かったと思われますので、そのような生活環境の中で、祈りをささげることは、人々が力強く生きていく上で、たいへん重要だったのかもしれません。そう考えると、これらの作品の多くは、穏やかな暮らしへの強い想いが込められていたのでしょうか。僕の解釈が正しいのかどうかはわかりません。