11年間位ほったらかしになっていた株式投資を2020年6月から再開しています。今月で3年8ヶ月になります。
再開前は投資額約173万円に対して評価額約235万円になっていましたので約62万円の含み益になっていました。2020年6月は日経平均が22,500円前後でしたので再開する時期としてはよかったと思います。
*内容は下記になります。
- 各種指数、為替、金利の動向
- 運用状況と年換算利回り
- 僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
- 各種指数、為替、金利の動向の考察
- 1月の振り返り
- 保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損下位5銘柄
- ふと思ったこと、株式投資と観天望気
*2024年1月末の指数、為替、金利
マーケットの変化をいち早く察知する試みの一つとして、色々な指数、為替、金利を、毎日チェックしています。12月末と1月末の比較では次のようになっています。
- 日経平均 36,286円(先月末から2,822円(8.43%)の上昇)
- TOPIX 2,551ポイント(先月末から185ポイント(7.82%)の上昇)
- NYダウ 38,150ドル(先月末から461ドル(1.22%)の上昇)
- ナスダック15,164ポイント(先月末から153ポイント(1.02%)の上昇)
- S&P500 4,845ポイント(先月末から76ポイント(1.59%)の上昇)
- ブラジルボベスパ 127,752ポイント(先月末から6,433ポイント(4.79%)の下落)
- 香港ハンセン 15,485ポイント(先月末から1,562ポイント(9.16%)の下落)
- 中国企業指数 5,194ポイント(先月末から574ポイント(9.95%)の下落)
- インドSENSEX 71,752ポイント(先月末から488ポイント(0.68%)の下落)
- ユーロストックス50 4,648ポイント(先月末から127ポイント(2.81%)の上昇)
- WTI原油先物 75.85ドル(先月末から4.20ドル(5.86%)の上昇)
- NYMEX金先物 2,067ドル(先月末から4ドル(0.19%)の下落)
- 米ドル 147.23円(先月末から6.23円の円安)
- ユーロ/米ドル 1.0802ドル(先月末から0.0239ドルのドル高)
- ブラジルレアル 29.69円(先月末から0.65円の円安)
- 人民元 20.73円(先月末から0.92円の円安)
- インドルピー 1.7722円(先月末から0.0786円の円安)
- ユーロ 159.05円(先月末から3.37円の円安)
- 日本国債10年 0.730%(先月末から0.110%の上昇)
- 米国国債10年 3.918%(先月末から0.039%の上昇)
- LME銅3ヶ月先物 8,608ドル(先月末から49ドル(0.57%)の上昇)
- SOX指数 4,260ポイント(先月末から85ポイント(2.04%)の上昇)
- バルチック海運指数 1,398ポイント(先月末から696ポイント(33.24%)の下落)
*運用状況と年換算利回り
2024年1月末時点での運用状況は下記になります。証券口座は大和証券のみです。現物日本株63銘柄で、売却益と配当はすべて再投資です。
- 62,142,921円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
- 58,317,255円(評価額)
- 45,000,000円(投資金額)
- 52,163,106円(保有株取得額)
- 48,337,440円(保有株評価額)
- +17,142,921円(売却益+配当)
- +697,888(含み益)
- -4,523,554(含み損)
- -3,825,666円(含み益-含み損)
- +13,317,255円(売却益+配当+含み益-含み損)
- 9,979,815円(買付余力)
年換算利回りは下記になります。
- 35,020,185円(投資額-買付余力)に対する17,142,921円(売却益+配当)の2020年6月以降の年換算利回り13.35%(税引き後) *税引き前では約16.69%
- 35,020,185円(投資額-買付余力)に対する12,697,255円(売却益+配当+含み益-含み損-2020年6月以前の含み益)の2020年6月以降の年換算利回り9.89%
*仮に全株売却した場合のリターンは下記になります。
- 45,000,000円(投資金額)に対する14,082,389円(仮に全株売却した場合の利益概算)のリターン 約31.29%(税引き後) *税引き前では約39.12%
- 45,000,000円(投資金額)に対する13,586,389円(仮に全株売却した場合の2020年6月以降の利益概算)の2020年6月以降の年換算利回り 約8.23%(税引き後) *税引き前では約10.29%
*僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
大和証券のダイワダイレクトでは保有株のパフォーマンスと株価指標との比較のグラフが示される分析ツールがあります。視覚的には分かりやすいのですが、正確な数値が示されているわけではないので目分量で約何%としています。
- 保有株の3年間のパフォーマンス 約141.5%
- 日経平均 約124.0% TOPIX 約137.0%
- 保有株の1年間のパフォーマンス 約126.2%
- 日経平均 約130.0% TOPIX 約127.2%
- 保有株の6ヶ月間のパフォーマンス 約108.0%
- 日経平均 約111.0% TOPIX 約110.0%
- 保有株の3ヶ月間のパフォーマンス 約111.2%
- 日経平均 約112.0% TOPIX 約107.4%
パフォーマンスの比較は参考にはなると思いますが、実際には、例えば3年間のパフォーマンスで、同じ銘柄構成で3年間保有し続けているわけではないので、実際の運用成績とは異なります。
*各種指数、為替、金利の動向の考察
2024年1月は、日経平均やTOPIXが、先月末から、かなり上昇しました。米国株や欧州株もある程度上昇していますが、新興国株は下落しています。特に香港ハンセンや中国企業指数は、かなり下落しています。中国経済の停滞が、世界の株式市場に及ぼす影響について、よく考える必要があると思います。
日米共に、国債の金利が上昇していますが、株価への影響は限定的でしょうか。株式市場を取り巻く環境が少し変化してきているのでしょうか。バルチック海運指数が、かなり下落しているのですが、海運株はさほど影響を受けていないように思われます。中東情勢の深刻化による運賃上昇が要因のひとつかもしれません。中東情勢は大きく変化しやすいと思われますので注視が必要だと思います。為替は、主要通貨に対して円安になっています。日本株上昇の要因のひとつかもしれません。
*1月の振り返り
僕の日本株ポートフォリオの含み益-含み損はマイナス3,825,666円と、先月末から310万円程改善しました。株価指数が、かなり上昇したので、含み損も、かなり改善したようです。僕のポートフォリオは、コツコツと確定した利益が、ある程度積み上がっていて、含み損が多いという構造になっているので、さほど利益が上がっていなくても、含み損が改善するだけで大幅に運用状況が改善するようです。
配当を含む利益確定分は先月末から税引き後で755,246円(配当0円、利益確定755,246円)増えて、17,142,921円(税引き後)になりました。
保有銘柄数は63銘柄です。先月より3銘柄増やしました。買付余力は9,979,815円です。
- 評価金額上位5銘柄
- キーエンス 6,658,000円 評価損益率 -2.64%
- レーザーテック 3,978,000円 評価損益率 -0.49%
- 東京エレクトロン 2,786,500円 評価損益率 +3.42%
- ダイキン工業 2,388,500円 評価損益率 -16.27%
- アドバンテスト 1,746,900円 評価損益率 +4.56%
- 評価金額下位5銘柄
- そーせいグループ 144,100円 評価損益率 -51.64%
- 寿スピリッツ 199,550円 評価損益率 -18.17%
- ライト工業 206,700円 評価損益率 -3.27%
- 住友化学 209,640円 評価損益率 -26.87%
- NTTデータ 214,050円 評価損益率 -1.50%
- 含み益上位5銘柄
- 東京エレクトロン +92,400円 評価金額 2,786,500円 評価損益率 +3.42%
- アドバンテスト +76,200円 評価金額 1,746,900円 評価損益率 +4.56%
- ソニー +60,500円 評価金額 1,469,500円 評価損益率 +4.29%
- 日立 +59,500円 評価金額 1,167,500円 評価損益率 +5.37%
- スズキ +45,200円 評価金額 668,800円 評価損益率 +7.24%
- 含み損下位5銘柄
- ニデック -638,642円 評価金額 554,200円 評価損益率 -53.53%
- ABEJA -580,595円 評価金額 335,500円 評価損益率 -63.37%
- ダイキン工業 -464,442円 評価金額 2,298,500円 評価損益率 -16.27%
- ウエストHD -332,550円 評価金額 342,000円 評価損益率 -49.29%
- リクルートHD -305,235円 評価金額 1,185,400円 評価損益率 -20.47%
2020年6月から日本株投資を再開して、しばらくは右肩上がりでした。2022年5月頃から含み損が大きくなってきました。株価の下落についての認識が甘かったと思います。現在は383万円ほどの含み損です。株価指数の大幅な上昇に伴って、ある程度改善してきました。株価指数が下落すれば、また含み損が増えると思いますが、配当を含む利益確定分が、ある程度積み上がっているので、相対的な含み損の影響は少なくなりつつあると感じました。しかしながら、現在のポートフォリオだと、下落相場に非常に弱く、配当を含む利益確定分で耐えるしかない状況です。少しづつ改善が必要だと思います。
保有銘柄について4項目をランク付けしてみると、結構ひどい運用状況に思えるのですが、それなりに利益は出ています。こまめに利益を確定して含み益が大きくなり過ぎないようにしていますが、この投資戦略は、修正が必要な気がしています。
*ふと思ったこと、株式投資と観天望気
僕は、色々な指数、為替、金利について毎日チェックしているのですが、データの変化から、経験則的にマーケットの変化を感じ取ることが出来ないだろうかと考えています。また、気になるデータの変化があれば、そのような視点から、日経電子版やアナリストレポートを読むことになるので効率的に情報収集できると思います。
漁師の経験則による天気の予測(観天望気)は、自然現象や生物の行動の様子などをよく観察することにより、判断しているそうですが、狭い範囲、短い時間では、科学的な天気予報よりよく当たる場合もあるそうです。観天望気の考え方は株式投資にも応用できるような気がしています。また、FRBの有名なフレーズ「データ次第」も、観天望気に通じるものがあると思います。
パウエル議長も大変だと思いますが、客観的なデータ、科学的な手法を駆使しながらも、最終的には職人的な判断が必要なのだろうと思います。