11年間位ほったらかしになっていた株式投資を2020年6月から再開しています。今月で3年3ヶ月になります。
再開前は投資額約173万円に対して評価額約235万円になっていましたので約62万円の含み益になっていました。2020年6月は日経平均が22,500円前後でしたので再開する時期としてはよかったと思います。
*内容は下記になります。
- 各種指数、為替、金利の動向
- 運用状況と年換算利回り
- 僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
- 各種指数、為替、金利の動向の考察
- 8月の振り返りと今後の運用方針について
- 保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損下位5銘柄
- 日経電子版の気になる記事
*2023年8月末の指数、為替、金利
マーケットの変化をいち早く察知する試みの一つとして、色々な指数、為替、金利を、毎日チェックしています。7月末と8月末の比較では次のようになっています。
- 日経平均 32,619円(先月末から553円(1.67%)の下落 )
- TOPIX 2,332ポイント(先月末から10ポイント(0.43%)の上昇)
- NYダウ 34,721ドル(先月末から838ドル(2.36%)の下落)
- ナスダック14,034ポイント(先月末から312ポイント(2.17%)の下落)
- S&P500 4,507ポイント(先月末から81ポイント(1.77%)の下落)
- ブラジルボベスパ 115,741ポイント(先月末から6,201ポイント(5.09%)の下落)
- 香港ハンセン 18,382ポイント(先月末からポイント(8.45%)の下落)
- 中国企業指数 6,332ポイント(先月末から567ポイント(8.21%)の下落)
- インドSENSEX 64,831ポイント(先月末から1,696ポイント(2.55%)の下落)
- ユーロストックス50 4,297ポイント(先月末から174ポイント(3.89%)の下落)
- WTI原油先物 83.63ドル(先月末から1.83ドル(2.24%)の上昇)
- NYMEX金先物 1,965ドル(先月末から44ドル(2.19%)の下落)
- 米ドル 145.52円(先月末から3.24円の円安)
- ユーロ/米ドル 1.0841ドル(先月末から0.0154ドルのドル高)
- ブラジルレアル 29.35円(先月末から0.73円の円高)
- 人民元 20.04円(先月末から0.13円の円安)
- インドルピー 1.7595円(先月末から0.0304円の円安)
- ユーロ 157.79円(先月末から1.35円の円安)
- 日本国債10年 0.640%(先月末から0.045%の上昇)
- 米国国債10年 4.107%(先月末から0.150%の上昇)
- LME銅3ヶ月先物 8,422ドル(先月末から409ドル(4.63%)の下落)
- SOX指数 3,670ポイント(先月末から191ポイント(4.95%)の下落)
- バルチック海運指数 1,086ポイント(先月末から41ポイント(3.64%)の下落)
*運用状況と年換算利回り
2023年8月末時点での運用状況は下記になります。証券口座は大和証券のみです。現物日本株57銘柄で、売却益と配当はすべて再投資です。
- 58,295,778円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
- 54,014,234円(評価額)
- 44,000,000円(投資金額)
- 45,569,834円(保有株取得額)
- 41,288,290円(保有株評価額)
- +14,295,778円(売却益+配当)
- -4,281,544円(含み益-含み損)
- +10,014,234円(売却益+配当+含み益-含み損)
- 12,725,944円(買付余力)
年換算利回りは下記になります。
- 31,274,056円(投資額-買付余力)に対する14,295,778円(売却益+配当)の2020年6月以降の年換算利回り14.07%(税引き後) *税引き前では約17.58%
- 31,274,056円(投資額-買い付け余力)に対する9,394,234円(売却益+配当+含み益-含み損-2020年6月以前の含み益)の2020年6月以降の年換算利回り9.24% *税引き前では約11.55%
*資産運用は連続しているものですが、仮に全株売却した場合のリターンは下記になります。
- 44,000,000円(投資金額)に対する10,870,543円(仮に全株売却した場合の利益概算)のリターン 約24.71%(税引き後) *税引き前では約30.88%
- 44,000,000円(投資金額)に対する10,374,543円(仮に全株売却した場合の2020年6月以降の利益概算)の2020年6月以降の年換算利回り 約7.25%(税引き後) *税引き前では約9.07%
*僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
大和証券のダイワダイレクトでは保有株のパフォーマンスと株価指標との比較のグラフが示される分析ツールがあります。視覚的には分かりやすいのですが、正確な数値が示されているわけではないので目分量で約何%としています。
- 保有株の3年間のパフォーマンス 約159.0%
- 日経平均 約141.0% TOPIX 約145.0%
- 保有株の1年間のパフォーマンス 約120.1%
- 日経平均 約115.0% TOPIX 約117.6%
- 保有株の6ヶ月間のパフォーマンス 約113.0%
- 日経平均 約113.0% TOPIX 約112.0%
- 保有株の3ヶ月間のパフォーマンス 約98.5%
- 日経平均 約100.3% TOPIX 約103.8%
パフォーマンスの比較は参考にはなると思いますが、実際には、例えば3年間のパフォーマンスで、同じ銘柄構成で3年間保有し続けているわけではないので、実際の運用成績とは異なります。
*各種指数、為替、金利の動向の考察
2023年8月は、日経平均が先月から553円下落しました。TOPIXは先月より多少上昇しています。世界の主な株式市場は、ほとんど下落しています。特に香港ハンセンや中国企業指数は、8%超、かなり下落しました。為替相場については、米ドルやユーロに対して円安が進んでいます。主な理由のひとつには、中央銀行の金融政策の違いがあるといわれています。人民元に対しても円安が少し進んでいるようですが、これはどのような理由によるものなのか、少し気になるところです。日本国債10年や米国国債10年の金利が上昇しています。グロース株の軟調な動きは米国国債10年の金利上昇が影響しているようです。WTI原油先物価格が少し上昇しています。主にサウジアラビアの減産の影響でしょうか。株価への影響はどうなるのでしょうか。金が下落しました。どこかの新興国の金融政策に少し変化があったのでしょうか。LME銅3ヶ月先物、バルチック海運指数が下落しました。チャートを見るとジグザクした動きから下落へ変化しつつあるようにも見えるので、今後の動きには注意が必要かもしれません。SOX指数が下落しています。グロース株よりバリュー株が好まれるようになってきていることを示すデータのひとつかもしれません。
*8月の振り返りと今後の運用方針について
僕の日本株ポートフォリオの含み益-含み損はマイナス4,281,544円と、先月末から120万円ほど悪化しました。株価指数がさえない動きなので仕方ないと思います。
配当を含む利益確定分は先月末から税引き後で458,381円(配当0円、利益確定458,381円)増えて、14,295,778円(税引き後)になりました。株価の動きがさえない時は、地道にコツコツ増やすことが大切かもしれません。税引き後46万円弱ということは、税引き前では57万円くらいになります。よく考えてみれば、結構大きな金額だと思います。これだけの金額を利益確定することができたということは有難いことかもしれません。
保有銘柄数は57銘柄です。先月より2銘柄増やしました。買付余力は12,725,944円です。先月と同程度の金額です。機動的な買い増し、或いはひどい塩漬け状態になってしまった場合の耐え忍ぶような運用のことを考えると、買付余力は1000万円程度以上は確保しておいたほうがよいのではと考えています。株価の動向には常に注意を払い、下落時には出来る範囲で速やかに現金化できるようにしたいと考えています。
*保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損上位5銘柄
- 評価金額上位5銘柄
- キーエンス 6,052,000円 評価損益率 -11.50%
- ダイキン工業 2,522,500円 評価損益率 -11.58%
- 東京エレクトロン 2,157,500円 評価損益率 +2.67%
- アドバンテスト 1,831,000円 評価損益率 -10.80%
- ソシオネクスト 1,805,000円 評価損益率 -0.98%
- 評価金額下位5銘柄
- そーせいグループ 166,000円 評価損益率 -44.29%
- ライト工業 203,500円 評価損益率 -0.22%
- 住友化学 242,040円 -15.57%
- シチズン時計 267,900円 評価損益率 -3.90%
- ヤマトHD 273,650円 評価損益率 -17.01%
- 含み益上位5銘柄
- 東京エレクトロン +56,200円 評価金額 2,157,500円 評価損益率 +2.67%
- 豊田通商 +47,530円 評価金額 869,500円 評価損益率 +5.78%
- トヨタ自動車 +41,100円 評価金額 754,500円 評価損益率 +5.76%
- 三菱UFJ +37,140円 評価金額 698,000円 評価損益率 +5.61%
- ENEOS +32,339円 評価金額 491,670円 評価損益率 +7.04%
- 含み損下位5銘柄
- キーエンス -786,919円 評価金額 6,052,000円 評価損益率 -11.50%
- リクルート -446,635円 評価金額 1,044,000円 評価損益率 -29.96%
- ニデック -429,642円 評価金額 763,200円 評価損益率 -36.01%
- ウエストHD -391,450円 評価金額 283,100円 評価損益率 -58.03%
- ABEJA -387,095円 評価金額 529,000円 評価損益率 -42.25%
2020年6月から日本株投資を再開して、しばらくは右肩上がりだったと思います。2022年5月頃から含み損が大きくなってきました。株価の下落についての認識が甘かったと思います。最近は、株価指数の上昇に伴い、含み損が少なくなってきていましたが、ここのところ、また含み損が増えてきています。僕の日本株投資は、含み損との闘いといえるかもしれません。
保有銘柄について4項目をランク付けしてみると、結構ひどい運用状況に思えるのですが、それなりに利益は出ています。こまめに利益を確定して含み益が大きくなり過ぎないようにしていますが、この投資戦略が正しいのかどうかは分かりません。
ソシオネクストは、売却したものをまた買い戻して、多少含み損になっていますが、そのままにしておいた場合、15万円ほどの含み益になっていたようです。
「ほったらかし投資」という言葉がありますが、ほったらかしの方がよいのだろうか、と思うことが時々あります。でも、僕の日本株投資は趣味も兼ねていますので、いろいろなアイデアに挑戦していきたいと考えています。
例えば、株価のチャートを見ると、底で買って天井で売ることができれば儲かるだろうなあ、と思いますが、これは不可能に近いといわれています。
底に近いところで買って天井に近いところで売却することの成功率を高めることが、僕の目標のひとつです。
*日経電子版の気になる記事
日経電子版2023年6月5日の下記の記事は、EV業界の新しい動きかもしれないと少し気になっていたのですが、最近また、少し気になる記事を見つけました。
日経電子版2023年9月5日の下記の記事によるとPHVが見直されてきているようです。
EUは2035年エンジン車の新車販売禁止の方針を転換しました。10年以上あれば、おそらくEV車の性能は飛躍的に向上するだろうという見込みが、そうはならないかもしれないので選択肢は広げておいた方が良いということになったのかもしれません。
自動車業界の、真の目標はEV車を製造することというよりは、製造工程も含めたCO2削減だと思うので、現在のところEV車が有力だとしても、色々な選択肢があっていいのかもしれません。トヨタの全方位戦略がどのようになっていくのか興味深いところです。
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