僕は音楽に、それほど詳しいわけではないのですが、イギリスのプログレッシブロックバンド「クレシダ」の1971年発表作品「Asylum」は、特定の愛好家にとって有名な作品でしょうか。
特に当時のLPレコード、ヴァーティゴ(Vertigo) 6360 025 UK盤は貴重だと思います。僕は1990年代半ばに中古レコード店で、18,000円で購入しました。当時も珍しかったと思いますが、現在では、ほとんど出回っていないのではないでしょうか。少し名残惜しい感じはありましたが、最近、ヤフオクで5万円台後半で売却しました。僕は最近、少しづつ身の回りを、ある程度シンプルにしたいと思うようになってきました。
この作品はマーカスキーフのジャケットデザインが秀逸だと思います。好みにもよると思いますが、アフィニティ、クレシダ、スプリングあたりの作品はキーフの作品の中でもかなり優れたものではないでしょうか。優れたアナログレコードは美術品としての側面も併せ持っていると思います。
色々調べているうち、意外なことに気が付きました。「アメリカのクレシダ」と言われることがある「After All」(米 アテナ 6006)ですが、ジャケットデザインも含めてクレシダの影響を受けているのかもしれないと思っていたのですが、Asylumが1971年発表、After Allが1969年発表でした。僕の調べた情報が正しいとすると、本当に意外です。もし、クレシダがアフターオールの影響を受けていたとすると、クレシダは「イギリスのアフターオール」でしょうか。