11年間位ほったらかしになっていた株式投資を2020年6月から再開しています。今月で3年7ヶ月になります。
再開前は投資額約173万円に対して評価額約235万円になっていましたので約62万円の含み益になっていました。2020年6月は日経平均が22,500円前後でしたので再開する時期としてはよかったと思います。
*内容は下記になります。
- 各種指数、為替、金利の動向
- 運用状況と年換算利回り
- 僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
- 各種指数、為替、金利の動向の考察
- 12月の振り返り
- 1年間の振り返りと今後の運用方針について
- 保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損下位5銘柄
*2023年12月末の指数、為替、金利
マーケットの変化をいち早く察知する試みの一つとして、色々な指数、為替、金利を、毎日チェックしています。11月末と12月末の比較では次のようになっています。
- 日経平均 33,464円(先月末から22円(0.07%)の下落)
- TOPIX 2,366ポイント(先月末から8ポイント(0.34%)の下落)
- NYダウ 37,689ドル(先月末から1,739ドル(4.84%)の上昇)
- ナスダック15,011ポイント(先月末から785ポイント(5.52%)の上昇)
- S&P500 4,769ポイント(先月末から202ポイント(4.42%)の上昇)
- ブラジルボベスパ 134,185ポイント(先月末から6,854ポイント(5.38%)の上昇)
- 香港ハンセン 17,047ポイント(先月末から5ポイント(0.03%)の上昇)
- 中国企業指数 5,768ポイント(先月末から89ポイント(1.52%)の下落)
- インドSENSEX 72,240ポイント(先月末から5,252ポイント(7.84%)の上昇)
- ユーロストックス50 4,521ポイント(先月末から139ポイント(3.17%)の上昇)
- WTI原油先物 71.65ドル(先月末から4.31ドル(5.67%)の下落)
- NYMEX金先物 2,071ドル(先月末から14ドル(0.68%)の上昇)
- 米ドル 141.00円(先月末から7.25円の円高)
- ユーロ/米ドル 1.1041ドル(先月末から0.0159ドルのドル安)
- ブラジルレアル 29.04円(先月末から1.06円の円高)
- 人民元 19.81円(先月末から0.98円の円高)
- インドルピー 1.6936円(先月末から0.0846円の円高)
- ユーロ 155.68円(先月末から5.65円の円高)
- 日本国債10年 0.620%(先月末から0.040%の低下)
- 米国国債10年 3.879%(先月末から0.452%の低下)
- LME銅3ヶ月先物 8,559ドル(先月末から95ドル(1.12%)の上昇)
- SOX指数 4,175ポイント(先月末から451ポイント(12.11%)の上昇)
- バルチック海運指数 2,094ポイント(先月末から843ポイント(28.70%)の下落)
*運用状況と年換算利回り
2023年12月末時点での運用状況は下記になります。証券口座は大和証券のみです。現物日本株60銘柄で、売却益と配当はすべて再投資です。
- 61,387,675円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
- 54,861,859円(評価額)
- 45,000,000円(投資金額) *100万円追加
- 50,083,276円(保有株取得額)
- 43,557,460円(保有株評価額)
- +16,387,675円(売却益+配当)
- -6,525,816円(含み益-含み損)
- +9,861,859円(売却益+配当+含み益-含み損)
- 11,304,399円(買付余力)
年換算利回りは下記になります。
- 33,695,601円(投資額-買付余力)に対する16,387,675円(売却益+配当)の2020年6月以降の年換算利回り13.57%(税引き後) *税引き前では約16.84%
- 33,695,601円(投資額-買い付け余力)に対する9,241,859円(売却益+配当+含み益-含み損-2020年6月以前の含み益)の2020年6月以降の年換算利回り7.65%
*仮に全株売却した場合のリターンは下記になります。
- 45,000,000円(投資金額)に対する11,118,063円(仮に全株売却した場合の利益概算)のリターン 約24.71%(税引き後) *税引き前では約31.02%
- 45,000,000円(投資金額)に対する10,622,063円(仮に全株売却した場合の2020年6月以降の利益概算)の2020年6月以降の年換算利回り 約6.59%(税引き後) *税引き前では約8.25%
*僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
大和証券のダイワダイレクトでは保有株のパフォーマンスと株価指標との比較のグラフが示される分析ツールがあります。視覚的には分かりやすいのですが、正確な数値が示されているわけではないので目分量で約何%としています。
- 保有株の3年間のパフォーマンス 約134.0%
- 日経平均 約122.0% TOPIX 約132.0%
- 保有株の1年間のパフォーマンス 約130.0%
- 日経平均 約128.5% TOPIX 約124.8%
- 保有株の6ヶ月間のパフォーマンス 約98.9%
- 日経平均 約101.0% TOPIX 約103.8%
- 保有株の3ヶ月間のパフォーマンス 約104.3%
- 日経平均 約105.1% TOPIX 約102.0%
パフォーマンスの比較は参考にはなると思いますが、実際には、例えば3年間のパフォーマンスで、同じ銘柄構成で3年間保有し続けているわけではないので、実際の運用成績とは異なります。
*各種指数、為替、金利の動向の考察
2023年12月は、日経平均やTOPIXが、先月末から若干、下落しました。その他の主な株式市場は、ある程度上昇していますが、香港ハンセンや中国企業指数は、あまり調子よくないようです。
日米共に、国債の金利が低下しています。特にアメリカはかなり低下しています。
WTI原油先物やバルチック海運指数は下落しましたが、LME銅3ヶ月先物、SOX指数は上昇しています。金は引き続き上昇しています。為替は、主要通貨に対して円高になっています。
各種指数、為替、金利の動向は分かりやすい動きになっていると思います。中国関連を除く主な株式市場は、上昇基調ですが、日本の株式市場の上値が重いのは、主要通貨に対して円高の傾向になっているからだと思われます。米国債の金利が、かなり低下しており、米国株市場が好調な要因のひとつになっているようです。金価格の上昇は、金利の低下、地政学リスク、中国等の米国債離れの影響でしょうか。
*12月の振り返り
僕の日本株ポートフォリオの含み益-含み損はマイナス6,525,816円と、先月末から60万円弱悪化しました。株価指数が若干下落したので、含み損も若干悪化したといったところでしょうか。
配当を含む利益確定分は先月末から税引き後で495,256円(配当104,580円、利益確定390,676円)増えて、16,387,675円(税引き後)になりました。先月は日経平均が2,628円(8.52%)の上昇に対して、利益確定が422,558円だったのですが、今月は日経平均が22円(0.07%)の下落に対して、利益確定が390,676円だったので、割とうまく対応することが出来たと思うことにしました。
保有銘柄数は60銘柄です。先月より3銘柄減らしました。買付余力は11,304,399円です。投資額を100万円追加しました。
*1年間の振り返りと今後の運用方針について
1年前の2022年12月末の運用状況は下記です。
- 51,192,356円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
- 44,266,161円(評価額)
- 42,000,000円(投資金額)
- 39,979,135円(保有株取得額)
- 33,052,940円(保有株評価額)
- +9,192,356円(売却益+配当)
- -6,926,195円(含み益-含み損)
- +2,266,161円(売却益+配当+含み益-含み損)
- 11,213,221円(買付余力)
今月の運用状況と比較してみました。1年間で追加した投資額は300万円ですが、取得金額は1,000万円ほど増えました。(含み益-含み損)は去年が約-650万円、今年が約-690万円と、大きな差はないのですが、(売却益+配当+含み益-含み損)が去年は約+220万円、今年が約+980万円と大きな差があります。コツコツと利益を確定して含み損に対する耐性を少しづつ高めていくという戦略は、ある程度効果が出ていると思います。
今後の運用方針の骨格は次のように考えました。
- 株式投資で利益を増やすには、大きな金額を動かすことが有効な手段のひとつだと思うので、取得金額(「投資金額+配当+売却益」)を増やしていく。
- 次の三つの指標をバランスよく改善していく。
*(投資額-買付余力)に対する(売却益+配当)の年換算利回り
*(投資額-買付余力)に対する(売却益+配当+含益-含損)の年換算利回り
*(投資額)に対する(仮に全株売却した場合の利益概算)の年換算利回り
*保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損上位5銘柄
- 評価金額上位5銘柄
- キーエンス 6,212,000円 評価損益率 -9.16%
- レーザーテック 3,717,000円 評価損益率 -0.74%
- 東京エレクトロン 2,525,500円 評価損益率 +0.11%
- ダイキン工業 2,298,500円 評価損益率 -19.43%
- アドバンテスト 1,918,800円 評価損益率 -6.52%
- 評価金額下位5銘柄
- そーせいグループ 142,100円 評価損益率 -52.31%
- ライト工業 189,000円 評価損益率 -7.35%
- 住友化学 206,400円 評価損益率 -28.00%
- 寿スピリッツ 216,100円 評価損益率 -11.38%
- エムスリー 233,300円 -50.57%
- 含み益上位5銘柄(今月は2銘柄のみ)
- 信越化学 +27,600円 評価金額 591,700円 評価損益率 +4.89%
- 東京エレクトロン +3,000円 評価金額 2,525,500円 評価損益率 +0.11%
- 含み損下位5銘柄
- キーエンス -626,919円 評価金額 6,212,000円 評価損益率 -9.16%
- ニデック -623,342円 評価金額 569,500円 評価損益率 -52.25%
- ABEJA -616,795円 評価金額 299,300円 評価損益率 -67.32%
- ダイキン工業 -554,442円 評価金額 2,298,500円 評価損益率 -19.43%
- ソシオネクスト -543,000円 評価金額 1,280,000円 評価損益率 -29.28%
2020年6月から日本株投資を再開して、しばらくは右肩上がりでした。2022年5月頃から含み損が大きくなってきました。株価の下落についての認識が甘かったと思います。現在は652万円ほどの含み損です。含み損は増えたり減ったりしていますが、なかなか減少しません。配当を含む利益確定分がコツコツと積み上がってきており、1年前と比べると、含み損に対する耐性は高まってきていると思います。
含み益の銘柄が二つしかない状況になってしまいました。現在のポートフォリオだと、下落相場に非常に弱く、配当を含む利益確定分で耐えるしかない状況です。少しづつ改善が必要だと思います。
保有銘柄について4項目をランク付けしてみると、結構ひどい運用状況に思えるのですが、それなりに利益は出ています。こまめに利益を確定して含み益が大きくなり過ぎないようにしていますが、この投資戦略は、修正が必要な気がしています。