7月12日(水)は、【上野耕平 クラシック・サクソフォン・コンサート by ピクテジャパン】へ行ってきました。
ピクテジャパンの無料投資セミナーの予定をチェックしていたら、下記の無料コンサートの情報があり、抽選に申し込んでいたのですが、当選したので妻と一緒に行ってきました。
サントリーホールは初めてです。ホールは8割ほど埋まっていたと思います。おそらく申し込んだ人はほとんど当選でしょうか。座席は選べません。僕たちは2階席の一番前のほうでした。推測になりますが、1階席は投資信託を購入している人たちでしょうか。
午後7時~午後9時まで、2時間のコンサートでした。
サクソフォン 上野耕平氏 ピアノ 山中惇史氏 のシンプルなコンサートでした。
僕は生演奏に接する機会があまりないので、生演奏の豊かな音に感動しました。
第一部は誰でも聴いたことがあるような名曲、第二部は現代のクラシックという構成でした。僕は音楽に詳しくはないので「G線上のアリア」とか「家路」などが楽しく鑑賞することができました。誰でも聴いたことがあるような名曲は分かりやすい曲ということでしょうか。楽器を通して、感情とか景色といったものが表現されていると思いました。第二部の現代のクラシックは、技巧的な部分が重視された音楽のような気がしましたが、素人の感想なので的外れかもしれません。
会場のサントリーホールは"世界一美しい響き"をコンセプトに誕生したホールだそうです。
確かに素晴らしいホールだと思います。ホールも楽器の一部のような気がしました。かき消されるような繊細な音がよく聴こえました。逆に言えば観客席の雑音もよく聞こえます。咳払いは当然のこと、紙をめくる音も意外と響きますし、誰かが落とした硬貨の音もよく聞こえました。隣の席の人は空腹だったのかお腹のなる音もよく聞こえました。
僕はオーディオを趣味にしているので、オーディオ装置の音と生演奏の音の違いについてもよく聴いてみました。
ボーズの創業者、ボーズ博士は生演奏の音響特性を分析していて、生演奏は直接音が約10%、間接音が約90%であることを発見し、「901スピーカー」を開発したといわれていますが、確かに生演奏は直接音より間接音が多いと思います。アンプやスピーカーを使った生演奏でもいえることだと思いますが、間接音の多さが生演奏ならではの緊張感を生み出す要素のひとつだと思います。
少し話がそれますが、オーディオ装置が目標とする音は大きく三種類あると思いました。
- アンプやスピーカーといったPA装置を使用しない楽器のみの生演奏
これは究極の音でしょうか。身近なところではスピーカーを使用していないお囃子もこれに該当すると思います。
- 高品質なPA装置を使用した生演奏
多くの生演奏はこの方式になると思いますが、よく調整された高品質なシステムでは迫力のある音が楽しめると思います。
- レコーディングスタジオのスピーカーで再生される音
僕はレコーディングについて詳しくはありませんが、日頃、親しんでいる音源の多くはライブ演奏とは異なるものだと思います。楽器ごとに録音したものを一つにまとめて仕上げたもので、いろいろなエフェクトもかけられていますので、エンジニアの個性が発揮された、音の作品といったところでしょうか。そのような音源の再生について、究極の音は、"レコーディングスタジオのモニタースピーカーで再生される音"ということになると思います。レコーディングスタジオで使われているアンプやスピーカーについて調べてみると面白いかもしれません。
今回は、楽しい時間を過ごすことができました。
僕は、ピクテジャパンに1円も払っていませんが、充実した無料コンサートや、有益な情報が得られる無料投資セミナーに参加することができ、少し申し訳ないような気持ちになりました。