有名な本なので読んでみました。
インデックスファンドの長期投資が一番いいという内容です。プロの様々な手法と比較してインデックスファンドが、いかにすぐれたものであるかということが述べられています。ただ、著者もインデックス投資だけでは退屈に感じる人がいるかもしれないということで個別株投資を否定しているわけではありませんが、インデックス投資はぜひ取り入れたほうがよいと述べています。ウォーレンバフェットもS&P500インデックス投資を推奨しているようですし、結局そういうものなのでしょうか。
過去から最近に至るまでのバブルの歴史についての記述を読んでいると、同じようなことが繰り返されるんだと思いました。
次の文章が印象的でした。「人間はうまくいった場合には、それを自分の能力の結果だと考える強い傾向がある。そしてうまくかなかった時には、めったに起こらない外的要因のせいにしたがるのだ。」
うまくいった場合は運がよかったと思うようにし、うまくいかなかった場合は原因を分析し次に活かす、というスタンスで投資に臨むとよいのでしょうか。
僕が利用しているダイワダイレクトは日経平均やTOPIXのパフォーマンスと自分の成績が比較できるようになっているのですが、月に1度くらいはS&P500とも比較してみようかなと思います。