MINIPOCHI’s diary

僕は60歳、妻は50代半ば、東京在住です。子供二人、犬一匹(17歳のトイプードル、ポチ)、20年11ヶ月、246,432Km乗り続けてきたR53 BMWミニ JCWは本当に楽しい車でした。現在は2022年式アウディRS3セダン(GYDNWF)です。ドライブ、株式投資、ペット、オーディオ、音楽、時計等、雑記ブログです。

素人投資家の日本株投資(含み損との闘い)【2025年2月の運用状況】MINIPOCHI’s diary

 約11年間ほったらかしになっていた株式投資を2020年6月から再開しています。今月で4年9ヶ月になります。

  再開前は投資額約173万円に対して評価額約235万円になっていましたので約62万円の含み益になっていました。2020年6月は日経平均が22,500円前後でしたので再開する時期としてはよかったと思います。

*内容は下記になります。

  • 2025年2月末の指数、為替、金利
  • 各種指数、為替、金利の動向の考察
  • 運用状況と年換算利回り
  • 2025年2月の含み損の状況
  • 1年前と比較した利益の増減、そして日経平均やTOPIXとの比較
  • 僕の日本株ポートフォリオと、日経平均、日経半導体株指数、日経平均高配当株50指数との銘柄の比較
  • 僕のポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較
  • 2025年2月の振り返り
  • 保有株について、評価金額上位5銘柄、評価金額下位5銘柄、含み益上位5銘柄
  • 国債の格付けとCDS

 

*2025年2月末の指数、為替、金利

 マーケットの変化をいち早く察知する試みの一つとして、色々な指数、為替、金利を、毎日チェックしています。1月末と2月末の比較では次のようになっています。

  • 日経平均 37,155円(先月末から2,417円(6.11%)の下落)
  • TOPIX 2,682ポイント(先月末から106ポイント(3.80%)の下落)
  • NYダウ 43,840ドル(先月末から704ドル(1.58%)の下落)
  • ナスダック18,847ポイント(先月末から780ポイント(3.97%)の下落)
  • S&P500 5,954ポイント(先月末から86ポイント(1.42%)の下落)
  • ブラジルボベスパ 122,799ポイント(先月末から3,335ポイント(2.64%)の下落)
  • 香港ハンセン 22,941ポイント(先月末から2,716ポイント(13.43%)の上昇)
  • 中国企業指数 8,417ポイント(先月末から1,035ポイント(14.02%)の上昇)
  • インドSENSEX 73,198ポイント(先月末から4,302ポイント(5.55%)の下落)
  • ユーロストックス50  5,463ポイント(先月末から177ポイント(3.35%)の上昇)
  • WTI原油先物 69.76ドル(先月末から2.77ドル(3.82%)の下落)
  • NYMEX金先物 2,848ドル(先月末から13ドル(0.46%)の上昇)
  • 米ドル 150.45円(先月末から4.66円の円高)
  • ユーロ/米ドル 1.0366ドル(先月末から0.0013ドルのドル高)
  • ブラジルレアル 25.51円(先月末から1.05円の円高)
  • 人民元 20.65円(先月末から0.93円の円高)
  • インドルピー 1.7207円(先月末から0.0699円の円高)
  • ユーロ 156.00円(先月末から5.01円の円高)
  • 日本国債10年 1.370%(先月末から0.125%の上昇)
  • 米国国債10年 4.208%(先月末から0.332%の低下)
  • LME銅3ヶ月先物 9,358ドル(先月末から310ドル(3.43%)の上昇)
  • SOX指数 4,766ポイント(先月末から249ポイント(4.97%)の下落)
  • バルチック海運指数 1,229ポイント(先月末から494ポイント(67.21%)の上昇)

 

*各種指数、為替、金利の動向の考察

 2025年2月末の日本株は、1月末と比較して、かなり下落しています。また、TOPIXと比較して日経平均の下落幅が明らかに大きいです。3月半ば頃から、日経平均よりTOPIXのほうが調子いいと言われることが多くなってきたように思いますが、2月末時点でそのような傾向が見られ始めていたようです。

 米国株も下落していますがナスダックの下落幅が大きいです。SOX指数も、かなり下落しています。世界的に半導体関連株が調整色を強めていることは明白だと思います。

 中国関連株は、かなり上昇しています。欧州株も割と上昇しています。中長期的に成長が期待できるものなのか、或いは、中国関連は金融緩和政策、欧州は利下げという目先の分かりやすい動きによるものなのかは見極めが必要だと思います。

 円相場は明らかに円高方向だと思います。日米金利差は分かりやすい動きだと思います。

 WTI原油先物の下落は世界経済の減速を意識した動きでしょうか。

 金価格が、じりじり上昇していますが、世界経済の不安心理を反映したものでしょうか。

LME銅3ヶ月先物の上昇は何か背景があるのかないのかわかりません。バルチック海運指数が大幅に上昇していますが、この指数は動きが大きいので、海運株に追い風かもしれないといった程度でしょうか。

 

*運用状況と年換算利回り

 2025年2月末時点での運用状況は下記になります。証券口座は大和証券のみです。現物日本株95銘柄で、売却益と配当はすべて再投資です。

  •      76,935,851円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)
  •       55,316,748円(評価額)
  •      50,000,000円(投資金額) 
  •       72,037,063円(保有株取得額)
  •       50,417,960円(保有株評価額)
  •  +26,935,851円(売却益+配当)
  •            +6,917円(含み益)
  •    -21,626,020円(含み損)
  •   -21,619,103円(含み益-含み損)
  •     +5,316,748円(売却益+配当+含み益-含み損) 
  •         4,898,788円(買付余力)

・ファンダメンタルズ

 僕のポートフォリオ

・PER 17.16   ・PBR 1.82    ・予想配当利回り 2.05%   ・ROE 16.34%

 日経平均

・PER 19.13 ・PBR 1.82 ・予想配当利回り 2.15% ・ROE 9.51%

 日経平均の「PER」「PBR」は「加重平均」と「指数ベース」では、かなり数値が異なります。ちなみに加重平均のPERは14.83です。

 

 仮に全株売却した場合のリターンは下記になります。売却予定がなくても、全株売却した場合のパフォーマンスを定期的にチェックすることは含み損の管理に有効だと思います。特定口座の算出期間は1月1日~12月31日迄ですので、損切した際に還付される税金は、まだ約291,915円しかありません。還付しきれない税金は約4,031,915円です。これだけの金額になると、3年間の繰り越しで回収しきれないかもしれません。全株売却予定がなくても3年間の繰り越しで回収可能な金額の水準を意識することは重要だと思います。

  • 50,000,000円(投資金額)に対する5,608,663円(仮に全株売却した場合の利益概算)リターン 約11.22%(税引き後)

株式投資におけるリスク管理は、運用状況について様々な指標でチェックすることが必要だと思いますが、現在のところ下記の指標が一番重要だと考えています。

  • 50,000,000円(投資金額)に対する4,988,663円(仮に全株売却した場合の2020年6月以降の利益概算)の2020年6月以降の年換算利回り 約2.10%(税引き後) 

 

*2025年2月の含み損の状況

  • 含み損下位5銘柄(損益率 -51.45% 取得額合計 18,793,437円)
  • レーザーテック-3,086,100円 評価額 1,337,000円  評価損益率 -69.77%
  • ディスコ-2,979,300円 評価額 3,757,000円  評価損益率  -44.22%
  • 東京エレクトロン -1,652,500円 評価額 2,212,500円 評価損益率  -42.75%
  • ダイキン工業 -1,282,942円 評価額 1,570,000円 評価損益率 -44.96%
  • ABEJA -667,695円 評価額 248,400円  評価損益率  -72.88%

 

  • 評価損益率下位5銘柄(損益率 -70.46% 取得額合計 6,785,024円)
  • ウエストHD -76.60% 含み損 -516,750円 評価額 157,800円
  • ABEJA -72.88% 含み損 -667,695円 評価額 248,400円
  • ネクセラファーマ -71.54% 含み損 -213,179円 評価額 84,800円
  • レーザーテック-69.77% 含み損 -3,086,100円 評価額 1,337,000円
  • エムスリー -62.77% 含み損 -297,100円 評価額 176,200円 

 

  • 76,935,851円(取得金額「投資金額+配当+売却益」)に対する損益率-28.10%
  • 72,037,063円(保有株取得額)に対する損益率-30.01.%

 

  仮に全株売却した場合の利益について1年前との比較

  • 2024年2月末 約 16,150,389円 還付しきれない税金額 約      92,918円
  • 2025年2月末 約  5,608,663 円 還付しきれない税金額 約 4,031,915円
  • 約 10,541,726円(約65.27%)の減少

 

  • 2024年2月末の含み損   3,402,531円
  • 2025年2月末の含み損 21,619,103円

 1年前の含み損が約340万円今月末の含み損が約2,162万円です。約1,822万円も悪化しています。更に、個々の株の含み損額や評価損益率を見ると、どうしようもない状況のようにも思えるのですが、全体の損益率で見ると、約-28%弱で思ったほどひどい運用状況ではないと思います。ただ、保有株取得額に対する損益率-30%を超えるような状況は、そろそろ危険水域といった感じがします。仮に全株売却した場合の年換算利回り約2.10%(税引き後)、については、「かろうじて、投資をやっている意味がある範囲」に収まっている状況でしょうか。尚、年換算利回りについては税引き前の指標としては約2.62%と考えることもできます。また、投資額については、2020年11月頃は2000万円くらい、2021年12月は3700万円で運用していたので、平均投資額で計算すると、もう少し利回りは高くなると思います。

 仮に全株売却した場合の1年間の利益は、去年の同時期と比べて約1,054万円(減少率約65.27%)も減少しました。これは、とても悪い成績だと思います。

 含み損下位5銘柄評価損益率下位5銘柄を改めて眺めてみると、本当にひどい含み損だと思います。ここまでひどいと、もうどうでもよくなってくる感じでしょうか。例えば雨の日に傘をさして歩いている場合、なるべく濡れないように気をつけますが、どしゃぶりの雨で足元がびしょびしょになってしまうと、もうどうでもよくなってきますが、そういう状況に似ていると思いました。

 しかしながら、これほどまでにひどい含み損を抱えながらも、「かろうじて、投資をやっている意味がある範囲」の年利回りは確保できているので、僕のポートフォリオも少しずつ、力強く、打たれ強いものに育ってきているのだと思うことにしました。

 今、できることは、現状に一喜一憂することなく、コツコツと利益を積み上げていくことだと考えています。2025年2月末時点での投資金額は5000万円ですが、振り返ってみれば、4年9ヶ月で、売却益と配当で、税引前、約3,366万円(税引後2,693万円)の利益を確定することができました。「ちりも積もれば山となる」といったところでしょうか。株式投資といえば、大化け株とかテンバガーといったことに目が行きがちだと思います。もちろん、それはそれでよいと思うのですが、それと同時に地道な商売のような考え方も必要だと思います。

 僕は、「含み損」について、いろいろ考えているのですが、いろいろなタイプの「含み損」があると思います。おおまかに、「利益確定の少ない含み損」「利益確定の多い含み損」の二つのタイプの「含み損」があると思います。

 例えば、・投資額1000万円、利益確定無し、含み損250万円の場合、長期保有でやっと含み損が解消したとしてプラスマイナスゼロという非常に効率の悪い投資になってしまいます。

 次に・投資額1000万円、利益確定500万円再投資、含み損250万円の場合、含み損が解消した時点で50%のリターンが得られる投資になります。

 単純化して考えてみましたが、僕の「含み損」は後者なので、パフォーマンスが向上することを信じて、日々、歩んでいきたいと思います。

 

*1年前と比較した利益の増減、そして日経平均、TOPIXとの比較

 僕のポートフォリオについて、1年前と比較した利益の増減が、どのようになっているのか、毎月チェックしています。また日経平均やTOPIXのパフォーマンスと比較しています。

 当たり前のことかもしれませんが、日経平均やTOPIX等、株価指数が上昇基調の時は、乗り遅れないようにすることが大切だと思います。また、そこで得た利益は、下落基調の時に、耐え忍ぶための大切な蓄えになると思います。

 株価指数の動きは、投資環境を判断する上で重要な意味を持っていると思います。

 例えば日経平均が1年間で3万円から4万円に上昇した場合、利益を得やすい投資環境だったと言えると思います。また、1年間で4万円から4万円でほとんど変動がなかった場合は、大きな損失がない代わりに、大きな利益を得ることも難しい投資環境だったと言えるかもしれません。但し、1年前の株価と比較するだけでは不十分だと思います。例えば、1年間で4万円から4万円でほとんど変動がなかった場合でも、月によって大きく上昇したり、下落していた場合は、難しい投資環境ではあったものの、大きく利益を得ることが出来た可能性もあったということになると思います。

 そこで、日経平均やTOPIXについて、1年前との比較、そして毎月末の株価のプラスの合計と、マイナスの合計についても検討することにしています。

 

日経平均について2024年2月末から2025年2月末までの動きは下記の通りです。

2024年2月末 39,166円 2025年2月末  37,155円 -5.13%

毎月末株価のプラスの合計 5,229円 毎月末株価のマイナスの合計 7,240円

 

TOPIXについて2024年2月末から2025年2月末までの動きは下記の通りです。

2024年2月末 2,675pt 2025年2月末  2,682pt +0.26%

毎月末株価のプラスの合計 317pt 毎月末株価のマイナスの合計 310pt

 

僕のポートフォリオの利益の増減は下記の通りです。

 2024年2月末 約+20,187,986円(売却益+配当+含み益-含み損)[税引前]

 2025年2月末 約+12,050,710円(売却益+配当+含み益-含み損)[税引前]

 減少額 約8,137,276円(約40.31%の減少)

*日経平均やTOPIXと自分のポートフォリオのパフォーマンスを比較する場合、売却益、配当、含み益、含み損を税引前に揃えた指標で考慮した方が適切なような気がするので税引前の概算値を用いています。単純に税引き前の金額で計算していますので、還付しきれない税金については考慮していません。

 

2024年2月末   +18,872,414円(売却益+配当)[税引後]

2025年2月末   +26,935,851円(売却益+配当)[税引後]

増加額 8,063,437円(42.73%の増加)

 

1.投資額の平均値48,083,333円に対する、利益の年利回り(2024年2月末から2025年2月末まで) 

  約-16.92% 約-8,137,276円(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額[税引前] 

 *還付しきれない税金については考慮していません。

 

2.投資額の平均値48,083,333円に対する、利益の年利回り(2024年2月末から2025年2月末まで)   

    16.77%      +8,063,437円(売却益+配当)の1年間の増加額[税引後]

約20.96% 約+10,079,296円(売却益+配当)の1年間の増加額[税引前]

 

3.保有株取得額の平均値63,771,069円に対する、利益の年利回り(2024年2月末から2025年2月末まで)

約-12.76%  約 -8,137,276円(売却益+配当+含み益-含み損)の1年間の増加額[税引前]

*還付しきれない税金については考慮していません。

 

 株式投資の効率を判断するには、利回りは重要な指標のひとつだと思います。また良好な成績を上げているかどうかについては、日本株投資の場合は日経平均やTOPIXと比較するとよいと思います。例えば日経平均が10%の上昇で、自分の成績が20%の上昇だった場合は、良好な成績と言えると思いますが、日経平均が30%の上昇で、自分の成績が20%の上昇だった場合は、さほど良好な成績ではないということになると思います。

 僕は3つの利回りの指標を総合的に判断しています。「投資額」や「保有株取得額」については、毎月末の金額の平均値を用いています。

 日経平均やTOPIXとの比較には、主に「3」の指標を用いることにしています。補助的に「1」の指標も考慮しています。

 僕のポートフォリオの利回りは約-12.76%と大変悪い成績になっています。日経平均の-5.13%TOPIXの0.26%は、先月末の日経平均9.06%やTOPIX9.29%から大きくパフォーマンスが低下していますが、それにしても全く到達していません。ただ、よいほうに解釈してみると、成績の差は縮小傾向です。日経平均との差は先月末が12.8%、今月末が7.63%です。過度の懸念は不要と考えることにしました。TOPIXとの差は先月末が13.03%、今月末が13.02%で、さほど縮小していません。株式市場の変化への対応が必要だと思いました。尚、上昇率と利回りを比較する場合、配当金の影響を考慮する必要があるので、実際は上昇率+2%程度で比較するとよいのかもしれませんが、面倒なので単純に比較しています。尚、僕は半導体関連株を多く保有しており成績が悪い要因のひとつになっていますが、僕のポートフォリオの年間利回り約-12.76%は、日経半導体株指数(年間上昇率-21.38%)をアウトパフォームすることができました。

 含み損益を考慮しない、実現損益の「2」の指標では、日経平均やTOPIXを、かなりアウトパフォームしています。含み損の大きさが、やはり問題だと思います。これについては、含み損を減らすことと、売却益や配当を増やすことの、両方の面からの検討が必要だと考えています。尚、この指標については、日経平均やTOPIXを10%ほど上回る数値を目標にしています。今月は目標達成といったところでしょうか。

 日経平均やTOPIXは、年間を通してみると、安定したパフォーマンスを示していると思っていたのですが、最近パフォーマンスが悪化傾向です。日本株投資については「日経平均」や「TOPIX」の特徴を理解し、自分のポートフォリオの組み方や運用方法に生かしていくことが必要だと思います。

 よく言われていることですが、個別株投資で株価指数を長期的にアウトパフォームすることは、難しいことなのかもしれません。株価指数のインデックスファンドへの投資は、合理的な投資なのかもしれません。しかしながら、僕は趣味と実益を兼ねて株式投資をおこなっていますので、日経平均やTOPIXをアウトパフォームすることを目標に個別株投資で頑張りたいと思います。

 

*僕の日本株ポートフォリオと、日経平均、日経半導体株指数、日経平均高配当株50指数との銘柄の比較

 日経平均、日経半導体株指数、日経平均高配当株50指数、と僕の日本株ポートフォリオの毎月末の銘柄を比較しています。日経平均をアウトパフォームするための手掛かりのひとつにしたいと考えています。

日経平均については、で示した銘柄が僕も所有している銘柄、で示している銘柄は僕が所有していて、日経平均採用銘柄ではない銘柄です。日経半導体株指数日経平均高配当株50指数については僕も所有している銘柄についてで示しました。

 日経半導体株指数(年間上昇率-21.38%)のパフォーマンスが大変悪いです。日経平均(年間上昇率-5.13%)日経平均高配当株50指数(年間上昇率3.78%)も先月末からパフォーマンスがかなり低下しています。日経平均高配当株50指数は、日本株市場が下落基調の中で比較的よく耐えていると思います。「困ったときの高配当株」と言ったところでしょうか。僕の日本株ポートフォリオは、半導体関連株の含み損の大きさが、成績が悪い要因のひとつになっていますが、今月は株価指数との差が少し縮まってきました。半導体関連は冴えない動きが続いていますが、半導体は産業のコメですので、そのうち回復すると思います。半導体関連株は値動きが荒いので、売るタイミングと買うタイミングが重要なのだと思います。ハワード・マークス氏によれば、株価が適正水準にあることは少なく、高過ぎと安過ぎの間を振り子のように行ったり来たりしているということだったと思いますが、現在の半導体関連株については、売られすぎの状況かもしれません。どう考えても半導体は産業のコメだと思います。産業のコメである半導体産業について、日本企業の立ち位置は、重要な脇役といったところでしょうか。この地位に変化が生じていないかどうかは絶えず注視が必要だと思います。また、できることなら、かつてのように半導体産業の主役に返り咲いてほしいと思います。

 

・日経平均(年間上昇率-5.13%)

【医薬品】
協和キリン 
武田薬品
アステラス 
住友ファーマ
塩野義
中外薬 
エーザイ
第一三共 
大塚HD

サワイグループ

ネクセラファーマ

【電気機器】
ミネベア
日立
三菱電 
富士電機
安川電
ソシオネクス
ニデック
オムロン 
GSユアサ
NEC
富士通
ルネサス
エプソン
パナソニックHD
シャープ
ソニーG
TDK
アルプスアル 
横河電
アドテスト
キーエンス
デンソー
レーザーテック
カシオ
ファナック
京セラ 
太陽誘電 
村田製 
スクリン 
キヤノン
リコー
東京エレクトロン

イビデン

ローム

浜松ホトニクス

三井ハイテック

【自動車】
日産自
いすゞ
トヨタ
日野自
三菱自
マツダ 
ホンダ
スズキ
SUBARU
ヤマハ発

【精密機器】
テルモ
コニカミノルタ
ディスコ
ニコン
オリンパス
HOYA
シチズン

【通信】
NTT
KDDI
ソフトバンク
NTTデータ
ソフトバンクグループ

 

ANYCOLOR

【銀行】
しずおかFG
コンコルディア
あおぞら銀 
三菱UFJ
りそなHD
三井住友トラ
千葉銀
ふくおかFG
みずほFG

【その他金融】

クレセゾン
オリックス 
日本取引所

【証券】
大和証券
野村ホールディングス

【保険】
SOMPO
MS&AD
第一生命HD
東京海上
T&D

かんぽ生命
【水産】
ニッスイ

【食品】
日清粉G
明治HD
日ハム
サッポロHD
アサヒグループホールディングス
キリンHD
味の素
JT

【小売業】
Jフロント
ZOZO
三越伊勢丹
セブン&アイ
良品計画
高島屋
丸井G
イオン
ニトリHD
ファストリ

ワークマン

【サービス】
エムスリー
ディーエヌエー
ネクソン
野村総研
電通グループ
メルカリ
OLC
ラインヤフー
トレントレンドマイクロ
サイバー
楽天グループ
リクルート
日本郵政
任天堂
東宝
セコム
コナミG

インターネットイニシアティブ

さくらインターネット

ABEJA

ビジョナル

カバー

【鉱業】
INPEX

【繊維】
帝人
東レ

【パルプ・紙】
王子HD

【化学】
クラレ
旭化成
住友化
日産化
東ソー
トクヤマ
デンカ
信越化
三井化学
三菱ケミG
UBE
花王

富士フイルム
資生堂
日東電

積水化学

伊勢化学
【石油】
出光興産
ENEOS

【ゴム】
横浜ゴム
ブリヂストン

【窯業】
AGC
日電硝
太平洋セメント
東海カーボン
TOTO
日本碍子

【鉄鋼】
日本製鉄
神戸鋼
JFE

【非鉄・金属】
SUMCO
三井金
三菱マ
住友鉱
DOWA
古河電
住友電
フジクラ

大阪チタニウム

【商社】
双日
伊藤忠
丸紅
豊田通商
三井物
住友商
三菱商

岩谷産業

サンリオ

【建設】
コムシスHD
大成建
大林組
清水建
長谷工
鹿島建設
大和ハウス工業
積水ハウス
日揮HD

ウエストHD

住友林業

ライト工業

【機械】
日製鋼
オークマ
アマダ
SMC
コマツ
住友重
日立建機
クボタ
荏原
ダイキン
日精工
NTN
ジェイテクト
カナデビア
三菱重
IHI

【造船】
川崎重工業

【その他製造】
バンナムHD
TOPPAN
大日本印刷
ヤマハ

【不動産】
東急不HD
三井不動産
三菱地所
東京建物
住友不動産

【鉄道・バス】
東武鉄道
東急
小田急電鉄
京王電鉄
京成電鉄
JR東日本
JR西日本
JR東海

【陸運】
ヤマトHD
NIPPON EXPRESS

【海運】
日本郵船
商船三井
川崎汽船

【空運】
JAL
ANAHD

【倉庫】
三菱倉庫

【電力】
東電HD
中部電
関西電

【ガス】
東ガス
大ガス

 

・日経半導体株指数(年間上昇率-21.38%)

【化学】

日産化
トクヤマ
信越化
東応化
住友ベ
日化薬
ADEKA
太陽HD
デクセリ

【非鉄・金属】
SUMCO
【機械】
TOWA
ローツェ
【電気機器】

コクサイエレ
ソシオネクス
サンケン
ルネサス
アルバック
ソニーG
アドテスト
フェローテク
レーザーテック
ローム
スクリン
東京エレクトロン
【精密機器】
ディスコ
東京精密
HOYA
【商社】
東京エレクトロンデバイス
マクニカHD
加賀電子

 

・日経平均高配当株50指数(年間上昇率3.78%)

【鉱業】
INPEX
【建設】
大林組
長谷工
積水ハウス
【食品】
JT
【化学】
東ソー
デンカ
三井化学
三菱ケミG
UBE
【医薬品】
武田薬品工業
アステラス製薬
【石油】
出光興産
【ゴム】
ブリヂストン
【窯業】
AGC
日電硝
【鉄鋼】
日本製鉄
神戸鋼
JFE
【非鉄・金属】
三井金属鉱業
【機械】
アマダ
日立建機
日本精工
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*僕の日本株ポートフォリオと日経平均及びTOPIXとのパフォーマンスの比較

 大和証券のダイワダイレクトでは保有株のパフォーマンスと株価指標との比較のグラフが示される分析ツールがあります。視覚的には分かりやすいのですが、正確な数値が示されているわけではないので目分量で約何%としています。日経平均とTOPIXのパフォーマンスは過去のデータから正確な数値が分かるのですが、グラフの数値とはズレがあるので、グラフを見ながら約何%という従来の表示に戻しました。

  • 保有株の3年間のパフォーマンス 約139.0%
  • 日経平均 約140.0% TOPIX 約143.0% 
  • 保有株の1年間のパフォーマンス 約89.2%
  • 日経平均 約92.7%   TOPIX 約99.2% 
  • 保有株の6ヶ月間のパフォーマンス 約94.3%
  • 日経平均 約96.5%    TOPIX 約98.6%
  • 保有株の3ヶ月間のパフォーマンス 約97.8%
  • 日経平均 約97.5% TOPIX 約100.2% 

 パフォーマンスの比較は参考にはなると思いますが、実際には、例えば僕のポートフォリオの3年間のパフォーマンスの場合、同じ銘柄構成で3年間保有し続けているわけではないので、実際の運用成績とは異なります。

 

*2025年2月の振り返り
 僕の日本株ポートフォリオの含み益-含み損はマイナス21,619,103円です。先月末から約420万円も悪化してしまいました。2月28日は日経平均が1,100円ほども下落したので仕方ないといえるかもしれませんが、3月に入ってからも含み損は2,000~2,200万円で推移しています。新しい相場に入ったのかもしれません。
 配当を含む利益確定分先月末から税引き後で759,664円(配当0円、利益確定759,664円)増えて、26,935,851円(税引き後)になりました。税引き前では95万円弱増えたことになりますが、日経平均が6.11%の下落、TOPIXが3.80%の下落という市場環境の中では比較的うまく対応できたと思います。

 僕は、日頃から、コツコツと利益確定を積み上げていますが、含み損の大波が、執拗にじわじわと押し寄せているような状況です。現在のところ、ある程度余裕を持って含み損の大波から逃げることができているとは思いますが、含み損は本当にしつこいです。

 含み損への対処方法の考え方のひとつに、コツコツと積み上げた利益の再投資等で運用額を大きくしていくことが上げられると思います。単純化して考えた場合、僕のポートフォリオの含み損下位5銘柄は、ポートフォリオ全体に対して悪影響を及ぼしていますが、運用額7,700万円に対して、取得金額2,000万円分の銘柄で1,000万円の含み損が生じている状況です。パーセントに置き換えてみると、運用額7,700万円に対して、26.0%の銘柄が13.0%の悪影響を及ぼしている状況です。運用額が1億5千万円にまで増えた場合は13.3%の銘柄が6.7%の悪影響を及ぼしている状況になり、悪影響が、かなり軽減されることになります。いつのことになるのか、ならないのかは分かりませんが、長い長い階段を一段一段上って行きたいと思います。

 保有銘柄数は95銘柄です。買付余力は4,898,788円です。先行き不透明な状況では、もう少し買付余力を増やしたいところです。

 90銘柄くらい保有していると、ある程度効果的にリスク分散が行えるような気がします。こっちが下がれば、あっちが上がるといった具合です。

 「株を当て続ける」というのは無理なので、当たる確率を高める工夫が重要になってくると思います。

 

  • 評価金額上位5銘柄(損益率 -37.79%)
  • ディスコ 3,757,000円 評価損益率 -44.22% 取得額 6,736,300円
  • 伊勢化学 2,331,000円 評価損益率 -7.46% 取得額 2,519,057円
  • 東京エレクトロン 2,212,500円 評価損益率  -42.75% 取得額 3,865,000円
  • ダイキン 1,570,000円 評価損益率  -44.96% 取得額 2,852,942円
  • ニトリHD 1,551,500円 評価損益率 -35.03% 取得額 2,388,116円

 

  • 評価金額下位5銘柄(損益率 -64.60%)
  • ネクセラファーマ 84,800円 評価損益率 -71.54% 取得額 297,979円
  • ウエストHD 157,800円 評価損益率 -76.60% 取得金額 674,550円
  • 大阪チタニウム 171,600円 評価損益率 -59.46% 取得金額 423,300円
  • 関西電力 173,250円 評価損益率 -39.87% 取得額 288,150円
  • エムスリー 176,200円 評価損益率 -62.77% 取得額 473,300円

 

  • 含み益上位5銘柄(損益率 +0.89% 取得額合計 772,883円 )
  • ディー・エヌ・エー +3,898円 評価額 398,500円 評価損益率 +0.98%
  • INPEX +3,019円 評価額 381,300円 評価損益率 +0.79%

        *今月の含み益は2銘柄のみです。

 

*国債の格付けとCDS

 最近では、投資環境が以前にも増して不透明な状況になってきていると思います。国の信用度についても、いろいろなことが言われていますが、的確な指摘と思えるものもあれば、そうではないと思えるものもあります。そこで、「国債の格付け」「国債のCDS」を定期的にチェックすることにしました。僕は、どちらかと言えば「国債の格付け」よりも「国債のCDS」の方が、信頼性が高いと思います。「国債のCDS」は、国の破綻に備えた保険のようなもので、一定の保険料を支払うしくみです。保証料が低いほど、国の信用度が高いと判断できるようです。「国債の格付け」については、証券会社のレーティングのようなものでしょうか。

国債格付け

1位の主な国は、ドイツ、オランダ、スイス、シンガポール等

アメリカは12位、韓国16位、イギリス18位、フランス21位、中国24位、日本25位、スペイン33位、イタリア38位、メキシコ39位、インド41位、ブラジル44位

lets-gold.net

国債CDS(5年)

・1位 スイス 0.06% ・2位 オーストラリア 0.10% ・3位 ドイツ 0.12% ・4位 日本 0.17% ・6位 韓国 0.29% ・8位 アメリカ 0.34% ・10位 中国 0.48% 13位 インド 0.84%

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「現在値」の単位は「bps」です。1bps=0.01%です。