11年間位ほったらかしになっていた株式投資を2020年6月から再開しています。今月で2年10ヶ月になります。
再開前は投資額約173万円に対して評価額約235万円になっていましたので約62万円の含み益になっていました。2020年6月は日経平均が22,500円前後でしたので再開する時期としてはよかったと思います。
*2023年3月末の指数、為替、金利は次のようになっています。マーケットの変化をいち早く察知する試みの一つとして、色々な指数、為替、金利を、毎日チェックしています。
- 日経平均 28,401円(先月末から956円(3.48%)の上昇 )
- TOPIX 2,003ポイント(先月末から10ポイント(0.50%)の上昇)
- NYダウ 33,274ドル(先月末から618ドル(1.89%)の上昇)
- ナスダック12,221ポイント(先月末から766ポイント(6.69%)の上昇)
- S&P500 4,109ポイント(先月末から139ポイント(3.50%)の上昇)
- ブラジルボベスパ 101,882ポイント(先月末から3,049ポイント(2.91%)の下落)
- 香港ハンセン 20,400ポイント(先月末から615ポイント(3.11%)の上昇)
- 中国企業指数 6,968ポイント(先月末から387ポイント(5.88%)の上昇)
- インドSENSEX 58,991ポイント(先月末から29ポイント(0.05%)の上昇)
- ユーロストックス50 4,315ポイント(先月末から77ポイント(1.82%)の上昇)
- WTI原油先物 75.67ドル(先月末から1.38ドル(1.79%)の下落)
- NYMEX金先物 1,986ドル(先月末から150ドル(8.17%)の上昇)
- 米ドル/円為替相場 132.79円(先月末から3.35円の円高)
- ユーロ/米ドル 1.0842ドル(先月末から0.0261ドルのドル安)
- ブラジルレアル 26.22円(先月末から0.24円の円安)
- 人民元 19.32円(先月末から0.31円の円高)
- インドルピー 1.6157円(先月末から0.0321円の円高)
- ユーロ 143.98円(先月末から0.08円の円高)
- 日本国債10年 0.320%(先月末から0.18%の低下)
- 米国国債10年 3.471%(先月末から0.451%の低下)
- LME銅3ヶ月先物 8,993ドル(先月末から32ドル(0.36%)の上昇)
- SOX指数 3,230ポイント(先月末から272ポイント(9.20%)の上昇)
- バルチック海運指数 1389ポイント(先月末から399ポイント(40.30%)の上昇)
*2023年3月末時点での証券口座の運用状況は次の通りです。証券口座は大和証券のみです。現物日本株59銘柄で、売却益と配当はすべて再投資です。
- 52,758,672円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
- 46,440,542円(評価額)
- 43,000,000円(投資金額) *100万円追加
- 41,790,164円(保有株取得額)
- 37,137,400円(保有株評価額)
- +9,758,672円(売却益+配当)
- -4,652,764円(含み益-含み損)
- +5,105,908円(売却益+配当+含み益-含み損)
- 10,968,508円(買付余力)
- 32,031,492円(投資額-買付余力)に対する9,758,672円(売却益+配当)の2020年6月以降の年換算利回り10.75%(税引き後)
- 32,031,492円(投資額-買い付け余力)に対する4,485,908円(売却益+配当+含み益-含み損-2020年6月以前の含み益)の2020年6月以降の年換算利回り4.94%
*大和証券のダイワダイレクトでは保有株のパフォーマンスと株価指標との比較のグラフが示される分析ツールがあります。視覚的には分かりやすいのですが、正確な数値が示されているわけではないので目分量で約何%としています。
- 保有株の1年間のパフォーマンス 約96.8%
- 日経平均 約102.0% TOPIX 約103.8%
- 保有株の6ヶ月間のパフォーマンス 約111.0%
- 日経平均 約108.0% TOPIX 約109.1%
- 保有株の3ヶ月間のパフォーマンス 約107.3%
- 日経平均 約108.1% TOPIX 約107.0%
保有株の、3か月間のパフォーマンスは日経平均を少し下回っており、TOPIXをわずかに上回っています。6か月間では日経平均とTOPIXを少し上回っています。1年間のパフォーマンスは日経平均やTOPIXをだいぶん下回っていますが、少しずつ改善してきていると思います。
- 2023年3月は、日経平均が先月から上昇しました。TOPIXも先月から少し上昇しました。海外では、ブラジルボベスパが下落しましたが、他の市場は上昇しました。アメリカと中国の市場が力強く、インド市場はわずかな上昇です。
- 金価格がかなり上昇しました。日本国債10年、米国国債10年共に金利が低下しました。日本国債10年は2月10日~3月7日までずっと金利が0.500%に張り付いていましたので日銀が金利の上昇を抑え込んでいたということだと思いますが、現在はそのような状況ではないようです。マーケットはリスクオフの傾向が強くなってきているということかもしれませんが、一方で日、米、中の株価はかなり上昇しています。新興国のブラジル、インドの株価はさえないようです。投資家の資金は安全性の高い資産に向かっているということでしょうか。
- 僕の日本株ポートフォリオの含み益-含み損はマイナス4,652,764円と、先月末のマイナス5,024,695円から少し改善しました。
- こまめな利益確定で、配当を含む利益確定分は先月末から税引き後で293,435円(配当52,914円、利益確定240,521円)増えて、9,758,672円(税引き後)になりました。
- 保有銘柄数は59銘柄です。株式市場は予想外のことがよく起こるので、保有銘柄数を多くしています。そうすることで、思いがけない良い状況、或いは思いがけない悪い状況に対して対処しやすくなると思います。買付余力は11,968,508円です。先行き不透明な相場展開が予想されますので買付余力を多めにしています。
*保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損上位5銘柄は下記の通りです。細かく見ていくと結構ひどい運用状況のように思えるのですが、全体で見るとそれなりに利益が出ているのが、不思議ではないのですが不思議な感じがします。尚、3月末の「保有証券一覧」を印刷するのを忘れていましたので、4月4日現在の数値になります。
- 評価金額上位5銘柄
- ソニーグループ 4,806,000円 評価損益率 -1.89%
- 東京エレクトロン 4,741,500円 評価損益率 -8.30%
- 信越化学 1,662,000円 評価損益率 -1.25%
- 東海旅客鉄道 1,618,500円 評価損益率 +0.74%
- トヨタ自動車 1,139,400円 評価損益率 -15.44%
- 評価金額下位5銘柄
- ヤマトホールディングス 233,500円 評価損益率 -29.18%
- オイシックス 233,800円 評価損益率 -20.72%
- 薬王堂HD 248,600円 評価損益率 -3.53%
- 三井不動産 250,700円 評価損益率 -12.06%
- 三菱UFJフィナンシャルG 259,080円 評価損益率 -10.32%
- 含み益上位5銘柄
- 日立 +25,300円 評価金額 744,200円 評価損益率 +3.51%
- そーせいグループ +21,000円 評価金額 481,000円 評価損益率 +4.56%
- 東海旅客鉄道 +11,960円 評価金額 1,618,500円 評価損益率 +0.74%
- 本田技研 +5,200円 評価金額 359,400円 評価損益率 +1.46%
- スズキ +4,200円 評価金額 487,500円 評価損益率 +0.86%
- 含み損上位5銘柄
- リクルート -746,035円 評価金額 744,600円 評価損益率 -50.04%
- ニデック -501,442円 評価金額 691,400円 評価損益率 -42.03%
- 東京エレクトロン -429,300円 評価金額 4,741,500円 評価損益率 -8.30%
- ウエストHD -339,050円 評価金額 313,500円 評価損益率 -53.52%
- 富士フイルム -257,039円 評価金額 671,100円 評価損益率 -27.71%
*2020年6月から日本株投資を再開して、しばらくは右肩上がりだったと思います。2022年5月頃から含み損が大きくなってきました。株価の下落についての認識が甘かったと思います。僕が考えている、現状で出来ることは、コツコツと少しずつでも利益を確定させていき、配当を含む利益確定の金額を少しづつでも増やしていき、より大きな含み損に耐えられるようにすることです。今は、耐える時期だと思っています。ぽたぽたと滴り落ちる水滴をすくって集めるようなイメージでしょうか。2020年6月から日本株投資を再開して、「配当を含む利益確定分」を「含み損」が上回ったことはありませんが、2022年9月30日は838万円もの含み損が襲ってきて10万円位しかプラスになっていない状況になったことがあります。現在では仮に838万円の含み損が襲ってきても138万円位のプラスは維持できますので、僕の日本株ポートフォリオも少しづつ力強くなってきていると思います。
株式投資では、損切りが重要とよく言われていますが、僕は今のところ、損切りの必要性はあまり感じていません。2020年6月から株式投資を再開して本格的な損切りを行なったのは1回だけです。2022年2月に、ファーストリテイリングを約650万円で購入して、まもなくロシアのウクライナ侵攻が始まり、約48万円の損切りで約10万円税金が戻ってきて約38万円の損失を確定させました。
損切りの判断は難しいと思います。機関投資家の方は大変かもしれませんが、個人の場合は誰にも文句を言われることはないので、気長に持ち続けるのもひとつの方法かもしれません。
含み損は精神衛生上よくないと言われることもあります。
含み損との付き合い方について、僕の場合は、毎日含み損と含み益をノートに記録しています。毎日、含み損や含み益の現実としっかり向き合うことを続けていると、含み損があまり気にならなくなってきました。これは決して「あきらめ」ということではなく、現実としっかり向き合うことで、現状を少しでもよくするアイデアも色々浮かんでくるようになりました。
株式市場の先行きについては「金融不安」が気になるところです。
日経電子版、大和証券のレポート、ピクテのセミナー等の情報を総合的に判断すると、「リーマンショックのようにはならないものの一定の警戒は必要」といったところでしょうか。マクロの経済指標については、現在のところ特に悪い数値は出ていないようです。
日経電子版2023年4月5日の、ジェイミー・ダイモン氏の記事は気になるところですが、目先のことではなく長期的な視点からの見解を述べています。
記事の中で、ダイモン氏は「08年の危機時とは全く違う。今回の危機は金融関係者の数も解決すべき問題もはるかに少ない」と述べていますので、ここは少し安心できるところです。
日経電子版にダイモン氏がよく登場するようになると、僕はすごく気になります。「Thik!」によると中空麻奈氏もダイモン氏のリスク管理能力には注目しているようです。尚、下記の記事は登録していないと全文読むことが出来ないかもしれません。
銀行は金融当局の厳しい規制を受けていると言われていますがシリコンバレーバンクは破綻しました。シリコンバレーバンクはひどい経営だったとか、金融当局が警告していたけれども改善が見られなかったとか言われており、それは事実なのかもしれませんが、やはり言い訳がましい印象は残ります。
厳格な規制対象になっている銀行でも破綻する時は破綻するので、厳格な規制対象になっていない「シャドーバンク」についての動向については注視が必要だと思います。「シャドーバンク」については厳格な規制対象となっていないので実態が分かりにくいと言われているようです。