11年間位ほったらかしになっていた株式投資を2020年6月から再開しています。今月で3年6ヶ月になります。
再開前は投資額約173万円に対して評価額約235万円になっていましたので約62万円の含み益になっていました。2020年6月は日経平均が22,500円前後でしたので再開する時期としてはよかったと思います。
*内容は下記になります。
- 各種指数、為替、金利の動向
- 運用状況と年換算利回り
- 僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
- 各種指数、為替、金利の動向の考察
- 11月の振り返りと今後の運用方針について
- 保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損下位5銘柄
- 気になる動き
*2023年11月末の指数、為替、金利
マーケットの変化をいち早く察知する試みの一つとして、色々な指数、為替、金利を、毎日チェックしています。9月末と10月末の比較では次のようになっています。
- 日経平均 33,486円(先月末から2,628円(8.52%)の上昇 )
- TOPIX 2,374ポイント(先月末から121ポイント(5.37%)の上昇)
- NYダウ 35,950ドル(先月末から2,898ドル(8.77%)の上昇)
- ナスダック14,226ポイント(先月末から1,375ポイント(10.70%)の上昇)
- S&P500 4,567ポイント(先月末から374ポイント(8.92%)の上昇)
- ブラジルボベスパ 127,331ポイント(先月末から14,188ポイント(12.54%)の上昇)
- 香港ハンセン 17,042ポイント(先月末から70ポイント(0.41%)の下落)
- 中国企業指数 5,857ポイント(先月末から4ポイント(0.07%)の下落)
- インドSENSEX 66,988ポイント(先月末から3,114ポイント(4.88%)の上昇)
- ユーロストックス50 4,382ポイント(先月末から321ポイント(7.90%)の上昇)
- WTI原油先物 75.96ドル(先月末から5.06ドル(6.25%)の下落)
- NYMEX金先物 2,057ドル(先月末から52ドル(2.59%)の上昇)
- 米ドル 148.25円(先月末から3.44円の円高)
- ユーロ/米ドル 1.0882ドル(先月末から0.0308ドルのドル安)
- ブラジルレアル 30.10円(先月末から0.33円の円高)
- 人民元 20.79円(先月末から0.07円の円安)
- インドルピー 1.7782円(先月末から0.0433円の円高)
- ユーロ 161.33円(先月末から0.91円の円安)
- 日本国債10年 0.660%(先月末から0.290%の低下)
- 米国国債10年 4.331%(先月末から0.601%の低下)
- LME銅3ヶ月先物 8,464ドル(先月末から354ドル(4.36%)の上昇)
- SOX指数 3,724ポイント(先月末から509ポイント(15.83%)の上昇)
- バルチック海運指数 2,937ポイント(先月末から1,478ポイント(101.30%)の上昇)
*運用状況と年換算利回り
2023年11月末時点での運用状況は下記になります。証券口座は大和証券のみです。現物日本株63銘柄で、売却益と配当はすべて再投資です。
- 59,892,419円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
- 53,963,893円(評価額)
- 44,000,000円(投資金額)
- 50,907,166円(保有株取得額)
- 44,978,640円(保有株評価額)
- +15,892,419円(売却益+配当)
- -5,928,526円(含み益-含み損)
- +9,963,893円(売却益+配当+含み益-含み損)
- 8,985,253円(買付余力)
年換算利回りは下記になります。
- 35,014,747円(投資額-買付余力)に対する15,892,419円(売却益+配当)の2020年6月以降の年換算利回り12.97%(税引き後) *税引き前では約16.21%
- 35,014,747円(投資額-買い付け余力)に対する9,343,893円(売却益+配当+含み益-含み損-2020年6月以前の含み益)の2020年6月以降の年換算利回り7.62%
*仮に全株売却した場合のリターンは下記になります。
- 44,000,000円(投資金額)に対する11,149,599円(仮に全株売却した場合の利益概算)のリターン 約25.34%(税引き後) *税引き前では約31.67%
- 44,000,000円(投資金額)に対する10,653,599円(仮に全株売却した場合の2020年6月以降の利益概算)の2020年6月以降の年換算利回り 約6.92%(税引き後) *税引き前では約8.65%
*僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
大和証券のダイワダイレクトでは保有株のパフォーマンスと株価指標との比較のグラフが示される分析ツールがあります。視覚的には分かりやすいのですが、正確な数値が示されているわけではないので目分量で約何%としています。
- 保有株の3年間のパフォーマンス 約139.0%
- 日経平均 約128.0% TOPIX 約137.0%
- 保有株の1年間のパフォーマンス 約120.0%
- 日経平均 約120.5% TOPIX 約122.0%
- 保有株の6ヶ月間のパフォーマンス 約104.2%
- 日経平均 約107.0% TOPIX 約109.3%
- 保有株の3ヶ月間のパフォーマンス 約100.1%
- 日経平均 約102.5% TOPIX 約102.0%
パフォーマンスの比較は参考にはなると思いますが、実際には、例えば3年間のパフォーマンスで、同じ銘柄構成で3年間保有し続けているわけではないので、実際の運用成績とは異なります。
*各種指数、為替、金利の動向の考察
2023年11月は、日経平均が先月から2,628円も上昇しました。TOPIXも121ポイント上昇しています。11月の主な株式市場は香港ハンセンと中国企業指数を除いて、かなり上昇しています。やはり現在のところ中国関連は厳しいようです。
日米共に、国債の金利が低下しています。金利が低下して、株価が上昇するという分かりやすい構図かもしれません。
WTI原油先物は下落しましたが、LME銅3ヶ月先物、SOX指数、バルチック海運指数は上昇しています。バルチック海運指数は約2倍になりました。金は引き続き上昇しています。方向性としては株式市場に好ましい見通しでしょうか。為替は植田発言前から、主要通貨に対して円高の傾向だったようです。
*11月の振り返りと今後の運用方針について
僕の日本株ポートフォリオの含み益-含み損はマイナス5,926,526円と、先月末から200万円ほど改善しました。株価指数が上昇すると含み損も減るようです。
配当を含む利益確定分は先月末から税引き後で505,358円(配当82,800円、利益確定422,558円)増えて、15,892,419円(税引き後)になりました。
保有銘柄数は63銘柄です。先月より3銘柄増やしました。買付余力は8,985,253円です。レーザーテックを購入したので買付余力が少し減りました。
ここのところ、日本株は値動きが激しく、先が見通しづらいです。こんな時は静観でしょうか。チャンスが訪れるのを辛抱強く待つのが良いのかもしれません。
静観するにしても、ほったらかしにすることなく、含み損が増えても減っても、事実をしっかり把握して、世の中の動きとの関連を自分なりに考えていきたいと思います。
*保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損上位5銘柄
- 評価金額上位5銘柄
- キーエンス 6,335,000円 評価損益率 -7.36%
- レーザーテック 3,304,000円 評価損益率 +1.36%
- 東京エレクトロン 2,402,500円 評価損益率 +1.83%
- ダイキン工業 2,215,500円 評価損益率 -22.34%
- アドバンテスト 1,872,400円 評価損益率 -8.78%
- 評価金額下位5銘柄
- そーせいグループ 138,900円 評価損益率 -53.38%
- ライト工業 198,000円 評価損益率 -2.92%
- 住友化学 226,500円 評価損益率 -20.99%
- 鹿島建設 233,650円 -9.34%
- 寿スピリッツ 234,800円 評価損益率 -3.71%
- 含み益上位5銘柄
- レーザーテック +44,445円 評価金額 3,304,000円 評価損益率 + 1.36%
- 東京エレクトロン +43,300円 評価金額 2,402,500円 評価損益率 +1.83%
- 信越化学 +25,000円 評価金額 521,200円 評価損益率 +5.03%
- 日本たばこ産業 +15,000円 評価金額 380,100円 評価損益率 +4.10%
- 出光興産 +14,800円 評価金額 405,600円 評価損益率 +3.78%
- 含み損下位5銘柄
- ダイキン工業 -637,442円 評価金額 2,215,500円 評価損益率 -22.34%
- ニデック -632,442円 評価金額 560,400円 評価損益率 -53.01%
- キーエンス -503,519円 評価金額 6,335,000円 評価損益率 -7.36%
- ソシオネクスト -497,900円 評価金額 1,325,000円 評価損益率 -27.31%
- ABEJA -455,095円 評価金額 461,000円 評価損益率 -49.67%
2020年6月から日本株投資を再開して、しばらくは右肩上がりでした。2022年5月頃から含み損が大きくなってきました。株価の下落についての認識が甘かったと思います。現在は593万円ほどの含み損です。含み損は増えたり減ったりしていますが、なかなか減少しません。配当を含む利益確定分がコツコツと積み上がってきており、現在1,598万円ほどになっていますので、相対的には、以前に比べて含み損のダメージは少なくなってきています。
保有銘柄について4項目をランク付けしてみると、結構ひどい運用状況に思えるのですが、それなりに利益は出ています。こまめに利益を確定して含み益が大きくなり過ぎないようにしていますが、この投資戦略が正しいのかどうかは分かりません。
*気になる動き
レーザーテックが値上がりしているので、買ってみました。レーザーテックの株価は高値圏で推移しており、少し心配なのですが思い切って買ってみました。同社の株価は2022年初めに35,000円以上のピークをつけて、その後急激に下落しています。今回も割と上昇のペースが速いのですが、この先、どうなるのでしょうか。11月末時点では多少含み益が出ていましたが、この記事を書いている時点では11万円ほどの含み損です。
以前、レーザーテックの株主総会に行ったことがありますが、印象は良かったです。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は12月7日付で、同社のレーティングについて強気の「オーバーウエート」を継続しています。目標株価は3万3800円から3万9900円に引き上げています。
岩井コスモ証券は11月30日付で、同社の投資判断「A」(5段階中最上位)を継続しています。目標株価は3万4000円から4万円に引き上げています。
12月初旬に大量保有が報告された企業の情報によると、レーザーテックの株はブラックロックが買っているようです。
2023年11月29日の下記の記事によると、レーザーテックは、3ナノ以下レベルの先端向けに欠かせない装置である、EUV(極端紫外線)光を用いた検査装置を、世界で唯一展開しています。これはかなりの強みだと思います。尚、下記の記事は有料会員でないと全文を読むことが出来ないかもしれません。
以前から少し気になっていた「ナノインプリント」については、2023年10月16日の下記の記事によると、キャノンが新製品を発売したようです。しかしながら現状ではレーザーテックの経営の脅威になるようなものではないと思います。