1ヶ月以上前になりますが、6月18日(日)は、妻とポチ(15歳9ヶ月 トイプードル オス)と一緒に、埼玉県飯能市の【苔の群落】【ウノタワ】【廃村・白岩集落跡】を通るハイキングコースへ行ってきました。
クルマは20年24万キロ乗り続けているR53 BMWミニクーパーS JCWです。今回の走行距離は約220キロです。
ある日、家の片付けをしていたら「散歩の達人 首都圏 日帰りさんぽ(2020年4月)」という本が出てきました。本の表紙に「いつもの散歩に飽きたなら・・・・・・充実の30コース!」と書かれているのですが、確かにそういうコースが多いと思います。今回は【名郷からウノタワ】というコースへ行ってみることにしました。
結論から言うと「散歩の達人 首都圏 日帰りさんぽ(2020年4月)」で紹介されているコースは現在一部通行不可です。僕たちは気づかずに紹介されている通りのルートを通ってしまいました。
下記の「さんたつby散歩の達人」のウェブサイトでは一部変更されたルートが紹介されています。下記のコメントがあります。比較的気軽な印象を受けるのですが、実際は意外ときついコースになると思います。
ウノタワは火気・山中泊厳禁。急登、急坂、ガレ場があり、登山装備は必須。「名郷」バス停そばに公共トイレ、無料貸し出しの杖あり。2021年4月現在、山中経由の横倉林道は通行止め。白岩・鳥首峠経由で目指そう。歩行時間は往復約6時間。
その日の気分や天候等によって印象が変わってくるのかもしれませんが、今回のコースは思ったより大変だった割には、得られるものが少なかったという印象でした。季節によるのかもしれませんが、6月18日(日)の【苔の群落】や【ウノタワ】は歩いている時はそうでもないのですが、立ち止まると虫がたくさん寄ってくるので、ゆっくり眺めを味わったり、休憩したりできるような感じではありませんでした。虫よけスプレーがあったほうがよいかもしれません。
午前7時50分頃に自宅を出発して、午前9時半頃に目的地の「名郷有料駐車場」に到着しました。
スペースは10~15台くらいでしょうか。料金は1日700円です。
ここの駐車場は「大鳩園」というところが運営しています。もしここが満車の場合はキャンプ場方面に進んだところにある「大鳩園キャンプ場」に問い合わせてみるとよいと思います。キャンプ場方面に進むと、所々にたくさん駐車場があるのですが、登山者等も駐車できる場合があります。駐車料金は1日1000円くらいです。ただし利用時間の制限等があるかもしれないので、「名郷有料駐車場」が満車だった場合に備えて、事前に電話等で確認しておいたほうがよいかもしれません。
今回のハイキングコースのマップは下記になりますが、2023年6月時点では「横倉林道起点~ウノタワ入口」の区間は全面通行止めです。
飯能市の登山道の通行止め情報は下記の飯能市のサイトでご確認ください。現地の案内表示は分かりづらいです。
「大場戸橋」分岐には「通行止め」の看板がありますが、歩行者は通行止めではありません。下記のストリートビューをご参考になさってください。
「横倉林道起点」~「ウノタワ入口」の区間が全面通行止めです。
短い橋の場所に通行止めの看板があるのですが、ここからは全面通行止めです。ハイキングコースの案内板があるので登山者は通行していいのかと思ってしまいました。ストリートビューの画像が撮影された時点では通行可能だったようです。
「横倉林道起点」~「ウノタワ入口」の区間は、後で全面通行止めと分かったので画像は掲載しませんが結構荒れています。倒木、道路の陥没、土砂崩れ等です。
「横倉林道終点」から登山道です。「横倉林道起点」~「ウノタワ入口」の区間が全面通行止めなので、ここから登ることはないと思いますが、参考までに登山道入り口は下記になります。
「ウノタワ入口」~「ウノタワ」の区間は上っても下っても、わかりづらい散策路だと思います。途中、楽しい雰囲気の道標がありますが、この道標にふさわしい散策路ではありません。「横倉林道」が通行止めなので、「ウノタワ入口」~「ウノタワ」の区間も放置されているのでしょうか。一応、所々にピンクのリボンの目印がありますが、分かりづらいです。道なんて、あってもなくても山の斜面を登るだけだ、という気もするのですが、実際に歩いてみると、道があるようなないようなところを歩くのは意外と疲れます。この程度の斜面でも思ったより疲れるということは、バリエーションルートを歩く人はすごいなと思います。
しばらく歩くと「苔の群落」がありました。美しいといえば美しいのかもしれませんが、思ったほどではないと思いました。季節によるのかもしれませんが、立ち止まると、虫がいっぱい寄ってくるので、ゆっくり観賞できるような状況ではありませんでした。
さらにしばらく歩くと「ウノタワ」に到着しました。芝生広場のような場所です。特に秘境といった雰囲気ではないと思います。ここで昼食をとる予定だったのですが、ここも立ち止まると虫がいっぱい寄ってきて、休憩できるような状況ではないので、「鳥首峠」方面へ歩くことにしました。
「鳥首峠」方面への道は、普通の散策路というか登山道ですが、先ほどの、道なき道に比べると、大変歩きやすいと思いました。
ふと、思ったのですが、例えば、平ヶ岳のような奥深い山の湿原を見つけて、登山道を整備した先人たちの苦労は大変だったと思います。登山道を歩く時は、眺めがいいとか悪いとか、快適だとかきついとか、安全だとか危険だとか思いながら歩いているのですが、考えてみれば、一般登山道の多くは、先人が開拓して、山のエキスパートが定期的に点検整備している、やさしさにあふれた道なのかもしれません。
途中、見晴らしのいい場所があったので、昼食をとることのしました。この場所は、立ち止まっても、虫が、たくさん寄ってこないので快適でした。今回のコースは、このあたりが一番良かったです。
昼食を済ませて、再び歩き始めましたが、結構、急な下りでした。上りは大変かもしれません。やがて「鳥首峠」に到着しました。ここは道が分かれています。
「白岩」方面への下りの道は意外と分かりにくいと思いました。しばらく歩くと「廃村・白岩集落跡」がありました。人が住んでいない古い家が何軒かありました。
更に少し歩くと「石灰岩 採掘工場の跡」がありました。更に進んでいくとアスファルトの道になり、やがて出発地点に到着しました。午後3時半くらいでした。少し休んで、現地を後にしたのは午後4時くらいだったと思います。自宅に到着したのは午後6時くらいでした。飯能周辺へのドライブは、一般道が比較的長いので、距離の割には時間がかかる印象です。
ポチは高齢なので、適度に歩かせて、後は抱っこやリュック型ドッグキャリーバッグの中でした。