MINIPOCHI’s diary

僕は50代後半、妻は50代半ば、東京在住です。子供二人、犬一匹(16歳のトイプードル、ポチ)、20年11ヶ月、246,432Km乗り続けてきたR53 BMWミニ JCWは本当に楽しい車でした。現在は2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。ドライブ、株式投資、ペット、オーディオ、音楽、時計等、雑記ブログです。

素人投資家の日本株投資【2024年5月の運用状況】

 約11年間ほったらかしになっていた株式投資を2020年6月から再開しています。今月で4年になります。

  再開前は投資額約173万円に対して評価額約235万円になっていましたので約62万円の含み益になっていました。2020年6月は日経平均が22,500円前後でしたので再開する時期としてはよかったと思います。

*内容は下記になります。

  • 各種指数、為替、金利の動向
  • 運用状況と年換算利回り
  • 1年前と比較した利益の増減、そして日経平均やTOPIXとの比較
  • 僕のポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
  • 各種指数、為替、金利の動向の考察
  • 5月の振り返り
  • 保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄、含み損下位5銘柄

*2024年5月末の指数、為替、金利

 マーケットの変化をいち早く察知する試みの一つとして、色々な指数、為替、金利を、毎日チェックしています。4月末と5月末の比較では次のようになっています。

  • 日経平均 38,487円(先月末から82円(0.21%)の上昇)
  • TOPIX 2,772ポイント(先月末から29ポイント(1.06%)の上昇)
  • NYダウ 38,686ドル(先月末から871ドル(2.30%)の上昇)
  • ナスダック16,735ポイント(先月末から1,078ポイント(6.89%)の上昇)
  • S&P500 5,277ポイント(先月末から242ポイント(4.81%)の上昇)
  • ブラジルボベスパ 122,098ポイント(先月末から3,826ポイント(3.04%)の下落)
  • 香港ハンセン 18,079ポイント(先月末から316ポイント(1.78%)の上昇)
  • 中国企業指数 6,392ポイント(先月末から119ポイント(1.90%)の上昇)
  • インドSENSEX 73,961ポイント(先月末から521ポイント(0.70%)の下落)
  • ユーロストックス50  4,983ポイント(先月末から62ポイント(1.26%)の上昇)
  • WTI原油先物 76.99ドル(先月末から4.94ドル(6.03%)の下落)
  • NYMEX金先物 2,345ドル(先月末から43ドル(1.87%)の上昇)
  • 米ドル 157.24円(先月末から0.55円の円高)
  • ユーロ/米ドル 1.0848ドル(先月末から0.0182ドルのドル安)
  • ブラジルレアル 29.96円(先月末から0.39円の円高)
  • 人民元 21.82円(先月末から0.04円の円安)
  • インドルピー 1.8843円(先月末から0.0057円の円高)
  • ユーロ 170.57円(先月末から2.34円の円安)
  • 日本国債10年 1.065%(先月末から0.195%の上昇)
  • 米国国債10年 4.500%(先月末から0.183%の低下)
  • LME銅3ヶ月先物 10,040ドル(先月末から49ドル(0.49%)の上昇)
  • SOX指数 5,123ポイント(先月末から450ポイント(9.63%)の上昇)
  • バルチック海運指数 1,815ポイント(先月末から130ポイント(7.72%)の上昇)

 

*運用状況と年換算利回り

 2024年5月末時点での運用状況は下記になります。証券口座は大和証券のみです。現物日本株64銘柄で、売却益と配当はすべて再投資です。

  •      68,297,271円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
  •      60,989,663円(評価額)
  •      46,000,000円(投資金額) 
  •      56,580,088円(保有株取得額)
  •      49,272,480円(保有株評価額)
  •  +22,297,271円(売却益+配当)
  •         +200,861円(含み益)
  •      -7,508,469円(含み損)
  •     -7,307,608円(含み益-含み損)
  •  +14,989,663円(売却益+配当+含み益-含み損) 
  •      11,717,183円(買付余力)

 

 年換算利回りは下記になります。

  • 34,282,817円(投資額-買付余力)に対する22,297,271円(売却益+配当)の2020年6月以降の年換算利回り16.26%(税引き後) *税引き前では約20.32%
  • 34,282,817円(投資額-買付余力)に対する14,369,663円(売却益+配当+含み益-含み損-2020年6月以前の含み益)の2020年6月以降の年換算利回り約10.48% *税引き前では約14.54%

 

 仮に全株売却した場合のリターンは下記になります。

  • 46,000,000円(投資金額)に対する16,451,185円(仮に全株売却した場合の利益概算)リターン 約35.76%(税引き後) *税引き前では約44.70%
  • 46,000,000円(投資金額)に対する15,955,185円(仮に全株売却した場合の2020年6月以降の利益概算)の2020年6月以降の年換算利回り 約8.67%(税引き後) *税引き前では約10.84%

 

*1年前と比較した利益の増減、そして日経平均、TOPIXとの比較

 僕のポートフォリオについて、1年前と比較した利益の増減が、どのようになっているのか、毎月チェックしています。また日経平均やTOPIXのパフォーマンスと比較しています。

 当たり前のことかもしれませんが、日経平均やTOPIX等、株価指数が上昇基調の時は、乗り遅れないようにすることが大切だと思います。また、そこで得た利益は、下落基調の時に、耐え忍ぶための大切な蓄えになると思います。

 株価指数の動きは、投資環境を判断する上で重要な意味を持っていると思います。

 例えば日経平均が1年間で3万円から4万円に上昇した場合、利益を得やすい投資環境だったと言えると思います。また、1年間で4万円から4万円でほとんど変動がなかった場合は、大きな損失がない代わりに、大きな利益を得ることも難しい投資環境だったと言えるかもしれません。但し、1年前の株価と比較するだけでは不十分だと思います。例えば、1年間で4万円から4万円でほとんど変動がなかった場合でも、月によって大きく上昇したり、下落していた場合は、難しい投資環境ではあったものの、大きく利益を得ることが出来た可能性もあったということになると思います。

 そこで、日経平均やTOPIXについて、1年前との比較、そして毎月末の株価のプラスの合計と、マイナスの合計についても検討することにしました。チャートの動きも参考にすることにしました。

 

日経平均について2023年5月末から2024年5月末までの動きは下記の通りです。

2023年5月末 30,887円 2024年5月末  38,487円 124.6%

毎月末株価のプラスの合計 11,917円 毎月末株価のマイナスの合計 4,317円

 

TOPIXについて2023年5月末から2024年5月末までの動きは下記の通りです。

2023年5月末 2,130pt 2024年5月末  2,772pt 130.1%

毎月末株価のプラスの合計 754pt 毎月末株価のマイナスの合計 112pt

 

 過去1年間の日本株の投資環境は、かなり良好だったと思います。日経平均のチャートを見ると、2023年5月末から6月中旬までは右肩上がり、そこから2024年1月初旬までボックス相場、そこから2024年3月下旬まで上昇基調、そこから4月下旬にかけて割と急な下落、そして現在までボックス相場といったところでしょうか。TOPIXも概ね同じような動きだと思います。

 

僕のポートフォリオの利益の増減は下記の通りです。

 2023年5月末   +7,860,264円(売却益+配当+含み益-含み損)

 2024年5月末 +14,989,663円(売却益+配当+含み益-含み損) 190.7%の増加

*売却益+配当が税引き後、含み益-含み損が税引き前ですが、指標のひとつとして見ています。

2023年5月末   +11,347,061円(売却益+配当)[税引後]

2024年5月末   +22,297,271円(売却益+配当)[税引後] 196.5%の増加

 

1.投資額の平均値44,583,333円に対する、利益の年利回り(2023年5月末から2024年5月末まで)

15.99%          +7,129,399円(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額 

約22.66% 約+10,101,551(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額[税引前]    

24.56%         +10,950,210円(売却益+配当)の1年間の増加額[税引後]

約30.70%    約+13,687,762円(売却益+配当)の1年間の増加額[税引前]

 

2.投資額-買付余力の平均値31,121,086円に対する、利益の年利回り(2023年5月末から2024年5月末まで)

22.91%          +7,129,399円(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額

約32.46% 約+10,101,551(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額[税引前]  

35.19%         +10,950,210円(売却益+配当)の1年間の増加額[税引後]

約43.98%    約+13,687,762円(売却益+配当)の1年間の増加額[税引前]

 

3.保有株取得額の平均値48,150,276円に対する、利益の年利回り(2023年5月末から2024年5月末まで)

約20.98% 約+10,101,551(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額[税引前] 

 

 株式投資の効率を判断するには、利回りは重要な指標のひとつだと思います。また良好な成績を上げているかどうかについては、日本株投資の場合は日経平均やTOPIXと比較するとよいと思います。例えば日経平均が10%の上昇で、自分の成績が20%の上昇だった場合は、良好な成績と言えると思いますが、日経平均が30%の上昇で、自分の成績が20%の上昇だった場合は、さほど良好な成績ではないということになると思います。

 僕の場合は3つの利回りの指標を総合的に判断しています。日経平均やTOPIXとの比較には「3」の指標を用いることにしました。保有株取得額については毎月末の取得額の平均値を用いています。

 僕のポートフォリオの利回り約20.98%は、日経平均の24.6%TOPIXの30.1%に到達していません。株価指標の場合、配当込みだともう少し高い数値になると思われますので、実質的には更に差が開いていると思います。

 よく言われていることではありますが、株価指標をアウトパフォームすることは、難しいことなのかもしれません。何も考えずに株価指標のインデックスファンドに投資していれば、かなりの運用成績が得られるということかもしれませんが、僕は趣味と実益を兼ねて株式投資をしていますので、株価指標をアウトパフォームすることを目標に頑張りたいと思います。現状については、含み益がほとんどなく、含み損が多い割には健闘していると考えることにしました。

 

*僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較

 大和証券のダイワダイレクトでは保有株のパフォーマンスと株価指標との比較のグラフが示される分析ツールがあります。視覚的には分かりやすいのですが、正確な数値が示されているわけではないので目分量で約何%としています。日経平均とTOPIXのパフォーマンスは過去のデータから正確な数値が分かるので、正確な数値を用いています。

  • 保有株の3年間のパフォーマンス 約153.4%
  • 日経平均 133.4% TOPIX 144.2% 
  • 保有株の1年間のパフォーマンス 約136.6%
  • 日経平均 124.6%   TOPIX 130.1% 
  • 保有株の6ヶ月間のパフォーマンス 約122.0%
  • 日経平均 114.9%    TOPIX 116.8%
  • 保有株の3ヶ月間のパフォーマンス 約101.6%
  • 日経平均 98.3% TOPIX 103.6% 

 パフォーマンスの比較は参考にはなると思いますが、実際には、例えば僕のポートフォリオの3年間のパフォーマンスの場合、同じ銘柄構成で3年間保有し続けているわけではないので、実際の運用成績とは異なります。

 

*各種指数、為替、金利の動向の考察

 2024年5月は日本株はわずかな上昇です。米国株は、ナスダックやS&P500が、かなり上昇しました。米国債の金利の低下も影響しているのでしょうか。香港ハンセン中国企業指数は、少し上昇しています。新興国株については、ブラジルボベスパインドSENSEXは少し下落しました。ユーロストックス50は少し上昇しています。日本株の上昇は他の市場に比べて、やや物足りないといったところでしょうか。少し気になるところです。日経平均とナスダックの連動性が少し低くなってきているように思われます。

 日本国債金利が上昇、米国債の金利は低下しています。円安基調が少し落ち着いてきているようですが、これは分かりやすい動きだと思います。LME銅3ヶ月先物が少し上昇、WTI原油先物がかなり下落しました。これは株式市場にとって好ましい動きでしょうか。NYMEX金先物は少し上昇しています。バルチック海運指数が、上昇していますが、ここのところ海運株との連動性はあまり高くないと思います。また、この指数は変動の幅が大きいようです。

 

*5月の振り返り
 僕の日本株ポートフォリオの含み益-含み損はマイナス7,307,608円と、先月末から更に60万円ほど悪化しました。
 配当を含む利益確定分先月末から税引き後で1,063,893円(配当125,180円、利益確定938,713円)増えて、22,297,271円(税引き後)になりました。2月や3月は比較的利益を確定しやすかったのですが、4月後半からは状況が変わってきたと思います。5月は気持ちを切り替えることにしました。したたり落ちる雫をコップで集めるような感じで利益を確定することにしました。後半はいわゆる「エヌビディア祭り」で利益を確定しやすい時もありました。振り返ってみれば、ある程度の金額を利益確定することが出来たと思います。

 保有銘柄数は64銘柄です。買付余力は11,717,183円です。日経平均は、4月に大きく下落してしまいましたが、5月は比較的安定していたと思います。買付余力を少し減らしました。半導体関連株の含み損が大きくなってきていますが、そのうち持ち直すと思います。ディスコは6月になってから一時64万円ほどの含み損になりましたが、プラスに浮上してきました。レーザーテックもスコーピオンの問題などがあり6月に入ってから一時97万円ほどの含み損になりましたが、少し改善してきました。レーザーテックについては去年の9月に株主総会に行った時の印象としては、経営陣の方々は技術者集団という感じで、信頼できる印象でした。僕はレーザーテックを信用しています。スコーピオンキャピタルがどのような会社なのかは分かりませんが、会社名が胡散臭い気がします。和訳すると「サソリ・キャピタル」ということでしょうか。「うかうかしているとサソリの毒にやられますよ。」といった意味が込められた会社名なのでしょうか。「スコーピオンキャピタル」という社名について、英語圏の投資に興味を持つ人がどのような印象を持つのかは分かりませんが、例えば日本人の感覚として「サソリ投資顧問株式会社」とか「毒ヘビ証券株式会社」といった感じだったとすれば、近寄りがたい雰囲気だと思います。

 スコーピオン・キャピタルについて、日経電子版の下記の記事によると、所在地や運用額などは明らかにしていないそうです。最高投資責任者はキル・カロン氏だそうです。(情報源はスコーピオン・キャピタルのホームページ)

www.nikkei.com

 

  • 評価金額上位5銘柄
  • ディスコ 6,149,000円 評価損益率 -3.38%
  • レーザーテック 4,049,000円 評価損益率  -8.45%
  • Fリテイリング 4,021,000円 評価損益率  -11.61%
  • 東京エレクトロン 3,363,000円 評価損益率 -12.98%
  • ダイキン工業 2,294,500円 評価損益率 -19.57%

 

  • 評価金額下位5銘柄
  • ネクセラファーマ 145,200円 評価損益率 -51.27%
  • エムスリー 152,400円 評価損益率 -67.80%
  • 寿スピリッツ 173,650円 評価損益率 -28.79%
  • ヤマトHD 180,200円 評価損益率 -45.35%
  • 住友化学 193,380円 評価損益率 -32.54%

 

  • 含み益上位5銘柄
  • 日立 +45,500円 評価金額 1,614,500円 評価損益率 +2.89%
  • 三菱UFJ +24,900円 評価金額 497,400円 評価損益率 +5.26%
  • ルネサス +24,000円 評価金額 587,200円 評価損益率 +4.26%
  • 出光興産 +19,600円 評価金額 429,200円 評価損益率 +4.78%
  • コンコルディア +16,250円 評価金額 472,250円 評価損益率 +3.56%

 

  • 含み損下位5銘柄
  • ニトリ -651,116円 評価金額 1,737,000円  評価損益率 -27.26%
  • ABEJA -608,595円 評価金額 307,500円  評価損益率  -66.43%
  • ダイキン工業 -558,442円 評価金額 2,294,500円 評価損益率 -19.54%
  • Fリテイリング -528,600円 評価金額 4,021,000円  評価損益率  -11.61%
  • 東京エレクトロン -502,000円 評価金額 3,363,00円  評価損益率  -12.98%


 2020年6月から日本株投資を再開して、しばらくは右肩上がりでした。2022年5月頃から含み損が大きくなってきました。株価の下落についての認識が甘かったと思います。しかしながら、振り返ってみると、当時の含み損を引きずっている銘柄は少なくなってきました。現在は730万円ほどの含み損です。なるべく含み損の出ない投資を心がけていますが、ある程度の含み損の発生は仕方のないことだと思います。最も重要なことは、株価指標と比較した、自分のポートフォリオから生み出される利益の年換算利回りの推移だと思います。