グーグルの検索候補で「JPOP 音質 悪い」というようなのが出てきますので、JPOPの音源は音質が悪いと思っている人が多くいるということでしょうか。
僕もJPOPは音源によっては、耳障りというか荒れた感じの音が気になることがあったのですが、ソニーHAP-Z1ESプレーヤー、TA-A1ESアンプ、SS-NA5ESpeスピーカーのシステムでは、あまり気にならなくなってきました。時々、多少気になることがある程度でしょうか。
また、グーグルの検索候補で「CD 音質 悪い」というようなのも出てきます。僕もCDの音は必ずしも十分に満足という感じではなかったような気がしますが、これも気にならなくなってきました。おそらくHAP-Z1ESプレーヤーによるところが大きいのでしょうか。「DSDリマスタリングエンジン」や「DSEE」の効果でしょうか。これらの機能はON/OFFが可能です。やはりONのほうが音に広がりがあり自然な音のような気がします。ちょっと聴き比べただけでは、プラシーボ効果もあるかもしれませんが、日常的に聴いていて、「耳障りな音」や「厚みのない薄い音」が気にならない感覚は正しいと思います。
スピーカーで音楽を楽しむ時、音質が気になる場合は、一般的にはトーンコントロールが有効だと思います。高域を少し抑えると耳障りな感じが軽減されますし、低域を少し持ち上げると音の厚みが出てきます。
僕のシステムは、これ以上ない位シンプルなシステムで、トーンコントロールに頼ることが出来ないのでセッティングを工夫するしかなかったのですが、結果的にはトーンコントロールに頼ることなく、鮮度が高く、そして耳障りではない音が得られてよかったと思います。装置の潜在能力をうまく引き出すことが出来たのかもしれません。
僕は現在のシステムに満足していますが、必ずしも、シンプルなシステムがよいということではないと思います。ソースダイレクト等のシンプルな接続は理屈の上では理想的かもしれませんが、実際は面白みのない音になってしまう場合も多いと思います。
シンプルとは逆方向のアンプとしては1979年発売開始のマッキントッシュMA6200が印象深い音質だった記憶があります。接点だらけで複雑な機能をもったアンプなのですが、艶っぽくて豪華な感じの音だったと思います。今聴くと、どう思うかわかりませんが。昔のマッキントッシュのアンプは理屈だけではなく、例えば楽器職人が楽器を製作するように、試聴を繰り返しながらマッキントッシュ独自の音を作り上げていたような気がします。